jumper
ジャンパー(水夫・工員などの作業衣) / 《英》ポタン・ファスナーがなく頭からかぶるようにして着る上着 / ジャンパードレス,ジャンパースカート(ブラウスの上などに着るそでなしのワンピース) / 《複数形で》子供の遊び着(rompers)
以下では、名詞 “jumper” をできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
jumper(名詞)
英語の意味
1) (主にイギリス英語)セーター、プルオーバー
2) (主にアメリカ英語)ジャンパースカート(ブラウスやシャツの上に重ねて着る袖なしのワンピース)日本語の意味
1) (イギリス英語)セーターのような長袖の上着のことです。厚手の生地で作られ、頭からかぶって着るタイプの服を指します。カジュアルな場面からフォーマルな場面で重ね着することもあります。
2) (アメリカ英語)女性・女の子用の袖なしワンピースで、ブラウスやシャツの上に重ね着するスタイルです。やや子どもっぽいイメージもありますが、大人向けのファッションとしても着られます。
「jumper」は国や地域によって指すものが異なるため、使う場面と相手がどの英語を使っているか(ブリティッシュ/アメリカン)を意識するとよいでしょう。イギリス英語では、セーターを指すカジュアルな単語として使われます。アメリカ英語ではジャンパースカート(主に女性用)を指すことが多い単語です。
- 品詞:名詞(Noun)
- 活用形:
- 名詞のため、基本的には可算名詞になります(複数形:jumpers)。
他の品詞形
- 「jump」(動詞/ジャンプする)
- 「jumping」(形容詞的ニュアンスで「跳んでいる」状態を表す、例:jumping frog など)
- ただし “jumper” 自体が形容詞や動詞としてはあまり使われません。
- 「jump」(動詞/ジャンプする)
CEFRレベル目安: B1(中級)
イギリス英語圏で生活するとよく登場する単語ですが、アメリカ英語の服装用語としてはやや特化しているため、中級レベルの語彙といえます。
2. 語構成と詳細な意味
“jumper” は、接頭辞・接尾辞などによって複雑に分かれる単語ではありません。元々 “jump” という動詞(跳ぶ)に -er(~する人や物を表す名詞を作る接尾語)がついてできた形が由来ですが、現在は衣類を指す独立した名詞として使われています。
関連語や派生語
- jump : 跳ぶ(動詞)
- jumper cables : (車のバッテリーをつなぐ)ジャンパーケーブル
- jump : 跳ぶ(動詞)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- put on a jumper(ジャンパー/セーターを着る)
- take off your jumper(ジャンパー/セーターを脱ぐ)
- knitted jumper(ニットのジャンパー/セーター)
- woolen jumper(ウール製のジャンパー/セーター)
- school jumper(学校指定のジャンパースカートやセーター)
- sleeveless jumper(袖なしのジャンパースカート)
- turtle-neck jumper(タートルネックのセーター)
- oversized jumper(ゆったりサイズのセーター)
- a jumper for cold weather(寒い天候用のセーター)
- dress code requires a jumper(ドレスコードでジャンパーを着用する必要がある)
- put on a jumper(ジャンパー/セーターを着る)
3. 語源とニュアンス
語源
「jump(跳ぶ)」 + 「-er(する人やものを表す接尾語)」が元になり、中世以降の英語において「ジャンパー」という衣類が広まったとされています。ただし現在は跳躍とは無関係に、独立した衣類の意味として定着しています。ニュアンスや注意点
- イギリス英語圏ではセーターの意味が強いため “sweater” の代わりによく使います。カジュアルからややカッチリした服装まで幅広いシーンで使われます。
- アメリカ英語圏では主に “jumper dress” の短縮形として “jumper” を使い、子どもの制服やカジュアルなファッションとして登場します。こちらは日常会話でも使われますが、 “sweater” と同じ意味では通じない混乱が起こるため要注意です。
- イギリス英語圏ではセーターの意味が強いため “sweater” の代わりによく使います。カジュアルからややカッチリした服装まで幅広いシーンで使われます。
使用シーンの傾向
- カジュアル な会話、ファッションの話題、日常的な買い物の場面などでよく登場
- フォーマル なシーンでの使用はあまり多くありませんが、制服と関連して出てくることはあります。
- カジュアル な会話、ファッションの話題、日常的な買い物の場面などでよく登場
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞/不可算名詞: “jumper” は可算名詞です。例:one jumper, two jumpers。
使用時の文法上のポイント
- 他動詞・自動詞の使い分けは “jumper” では問題になりません(名詞のため)。
- 代わりに使う言葉として、イギリス英語の “sweater” との違いに気をつけましょう。アメリカ英語で “jumper” と言う場合、「セーター」ではなく「ノースリーブのワンピース」という意味になります。
- 他動詞・自動詞の使い分けは “jumper” では問題になりません(名詞のため)。
一般的な構文例
1) I bought a new jumper.
2) She’s wearing a thick wool jumper today.
