元となった辞書の項目
wrist
解説
名詞 wrist
の解説
1. 基本情報と概要
英単語: wrist
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): The joint connecting the hand and the forearm
意味(日本語): 手と前腕をつなぐ関節、いわゆる「手首」
「手首」は日常生活でもよく言及される身体の部位で、時計やブレスレットを着ける箇所を指します。英語では比較的シンプルに「手首(wrist)」と言います。
- 活用形:
- 単数形: wrist
- 複数形: wrists
- 単数形: wrist
他の品詞への変化はあまり一般的ではありませんが、「wristwatch (腕時計)」などの合成語や、「wristband (リストバンド)」のような派生語は存在します。
CEFRレベル: B1(中級)
日常会話や基本的な健康・身体の話題で頻繁に使われる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: wrist
- 特に代表的な接頭語・接尾語はありません。
- ただし、合成語として「wristband (リストバンド)」「wristwatch (腕時計)」「wristlet (手首に巻く小さなベルトや飾り)」などがあります。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- sprained wrist(手首の捻挫)
- broken wrist(手首の骨折)
- wrist injury(手首のけが)
- wrist pain(手首の痛み)
- wrist movement(手首の動き)
- wrist brace(手首のサポーター)
- wristband(リストバンド)
- wristwatch(腕時計)
- flick of the wrist(手首のひとひねり)
- twist one’s wrist(手首をひねる)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 古英語で「wyrist」などと綴られた記録があり、語源は「手首」「関節」に関連する古いゲルマン系の言葉にさかのぼると考えられています。
ニュアンス・使用時の注意:
- 「wrist」は一般的かつ中立的な言葉で、日常会話やあらゆる文脈で気軽に使えます。
- 医学やスポーツの文脈では、けがや負荷について言及するときにも頻出します。
- 口語、文章問わず広く使用されるためフォーマル・カジュアルの区別なく用いられます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun) なので、単数・複数の区別をします。
例: one wrist / two wrists - 日常の動作を表す文章で、前置詞とともに使われることが多いです。
例: 「on my wrist (手首に)」「around his wrist (彼の手首の周り)」
イディオムや構文例:
- 「flick of the wrist」
意味: 手首の軽いひと動作やひとひねり
例: With a quick flick of the wrist, she served the ball. - 「slap on the wrist」(比喩的)
意味: (悪事などに対する) 甘い処分、軽い叱責
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “My wrist hurts a bit. I must have twisted it when I lifted the box.”
(「手首が少し痛いな。箱を持ち上げたときにねじったかも。」) - “Do you wear your watch on your left wrist or your right wrist?”
(「腕時計は左手首につけますか?それとも右手首ですか?」) - “I bought a new wristband for my smartwatch.”
(「スマートウォッチに新しいリストバンドを買いました。」)
ビジネスシーンでの例文
- “Injuring your wrist can reduce productivity if you work at a computer all day.”
(「一日中パソコン作業をする場合、手首を痛めると作業効率が下がります。」) - “We recommend using an ergonomic keyboard to minimize wrist strain.”
(「手首の負担を減らすために、人間工学的デザインのキーボードの使用をおすすめします。」) - “Make sure to rest your wrists properly to avoid repetitive strain injury.”
(「反復性ストレス障害を避けるために、手首をしっかり休ませてください。」)
学術的・医療文脈での例文
- “A sprained wrist typically requires rest and supportive bandages to heal.”
(「手首の捻挫は通常、安静とサポーターによる固定が必要です。」) - “Studies show that wrist posture can significantly affect typing-related injuries.”
(「研究によると、手首の姿勢はタイピングに関連するけがに大きく影響を与えることがわかっています。」) - “Wrist flexibility can be improved through regular stretching exercises.”
(「定期的なストレッチ運動によって手首の柔軟性を高めることができます。」)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (synonyms)
- None (明確に手首を指す英単語としては “wrist” 以外はあまりありません。ただし厳密には紛らわしい言葉は少なく、腕や手に関する他の部位とは区別されることが多いです。)
反意語 (antonyms)
- Body parts(身体部位)の場合は直接的な反意語はありませんが、“ankle (足首)” と比較して「手首 vs 足首」のように文脈上対比されることはあります。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- アメリカ英語 (AE): /rɪst/
- イギリス英語 (BE): /rɪst/
- アメリカ英語 (AE): /rɪst/
強勢 (アクセント):
- 単音節語なので特に強いアクセントの移動はありません。「rɪst」と短く滑らかに発音します。
よくある発音の間違い:
- 「リスト (list)」と混同しやすいですが、w の音が入るので「wrist」とはっきり意識しましょう。発音時の /w/ は口をすぼめて出す音です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “wist” / “wrisk” などのつづりミスに注意。
w
とr
は続けて書きますが、音としては /rɪst/ に近く、書くときに “wr” (ダブルアール)を間違いやすい。
- 同音異義語との混同:
- “list” は /lɪst/ と発音が異なりますが、似ているため注意。
- “list” は /lɪst/ と発音が異なりますが、似ているため注意。
- 試験での出題傾向:
- TOEICや英検でも基本的な身体部位を問う問題や、リスニング中に “I sprained my wrist.” などが出題される場合があります。聞き取りで「list」と混同しないよう注意。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “W” は “wristwatch” の “w” と連想してみる:
- “wrist” も “watch” も “w” から始まるため、腕時計=“wristwatch” で手首に関係するイメージをまとめて覚えると定着しやすいです。
- “wrist” も “watch” も “w” から始まるため、腕時計=“wristwatch” で手首に関係するイメージをまとめて覚えると定着しやすいです。
- “Wrap around the wrist” で暗記:
- 「手首に巻きつく」は “wrap around the wrist” と発音練習も兼ねて覚えると、スペリングも印象に残りやすいです。
以上が名詞 “wrist” の詳細な解説です。日常生活でもよく使われる単語なので、スペルの “wr” と発音の違いを意識すると覚えやすいでしょう。ぜひ実際の会話や文章の中で活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
手首関節;(シャツなどの)そで口