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glare
解説
1. 基本情報と概要
単語: glare
品詞: 名詞 (ただし、動詞としても使われることがあります)
英語での意味
- まぶしい強い光
- 怒りのこもった鋭い視線
日本語での意味
- とても強くてまぶしい光
- 怒っているようににらみつける視線
「まぶしくて直視しづらい明るい光」というニュアンスと、「相手をひどくにらみつける」という2種類の主要な意味があります。日常的には「突然の強い光に目がくらむ感じ」や「相手を睨む視線」を表現したいときに使います。
活用形(名詞の場合)
- 単数形: glare
- 複数形: glares
(※動詞としては “to glare” で「にらむ」という意味の動詞があります。)
他の品詞形
- 動詞: 「to glare」(にらむ、まぶしく輝く)
- 例: He glared at me. (彼は私をにらみつけた)
- 例: He glared at me. (彼は私をにらみつけた)
CEFRレベルの目安
- B2(中上級)
- 見慣れない人にとってはやや難しく感じられるかもしれませんが、新聞や雑誌などにも出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹: “glare”
- 接尾語: なし
「glare」は短い単語で、特定の接頭・接尾語を伴わないシンプルな構造です。
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10選
- blinding glare
- まぶしすぎる光
- まぶしすぎる光
- harsh glare
- 強くて不快なまぶしさ
- 強くて不快なまぶしさ
- sun’s glare
- 太陽のまぶしい光
- 太陽のまぶしい光
- reflect the glare
- まぶしい光を反射する
- まぶしい光を反射する
- the glare of headlights
- ヘッドライトのまぶしい光
- ヘッドライトのまぶしい光
- reduce glare
- まぶしさを抑える
- まぶしさを抑える
- glare shield
- まぶしさを防ぐシールド(遮光板)
- まぶしさを防ぐシールド(遮光板)
- glare-free lighting
- まぶしくない照明
- まぶしくない照明
- under the media glare
- メディアの注目(強い視線)のもとで
- メディアの注目(強い視線)のもとで
- a hostile glare
- 敵意むき出しのにらみ
3. 語源とニュアンス
語源
「glare」は古英語の “glæran” や “glǣr” にさかのぼると考えられており、「輝き」「光」を意味するゲルマン系の語から派生したとされています。古い時代から「まぶしい光」と「きつい視線」という二重の意味合いを持つようになりました。
ニュアンスや使用時の注意
- 光を表すときは「目がくらむほど強い光である」というニュアンスが強いです。
- 視線を表すときは「非難や怒りを伴った冷たい・鋭いにらみ」を意味します。
- 場面としては口語・文章どちらにも使われますが、「強くてまぶしい光」「鋭いにらみ」のように、ややドラマチックなニュアンスを伴います。
- フォーマルかカジュアルかという点では、どちらでも使えますが、強い感情や強烈な様子を伝える際に使われやすい単語です。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞・不可算名詞: 「まぶしい光」の意味では不可算的に扱われることがありますが、具体的な「強い光の束」を複数カウントするときなどは可算名詞として複数形 (glares) を用いることもあります。
- 使用シーン: 文章でも会話でも問題ありませんが、文脈としては「強い印象」を与えたいときに多用されます。
- 動詞としての “to glare”: 「睨む・強く光る」の他動詞または自動詞として使われる場合があります。
よくある構文
- “(Someone) gave (someone) a glare.”
- 「誰かが誰かをにらみつけた(にらみを向けた)。」
- 「誰かが誰かをにらみつけた(にらみを向けた)。」
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “Could you close the curtains? The glare from the window is blinding me.”
- 「カーテンを閉めてくれる? 窓から入る光がまぶしくてたまらないの。」
- 「カーテンを閉めてくれる? 窓から入る光がまぶしくてたまらないの。」
- “I tried to avoid his glare during the argument.”
- 「ケンカの最中、彼のにらみから目をそらすようにしたよ。」
- 「ケンカの最中、彼のにらみから目をそらすようにしたよ。」
- “The glare on my phone screen makes it hard to see outside.”
- 「外だと、スマホの画面のまぶしさでよく見えないよ。」
ビジネスシーンでの例文
- “We need to install blinds to reduce the glare in the conference room.”
