bronze
1. 基本情報と概要
英単語: bronze
品詞: 名詞(形容詞としても使用可能)
日本語の意味: 青銅(銅とスズなどを混合した合金)、または銅とスズを混ぜた合金の色・三位(第三位)を示すメダル
英語の説明: Bronze is an alloy made primarily of copper and tin, often used for statues and medals.
日本語での説明:
「bronze(ブロンズ)」は、銅(copper)とスズ(tin)などを混ぜた合金のことです。銅よりも硬くて耐久性があり、彫刻やメダルに広く使われます。メダルで「三位」を表すときや、青銅色を表すときにも使われます。日常的にも「ブロンズ色の肌」など、色を説明するのに使われることがあります。
活用形:
- 名詞: bronze (単数形) / bronzes (複数形)
- 形容詞: bronzed (例: bronzed skin)
- 動詞: to bronze(~を青銅化させる、焼けてブロンズ色になる)など
- 名詞: bronze (単数形) / bronzes (複数形)
CEFRレベル: B1(中級)
- B1: とりあえず基本的な語彙は身についていて、日常会話で金属やメダルを説明する際に使うことが想定されるレベル。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭語: なし
- 語幹: bronze
- 接尾語: なし
「bronze」は合金や色、メダルを指すため、そのまま独立した単語として使われます。特定の接頭語や接尾語は一般的には使われませんが、形容詞化するときに -d がついて “bronzed” となったり、動詞 “to bronze” が派生したりしています。
他の関連語や派生語
- bronzed(形容詞): 日焼けして青銅色になった
- to bronze(動詞): 青銅色にする、または青銅色になる
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- bronze medal(銅メダル)
- bronze statue(銅像)
- bronze sculpture(青銅彫刻)
- bronze alloy(青銅合金)
- bronze finish(ブロンズ仕上げ)
- cast in bronze(青銅で鋳造する)
- bronze age(青銅器時代)
- bronze coin(青銅貨)
- a bronzed complexion(日焼けした肌)
- bronze plaque(青銅製の銘板)
3. 語源とニュアンス
語源
- 起源: 古フランス語の “bronze” から入り、さらにイタリア語の “bronzo” に由来するとされます。
- 歴史的には、青銅器時代(Bronze Age)に人類が銅とスズを混合して、より強度のある金属を実用化してきたことから、文明の進歩に大きく貢献した金属です。
ニュアンス・使用時の注意点
- 第三位や三位入賞のイメージ: スポーツ表彰での “bronze medal” は「三位」を指すため、「二番手、三番手」という少し控えめなニュアンスがあります。
- 色表現: 金属色よりも若干茶色がかった金属感を指します。インテリアやアートでの色見説明にもよく使われます。
- フォーマル度合い: 一般的にカジュアルにもフォーマルにも使われる単語です。学術的、芸術的な文脈でも登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算・不可算:
- 金属合金としての “bronze” は通常不可算扱い (例: “some bronze”)。
- 彫刻やメダルなど個々の作品を指す場合は可算扱いになることもある (例: “He collected several bronzes.”)。
- 金属合金としての “bronze” は通常不可算扱い (例: “some bronze”)。
- 形容詞用法: “bronze statue”(青銅の像)のように、前置修飾として用いられることが多い。
- 動詞用法: “to bronze (something)” は「~を青銅色にする」や「焼いてきつね色にする」を意味し、口語でも使われる。
一般的な構文・イディオム
- “He was awarded the bronze.”(彼は銅メダルを授与された)
- “to get a bronze medal” (銅メダルを取る)など、スポーツの表彰に関連した構文でよく使われます。
5. 実例と例文
日常会話
- “I love the warm glow of bronze decor in my living room.”
(リビングにあるブロンズの装飾品の暖かみのある光沢がとても好き。) - “She has a beautiful bronzed tan from her beach vacation.”
(彼女はビーチでの休暇で青銅色のようなきれいな日焼けになった。) - “Is that a bronze or brass sculpture? It looks so shiny.”
(それはブロンズの彫刻?それとも真鍮?すごく光沢があるね。)
ビジネス
- “We offer a bronze package for our customers, which includes basic support.”
(当社では「ブロンズパッケージ」という基本的なサポートを含むプランを提供しています。) - “Each employee who has worked for over 10 years receives a bronze plaque.”
(10年以上勤務した従業員にはブロンズ製の銘板が贈呈されます。) - “The company decided to cast its anniversary emblem in bronze for the lobby.”
(その会社は記念エンブレムを青銅で鋳造してロビーに設置することにした。)
学術的・専門的
- “Bronze was first utilized extensively during the Bronze Age, marking significant technological advances.”
(ブロンズは青銅器時代に本格的に利用され始め、重要な技術的進歩を示した。) - “The museum holds an exceptional collection of ancient bronze coins.”
(その博物館には古代の青銅貨の素晴らしいコレクションがある。) - “Art historians study how bronze casting techniques evolved over centuries.”
(美術史家たちは何世紀にもわたってブロンズ鋳造技術がどのように発展したかを研究している。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- copper(銅):銅自体を指す単語。錆びやすく柔らかい。
- brass(真鍮):銅と亜鉛の合金で、黄色っぽい色が特徴。
- metal(金属):より一般的な呼称。ブロンズを含む様々な金属を総称。
- copper(銅):銅自体を指す単語。錆びやすく柔らかい。
反意語(正確には反意語は存在しにくいが、あえて対比語として)
- plastic(プラスチック):金属ではない合成素材。
- wood(木):有機物であり、金属の対比として見られることがある。
- plastic(プラスチック):金属ではない合成素材。
※「bronze」と「brass(真鍮)」はどちらも金属合金ですが、「bronze」は銅とスズの合金であり、「brass」は銅と亜鉛の合金なので色合いや性質が異なります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- イギリス英語: /brɒnz/
- アメリカ英語: /brɑːnz/
- イギリス英語: /brɒnz/
- 強勢(アクセント): 「bronze」の一音節目「bron-」にアクセントが置かれます。
- 発音時の注意点: イギリス英語では母音が「ɒ」に近く、アメリカ英語では「ɑː」になる傾向があります。日本語のカタカナ発音「ブロンズ」に近いのはイギリス英語寄り。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「bronze」を「bronse」や「bronce」と綴ってしまう誤りがある。
- 同音異義語との混同: 特に英語では “bonds”/“brands” と聞き間違えやすいが、それぞれ意味が全く異なるので注意。
- 試験対策: TOEICや英検などではメダルや色、青銅器時代などの文脈で出題されやすい。派生した形容詞 “bronzed” との違いも把握しておくとよい。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「ブロンズ像=銅メダル」というイメージ: オリンピックなどで「金・銀・銅」と聞くと「bronze medal」を連想しやすいです。
- スペリングのコツ: 「bro + n + ze」と区切ると覚えやすいかもしれません。
- 色のイメージ: ほんのり赤みのある茶系の金属を思い浮かべると記憶に残りやすいです。
以上が名詞「bronze」の詳細解説です。青銅器時代の歴史や美術作品、スポーツのメダルなど幅広い文脈で使える単語なので、ぜひいろいろな用法を押さえておきましょう。
〈U〉青銅,ブロンズ
〈C〉青銅製の美術品
〈U〉青銅色