元となった辞書の項目
oversize
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
単語: oversize
品詞: 形容詞 (一部、名詞的・副詞的用法も存在しますが、ここでは形容詞を中心に扱います)
活用形:
- 原形: oversize
- 比較級: more oversize (あまり一般的ではありません)
- 最上級: most oversize (あまり一般的ではありません)
- 派生形: 「oversized」という形容詞形がよく使われます。
英語の意味: excessively large; bigger than standard size.
日本語の意味: 通常より大きい、規格外の大きさの。
こうした場面で使われる・こうしたニュアンスの単語です:
ファッションや荷物・製品などが「通常の標準サイズを上回るほど大きい」という時に使われます。とくに「oversize T-shirt」のように、意図的に大きめの服を指す場合によく使われます。
CEFRレベル目安: B1 (中級)
- B1: 日常的な話題や簡単な抽象的話題を扱うレベル。ファッションや製品紹介など身近なテーマで出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: size (大きさ)
- 接頭語: over- (「過度に」「~を超えて」という意味)
oversize は「決められたサイズを超えた大きさ」というニュアンスを持ちます。
関連語や派生語
- oversized (adj.): より一般的に使われる形容詞形。「サイズが大きい」「ゆったりとした」と表現するときに用いられます。
- underscore, overestimate, overdo など「over-」を用いた他の英単語も参照すると、over- の「超える」というイメージを理解できるでしょう。
コロケーションや関連フレーズ(例)10個
- oversize luggage(大型の荷物)
- oversize clothes(オーバーサイズの服)
- an oversize suitcase(大きめのスーツケース)
- oversized T-shirt(大きめのTシャツ)
- an oversize package(規格外の大きさの小包)
- oversize fees(サイズ超過料金)
- oversize dimensions(規格外サイズ)
- oversize envelope(規格外封筒)
- oversize sweater(ダボっとしたセーター)
- oversize load(大型荷物、重量超過貨物を運ぶ場合の用語)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「over- (超過)」 + 「size (大きさ)」。
- 歴史的な使われ方: 20世紀以降、ファッション業界で「通常のサイズよりもゆったりした」という意味合いで使われるようになりました。
- ニュアンス: 「わざと大きい」感や「規格外である」感を強調します。たとえば、荷物が大きすぎる場合や洋服をゆったりした印象にしたい場合などで使われます。
使用時の注意点:
- 服や荷物に対してポジティブに使うか、ネガティブに「大きすぎる」意味で使うかは文脈により変わります。
- 日常会話でも文章表現でも使いやすい単語ですが、ファッションなどカジュアルな場面でよく目にします。
4. 文法的な特徴と構文
形容詞としての使い方
- 直接名詞を修飾し、「over + size」の状態を示す。
- 「This is an oversize T-shirt.(これはオーバーサイズのTシャツです)」のように名詞の前、または補語位置(SVC構文など)で使います。
可算名詞・不可算名詞:
- 形容詞のため可算・不可算の区別はありませんが、修飾対象となる名詞が可算・不可算のいずれかに応じて使われます。
イディオム: 明確なイディオムは少ないですが、次のような表現で使われることがあります。
- “oversize charges”: 航空便や宅配便で規定より大きい箱や荷物に対する追加料金を意味します。
フォーマル/カジュアル:
- ビジネス文書や商品説明などフォーマルな状況から、日常会話やカジュアルシーンでも使えます。
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
- “I love wearing oversize sweaters in the winter.”
「冬はオーバーサイズのセーターを着るのが大好きなんだ。」 - “Is that bag oversize for carry-on luggage?”
「そのバッグは機内持ち込みとしては大きすぎるのかな?」 - “This oversize coat keeps me really warm.”
「この大きめのコートはとても暖かいわ。」
ビジネスシーン (3例)
- “We need to add an extra fee for any oversize parcels.”
「規格外サイズの小包には追加料金が必要です。」 - “The oversize shipment will require special transportation.”
「大きすぎる荷物は特別な輸送手段が必要となるでしょう。」 - “Make sure to label any oversize materials properly.”
「規格外サイズの資材には、必ず正確にラベルを貼ってください。」
学術的・専門的文脈 (3例)
- “Oversize packaging causes increased shipping costs and environmental concerns.”
「規格外サイズの梱包は、輸送コストと環境への負担を増大させる。」 - “Certain oversize specimens must be stored outside the standard archival boxes.”
「特定の大型標本は、標準的な保管箱の外に保管する必要がある。」 - “The study examined the effect of oversize tires on fuel efficiency.”
「その研究は、オーバーサイズのタイヤが燃費に与える影響を調べた。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “large” (大きい)
- 一般的に「大きい」という意味。oversize は「標準を超えて」というニュアンスが強い。
- 一般的に「大きい」という意味。oversize は「標準を超えて」というニュアンスが強い。
- “bulky” (かさばる)
- 重量感や幅があり、取り回しが悪いといったニュアンス。
- 重量感や幅があり、取り回しが悪いといったニュアンス。
- “roomy” (ゆったりした)
- 服やスペースが「余裕がある」というポジティブな響き。
反意語
- “undersize / undersized” (小さめの、基準以下の大きさ)
- 同じ over- / under- の対比構造で、「基準より小さい」という意味。
- 同じ over- / under- の対比構造で、「基準より小さい」という意味。
- “fitted” (体にぴったりした)
- とくに服装について、サイズがちょうどよい、あるいはピッタリ合っているという意味。oversize の対極的イメージ。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号:
- 米: /ˈoʊvərsaɪz/
- 英: /ˈəʊvəsaɪz/
アクセント: “o” の部分に強勢がきます (O-ver-size)。
アメリカ英語とイギリス英語:
- アメリカ英語: [オウ] バーサイズ /ˈoʊvərsaɪz/
- イギリス英語: [オウ] ヴァサイズ /ˈəʊvəsaɪz/
よくある発音の間違い:
- 「オーヴァーサイス」と伸ばしすぎたり、アクセントがずれることがあります。最初の “o” を強めに発音して “over-size” と言うとよいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “oversize” と “oversized” を混同しがちですが、どちらも形容詞として使われることが多いです。
- 同音異義語: とくに同音異義語はありませんが、”overseas” (海外) と見た目が似ているため混同に注意。
- 試験対策:
- TOEICなどで手荷物や輸送に関して “oversize baggage” “oversize fee”の表現が出てくる場合があります。
- 英検で「大きすぎる荷物/服」などを描写する文章問題に出る可能性があります。
- TOEICなどで手荷物や輸送に関して “oversize baggage” “oversize fee”の表現が出てくる場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「over-」から「超える」「上回る」のイメージを作り、size と組み合わせると「規格以上の大きさ」と覚えやすいです。
- スーパーマーケットやファストファッション店で “oversize T-shirt” のタグを見かけたら、そのたびに「サイズが大きいんだ」と連想しましょう。
- “overclothes”=「外套」のように覚えがちですが、まったく別の単語なので注意。
- 単語の視覚イメージ: 文字通り “size” から “はみ出している”感じを想像すると覚えやすいでしょう。
以上が「oversize」の詳細解説です。標準を超えたサイズというイメージをしっかり頭に入れておくと、日常生活やビジネスの場面で役立ちます。
意味のイメージ
意味(1)
標準より大きい