- 「会議室のまぶしさを抑えるためにブラインドの設置が必要です。」
- 「会議室のまぶしさを抑えるためにブラインドの設置が必要です。」
- “In the glare of public scrutiny, the CEO remained calm.”
- 「世間の厳しい注目を浴びる中で、CEOは落ち着いたままでした。」
- 「世間の厳しい注目を浴びる中で、CEOは落ち着いたままでした。」
- “Adjusting the monitor angle can help minimize glare on the screen.”
- 「モニターの角度を調節すると画面のまぶしさを最小限にできます。」
学術的・フォーマルシーンでの例文
- “Excessive glare can lead to visual discomfort and reduced work efficiency.”
- 「過剰なまぶしさは視覚的な不快感と生産性の低下をもたらす可能性があります。」
- 「過剰なまぶしさは視覚的な不快感と生産性の低下をもたらす可能性があります。」
- “The study examines the impact of glare on driver reaction times.”
- 「本研究は運転手の反応時間におけるまぶしさの影響を調査しています。」
- 「本研究は運転手の反応時間におけるまぶしさの影響を調査しています。」
- “Filter coatings are often applied to lenses to reduce glare and improve clarity.”
- 「レンズにはよくコーティングが施され、まぶしさを低減し、視界を向上させます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- dazzling (まぶしい)
- 「目をくらますほどの光」として似ていますが、名詞ではなく形容詞として使われるのが一般的です。
- 「目をくらますほどの光」として似ていますが、名詞ではなく形容詞として使われるのが一般的です。
- blaze (強い光)
- 「炎や強い光」を表しますが、より「燃える勢いのある光」というニュアンスが強いです。
- 「炎や強い光」を表しますが、より「燃える勢いのある光」というニュアンスが強いです。
- glare (glow) と比較すると “glow” は「優しく光る・ほのかに光る」ニュアンスになり、「まぶしい」というよりも「柔らかな光」を表します。
- flash (閃光)
- 「一瞬の強い光」を意味し、「長く続くまぶしさ」とは異なるニュアンスです。
反意語 (Antonyms)
- dimness (薄暗さ / ほの暗さ)
- 「まぶしさ」とは逆に「暗さ」を表す単語です。
- 「まぶしさ」とは逆に「暗さ」を表す単語です。
- shadow (影)
- 光の強さを失う、暗い部分を意味します。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ɡleər/ (アメリカ英語・イギリス英語共通でほぼ同じ)
- アメリカ英語: [グレア]
- イギリス英語: [グレア](アメリカ英語との大きな違いはあまりありませんが、r の発音がやや弱い傾向があります。)
- アメリカ英語: [グレア]
強勢(アクセント)
- アクセントは最初の音節 “glare” 全体にあります(単音節語なので特に強調する部分はひとつです)。
よくある発音の間違い
- 「グラー」などと伸ばしすぎたり、”r”を発音し忘れたりしないように注意してください。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “glare” を “glar” や “glear” などと間違えないように気をつけましょう。
- “glaring” との混同: “glaring” は形容詞で「ぎらぎらした、目立つ」など。名詞としては “glare” が正解です。
- 同音異義語: とくに “glare” と同音異義語はありませんが、似た響きの単語として “glean” (拾い集める) があり、意味がまったく異なります。
- 資格試験での出題: TOEICや英検などでは、文脈で「にらみ」を表すのか「まぶしい光」を表すのか、文意を正しく読み取る問題に登場することがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「glare」は “glass” と語感が似ています。太陽の光がガラスで反射して”ぎらっ”(glare)とまぶしい……というイメージで覚えると良いでしょう。
- 視線の意味でも、ガラスのように鋭く、じっと睨む様子を思い浮かべると記憶に残りやすいです。
- スペルは “g-l-a-r-e” の5文字ですが、「目がチカチカして(まぶしくて) ‘あ( a )!’ と叫びたくなる」イメージで中間の “a” を忘れないようにすると良いでしょう。
以上が名詞 “glare” の詳細な解説になります。まぶしい光と鋭いにらみという2つの意味をしっかり区別して覚えておくと便利です。どちらの意味も「強烈さ」を表す単語なので、文脈からニュアンスを推測できるようになるのがポイントです。ぜひ参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
ぎらぎらする光,まぶしい光
意味(2)
にらみつけ
意味(3)
非常に目立つこと,けばけばしさ,どぎつさ