3) In the US, a jumper is a sleeveless dress worn over a blouse.イディオム
- “jumpers for goalposts” … イギリスで子どもが遊びでサッカーをするとき、ゴール代わりにジャンパーを置く場面を指す言葉(やや懐かしさを伴う表現)。カジュアル・口語的。
5. 実例と例文
A) 日常会話 (カジュアルシーン)
“I love your new jumper! Where did you get it?”
(その新しいセーター、すごく素敵だね!どこで買ったの?)“Can you pass me my jumper? It’s getting chilly.”
(セーター取ってくれる?ちょっと肌寒くなってきた。)“She wore a pretty denim jumper over a white shirt.”
(彼女は白いシャツの上にかわいいデニムのジャンパースカートを着ていた。)
B) ビジネスシーン
“Our company’s new uniform includes a jumper for cooler days.”
(うちの会社の新しい制服には、肌寒い日に着るジャンパー/セーターが含まれています。)“I’d recommend a neat jumper rather than a hoodie to keep it professional.”
(パーカーより、きちんと見えるセーターの方がプロっぽいと思います。)“Please note that wearing a school jumper is mandatory for all students.”
(全生徒は学校指定のセーター(あるいはジャンパースカート)の着用が必須ですので、ご注意ください。)
C) 学術的/フォーマルシーン
“The historical evolution of the British jumper reflects changes in knitting technology.”
(イギリスのジャンパーの歴史的変遷は、編み物技術の変化を反映している。)“Researchers analyzed the temperature regulation properties of wool jumpers.”
(研究者たちはウール製ジャンパーの温度調節機能を解析した。)“In some traditional uniforms, the jumper symbolizes membership and unity.”
(一部の伝統的な制服では、そのジャンパーが所属と団結のシンボルとなっている。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
1) “sweater”(セーター) – イギリス英語でもアメリカ英語でも使われるが、主にアメリカ英語圏ではこちらが一般的。
2) “pullover”(プルオーバー) – 頭からかぶって着る上着全般。前開きではないものを指す。
3) “cardigan”(カーディガン) – 前開きのセーター状の服。
4) “jersey”(ジャージー) – スポーツウェアとしても使われるが、イギリス英語ではニット生地の上着を指すことも。
5) “pinafore”(ピナフォア) – アメリカ英語圏では “jumper” と似た意味を持ち、シャツなどの上に重ねて着る袖なしのワンピースを指す。反意語(Antonyms)
- 衣類の反意語は特にありませんが、あえて言うなら “shirtless” や “blouse” などジャンパーとは異なるトップスの形に言及して対比することはできます。
- 衣類の反意語は特にありませんが、あえて言うなら “shirtless” や “blouse” などジャンパーとは異なるトップスの形に言及して対比することはできます。
ニュアンスと使い方の違い
- “sweater” は一般的に「暖かいニット素材の長袖上着」全般を指す
- “jumper” はイギリス英語では “sweater” とほぼ同義だが、アメリカ英語では “pinafore(ジャンパースカート)”
- “sweater” は一般的に「暖かいニット素材の長袖上着」全般を指す
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号(IPA)
- イギリス英語 (BrE): /ˈdʒʌm.pər/
- アメリカ英語 (AmE): /ˈdʒʌm.pɚ/
- イギリス英語 (BrE): /ˈdʒʌm.pər/
強勢(アクセント)の位置
“jum” の部分にアクセントがあります (JUM-per)。アメリカ英語とイギリス英語の違い
- イギリス英語では末尾の /ər/ が比較的はっきりと「ア」に近い響き。
- アメリカ英語では末尾の /ɚ/ が “r” の音を含んで少し強めに発音します。
- イギリス英語では末尾の /ər/ が比較的はっきりと「ア」に近い響き。
よくある発音の間違い
- “jump” と混同して「ジャンプ」になりすぎないように注意。
- “er” を曖昧にしすぎて「ジャンパー」の最後がはっきりしない場合が多いので、意識して発音します。
- “jump” と混同して「ジャンプ」になりすぎないように注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “jumper” を “jumber” などと書き間違えないようにしましょう。
- 同音異義語との混同: 特に “jumper cables”(車のバッテリーのジャンパーケーブル)と混同しないように、文脈から区別する必要があります。
- 試験対策・資格試験での出題: TOEIC・英検では服装を説明する問題、イギリス英語とアメリカ英語の単語の違いを問う問題などで出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 音でイメージ: “jump + er” の形からできた単語と覚えておくと、すぐに思い出しやすいです。
- 国ごとのイメージ: “jumper” は国によってまったく違う服! イギリス英語の “jumper” は“sweater”と同義、アメリカ英語の “jumper” は女性用ワンピース。地図にイギリスとアメリカのイラストを描いて、「jumper=セーター(UK)」/「jumper=スカート(US)」とセットで覚えると定着しやすいです。
以上が、名詞 “jumper” の詳細解説です。イギリス英語とアメリカ英語で意味合いが違うので、使うときは必ず文脈と相手の言語圏を確かめましょう。
ジャンパー(水夫・工員などの作業衣)
《英》ポタン・ファスナーがなく頭からかぶるようにして着る上着
《複数形で》子供の遊び着(rompers)
ジャンパードレス,ジャンパースカート(ブラウスの上などに着るそでなしのワンピース)