最終更新日:2025/10/23

やっかいな,めんどうな(troublesome)

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元となった辞書の項目

bothersome

形容詞

やっかいな,めんどうな(troublesome)

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: bothersome

品詞: 形容詞 (adjective)

CEFRレベル: B2(中上級)


※「bothersome」は日常会話にもよく使われますが、少し文語寄りの響きも持ちます。英語学習者としては、A2〜B1レベルでも理解していると便利ですが、感覚的にはB2相当というイメージです。


意味(英語): causing annoyance or trouble; causing bother.

意味(日本語): 「煩わしい」「厄介な」「面倒な」


「bothersome」は、人がイライラしたり手間だと思う時の感情・状態を表す言葉です。例えば騒音やしつこい勧誘など、嫌だなと感じる物事に対して「bothersome」という形容詞を使います。


活用形: 形容詞なので、基本的には比較級・最上級で “more bothersome” / “most bothersome” という形をとることができます。


例)“This noise is more bothersome than before.”(この騒音は前よりもさらに厄介だ。)


他の品詞形(動詞・名詞など)


  • 動詞: bother(悩ませる、気にする)


    • 例)“That noise bothers me.”(あの騒音は私を悩ませる)


  • 名詞: bother(面倒、厄介)


    • 例)“I don’t want to go through all that bother.”(あれこれ面倒なことはしたくない)



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: bother (“煩わせる”、“悩ませる”)

  • 接尾語: -some(形容詞化する際に使われ、「~な感じがする」というニュアンスを付与)

派生語や類縁語


  • bothersome(形容詞)

  • bothers(動詞三人称単数形)

  • bothering(動名詞・形容詞的用法)

  • bothered(過去形・過去分詞形、または形容詞的用法;「悩んでいる」)

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. a bothersome issue → 厄介な問題

  2. a bothersome noise → 煩わしい騒音

  3. a bothersome detail → 面倒な細部

  4. a bothersome requirement → 面倒な要件

  5. a bothersome task → 煩わしい作業

  6. slightly bothersome → ちょっと厄介な

  7. extremely bothersome → とても面倒な

  8. become bothersome → 厄介になってくる

  9. find ~ bothersome → 〜を面倒(厄介)だと思う

  10. deal with something bothersome → 煩わしい何かに対処する


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「bother」は原義として “不安にさせる” や “悩ませる” といった意味を持ち、18世紀ごろから一般的に使われ始めたと言われています。そこに形容詞化の接尾辞「-some」がついて「bothersome」となりました。

ニュアンス


  • 「annoying」よりも少しフォーマルまたは書き言葉寄りの印象がありますが、日常会話でも十分使えます。

  • 口語では「annoying」に置き換えられることが多いですが、「bothersome」は若干の“手間”や“わずらわしさ”が含意されることが多いです。

使用時の注意点


  • ネガティブな感情をダイレクトに示すため、公の場やビジネスで使う場合はニュアンスに注意が必要です。カジュアルなシーンでも使えますが、人を直接形容するとやや失礼になることもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「bothersome」は形容詞なので、名詞を修飾したり、補語として使ったりします。


    • 例)“This problem is bothersome.”(この問題は厄介だ)


  • 比較級・最上級は “more bothersome” / “most bothersome” となります。

  • フォーマル/カジュアル両方で使えますが、会話では「annoying」を使う方がやや口語的です。

よく見られる構文例


  1. “I find it bothersome to (動詞の原形).”


    • 例)“I find it bothersome to repeat myself.”(同じことを繰り返すのは面倒に感じます)


  2. “(目的語) + is bothersome.”


    • 例)“The constant interruptions are bothersome.”(たびたびの邪魔が面倒です)



5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “This new software update is really bothersome. It keeps crashing my phone.”


    • (この新しいソフトウェア・アップデート、本当に面倒。頻繁にスマホがフリーズするんだ。)


  2. “It’s bothersome when people keep asking me the same question over and over.”


