最終更新日:2025/12/02

(コピーや翻訳でない)もとの,原文(原作・原型)の / 原物;原作 / 《the~》原文;原語 / 《軽べつして》奇人,変人

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

original

名詞

(コピーや翻訳でない)もとの,原文(原作・原型)の / 原物;原作 / 《the~》原文;原語 / 《軽べつして》奇人,変人

このボタンはなに?
このボタンはなに?
解説

以下では、名詞としての “original” を中心に、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: original

品詞: 名詞 (ただし形容詞としても使われます)

意味 (英語)

“Original” as a noun refers to the first version or the initial form of something, especially when compared to copies, reproductions, or variations.

意味 (日本語)

名詞の “original” は、「複製や改変されたものに対して、最初の形、原本、原作」といった意味を持つ単語です。例えば「この絵は原画です」「提出する書類の原本を確認してください」という場面で使われます。改変や複製が作られた際、それらと区別して「元のもの」を指します。

こういう場面で使う: 書類の原本や美術作品の原画を指すとき、映画や小説の“オリジナル(原作)”を言及するときなど。

活用形の例:


  • 単数形: the original

  • 複数形: the originals

他の品詞になった時の例


  • 形容詞: an original idea (独創的なアイディア)

  • 副詞(“originally”): It was originally published in 1990. (元々は1990年に出版された)

CEFRレベル


  • B2(中上級): 新聞・雑誌の英語記事や、日常でやや幅広い話題を扱うときに出てきやすいレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: origin (起源/源)

  • 接尾語: -al (形容詞や名詞を作ることが多い)

“original” は「origin (起源)」に「-al」という要素が付いて、「起源に関わるもの」→「本来のもの、元のもの」という意味を表します。

派生語や類縁語


  • origin (n.): 起源

  • originality (n.): 独創性

  • originally (adv.): もともとは

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. the original version

    (オリジナル版)

  2. keep the original

    (原本を保管する)

  3. read the original text

    (原文を読む)

  4. refer to the original

    (原本を参照する)

  5. compare with the original

    (原文〔原本〕と比較する)

  6. the original document

    (元の書類・原文書)

  7. in the original format

    (元の形式で)

  8. restore to the original condition

    (元の状態に修復する)

  9. appreciate the original

    (原作を鑑賞する)

  10. translate from the original

    (原文から翻訳する)


3. 語源とニュアンス

語源

“Original” はラテン語で「起源」を表す “orīgō”(起源・出所)が語源で、古フランス語 “original” を経由して英語に入ってきました。「始まり」「最初のもの」というニュアンスが強い言葉です。

ニュアンス・注意点


  • 「唯一無二」「はじめのもの」 という響きがあり、大切に扱われるイメージがあります。

  • 文章や会話ともに比較的フォーマルからカジュアルまで幅広く使われます。ただし「原本を示す」という意味合いが強いので、ビジネス文書でもよく登場します。

  • 芸術分野(音楽や絵画など)では「オリジナル」は独自作品として尊重されるニュアンスがあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞: “original” は可算名詞として扱われ、単数形・複数形があります。例: “Where is the original?” / “There are two originals in the archive.”

  • 前置詞:


    • “from the original”: 原本(原作)から

    • “in the original”: 原文のままで


  • 文書や作品の場面: フォーマルな文章で「原本」「オリジナル版」を特定するときに the original と定冠詞を伴うことが多いです。

イディオムや構文例


  • be true to the original: 原本・原作に忠実である


    • 例: “This translation is true to the original.”



5. 実例と例文

日常会話で使われる例文(3例)


  1. “Have you seen the original of this painting before it was copied?”

    (この絵のコピーを見たことはあるけど、そもそもの原画は見たことある?)


  2. “I prefer listening to the original rather than the remix.”

    (リミックスよりもオリジナルの方を聴くのが好き。)


  3. “The original is missing! Did anyone take it?”

    (原本が見当たらない! 誰か持ち出したのかな?)


ビジネスシーンで使われる例文(3例)


  1. “Please submit the original of the contract for our records.”

    (記録のため、契約書の原本を提出してください。)


  2. “We need to verify all details with the original invoice.”

    (すべての詳細を確認するために請求書の原本が必要です。)


  3. “Send us a scanned copy, but make sure to keep the original.”

    (スキャンしたコピーを送ってください。ただし必ず原本は保管しておいてください。)


学術的・専門的な文脈の例文(3例)


  1. “Researchers studied the original manuscript to understand the author’s handwriting.”

    (研究者たちは作者の筆跡を調べるために原稿の原本を研究した。)


  2. “The original documents are preserved in the university archives.”

    (原文書は大学のアーカイブに保管されている。)


  3. “Comparisons with the original dataset revealed inconsistencies in the published results.”

    (公開された結果に不一致があることが、元データセットとの比較で判明した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(synonyms)


  1. prototype (プロトタイプ)


    • 元の形、試作というニュアンスが強い


  2. source (源、出典)


    • 原情報や出典を強調するときに使われる


  3. master copy (マスター原本)


    • 複製を作るための元になったファイル、特に録音・印刷などで使われる


反意語(antonyms)


  1. copy (コピー)


    • 元から複製されたもの


  2. duplicate (複製)


    • オリジナルに対して正確に複写されたもの


  3. imitation (模造品)


    • 真似て作られたもの、オリジナルではないもの



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • イギリス英語: /əˈrɪdʒ.ɪ.nəl/

    • アメリカ英語: /əˈrɪdʒ.ən.əl/ または /oʊˈrɪdʒ.ɪ.nəl/ (地域による差あり)


  • アクセント: “o-RIG-i-nal” の “RIG” (第2音節) に強勢。


  • よくある間違い: oの部分を強く発音しすぎて「オゥ・リジナル」となるケース。自然な英語では /ə/ に近い音になります。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “orginal” のように “i” を抜かしてしまうミスが起きやすい。

  • 同音異義語との混同: “origin” (オリジン)と混同しがちですが、名詞 “original” とは意味が異なります。

  • TOEICや英検などの試験対策: ビジネス書類や契約書の文脈で出題される可能性が高い。特に「原本」を意味するときに出題されることがあるので注意。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Origin” + “-al” を思い浮かべると、「はじまりのもの」→「元のもの」を表すと覚えやすいです。

  • “original” は「【正体】+“のはじまり”=【元の持ち主】」をイメージすると記憶に残りやすいです。

  • スペリングで “-i-” “-i-” “-a-” と「i が2回出てくる」ことを意識するとつづりの間違いを防げます。


以上が、名詞としての “original” の詳細な解説です。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
original
意味(1)

原物;原作

意味(2)

《the~》原文;原語

意味(3)

《軽べつして》奇人,変人

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★