    • (同じ質問を何度も何度もされるのは厄介だよね。)


  3. “It’s so bothersome to have to clean the kitchen every single day.”


    • (毎日キッチンを掃除しなきゃいけないのって本当に面倒。)


ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “Filling out these lengthy forms can be quite bothersome for new clients.”


    • (新規顧客にとって、これらの長い書類に記入するのはかなり面倒です。)


  2. “Although the process is bothersome, it ensures complete data accuracy.”


    • (手続きは厄介ですが、完全なデータ正確性を保証します。)


  3. “Please let me know if the additional paperwork is too bothersome to handle alone.”


    • (もし追加の書類作成が一人では面倒であれば、教えてください。)


学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “Implementing the new regulations can be bothersome initially, but it will streamline operations in the long run.”


    • (新しい規則の導入は最初は面倒ですが、長期的には業務を効率化します。)


  2. “Some researchers find peer-review procedures bothersome, yet they are essential for maintaining scientific integrity.”


    • (研究者の中には査読制度を煩わしいと感じる人もいますが、科学的な正当性を保つ上で不可欠です。)


  3. “Revising the code to meet every compliance standard can be bothersome, but it is mandatory.”


    • (すべてのコンプライアンス基準を満たすためにコードを修正するのは厄介ですが、必須です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. annoying(イライラさせる)

  2. irritating(苛立たせる)

  3. troublesome(面倒を起こす)

  4. inconvenient(不便な)

  5. vexing(イライラさせる、困らせる)


  • 「bothersome」は「手間がかかる」「わずらわしい」というニュアンスが比較的強いです。

  • 「annoying」や「irritating」よりも、人の感情を強く刺激するイメージはやや弱く、どちらかというと「やりたくない・面倒」というニュアンスが強めです。

反意語 (Antonyms)


  1. easy(簡単な)

  2. convenient(便利な)

  3. pleasant(快適な、楽しい)

  4. effortless(容易な)


  • これらは「bothersome」と反対に「手間がかからない」「わずらわしくない」というポジティブな意味合いの言葉です。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˈbɑːðərsəm/ (バーザーサムのイメージ)

  • イギリス英語: /ˈbɒðəs(ə)m/ (ボザサムのイメージ)

強勢(アクセント)の位置


  • “bóth-er-some” の最初の音節 “bóth” にアクセントが置かれます。

よくある発音ミス


  • /b/と/v/の混同 → “ヴァザーサム” のように聞こえることがある。

  • “-ther-” の部分を「サー」と発音しがち → 正しくは “th” の発音をしっかり。

  • 「-some」の「s」は有声音ではなく無声音 [s]、そして母音は [əm] か [əm]に近い曖昧母音。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: bothersome の “some” を “sum” などに間違えないように注意する。

  • 同音異義語との混同: 特になし。ただし “bother” を “brother” に聴き間違えるケースがあるかもしれません。

  • 試験での出題傾向: TOEICや英検などではあまり頻出ではありませんが、読解問題や語彙問題で “annoying” と “bothersome” の選択肢が並ぶ場合、ニュアンスの違いを聞かれる可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のヒント: “bother” + “-some” で「悩ませるようなもの → 煩わしい」とイメージすると、意味とスペルが結びつきやすくなります。

  • 連想ストーリー: 人が「やめてー」と言いたくなるようなちょっとした苛立ち、例えばハエがずっと飛び回っているような様子を思い浮かべると「bothersome」の感覚がわかりやすいでしょう。

  • 勉強テク: 「何度も邪魔されているイメージを想起」することで、「その邪魔こそが bothersome だ!」と頭に刻んでおくと覚えやすいです。


以上が形容詞 「bothersome」 の詳細解説です。手間で厄介、ちょっと嫌だなと思うニュアンスを表すのに便利なので、ぜひ覚えて使ってみてください。

意味のイメージ
bothersome
意味(1)

やっかいな,めんどうな(troublesome)

和英選択問題 / 準上級英単語(CEFR-J B2)

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