元となった辞書の項目
vegetarian
解説
1. 基本情報と概要
単語: vegetarian
品詞: 形容詞(名詞としても使われる場合があります)
- 英語の意味: Consisting of or relating to a diet that does not include meat or fish.
- 日本語の意味: 肉や魚を含まない、菜食主義の〜を指す、または菜食主義に関する。
- 例として、「This is a vegetarian dish.(これは菜食用の料理です)」のように使われます。
- 主にお肉や魚を食べない人向けの料理や生活様式について言及する際に用いられる形容詞です。
- 例として、「This is a vegetarian dish.(これは菜食用の料理です)」のように使われます。
活用形
形容詞なので語形変化はありませんが、名詞形として「vegetarian(菜食主義者)」があります。同じ語源から「vegetarianism(菜食主義)」という名詞も存在します。
CEFRレベルの目安
- B1(中級): 一般的な会話や読み書きで用いられる単語であり、食にまつわる話題でよく登場します。日常会話でも比較的よく聞く単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: 「veget-」は「植物」を意味するラテン語(vegetare: 成長する)に由来。
- 接尾語: 「-arian」は「〜の信奉者」や「〜の主義に関わる」という意味合いを持ちます。
派生語・類縁語
- vegetarian (形容詞/名詞): 菜食主義の/菜食主義者
- vegetarianism (名詞): 菜食主義
- vegan (形容詞/名詞): 完全菜食主義の/完全菜食主義者(卵や乳製品など動物性食品も摂らない)
よく使われるコロケーション(10個)
- vegetarian meal(菜食料理)
- vegetarian diet(菜食主義の食事)
- vegetarian option(菜食オプション)
- vegetarian restaurant(菜食レストラン)
- strictly vegetarian(厳格な菜食主義の)
- mostly vegetarian(ほぼ菜食主義の)
- vegetarian recipe(菜食レシピ)
- vegetarian lifestyle(菜食中心の生活様式)
- vegetarian-friendly menu(菜食主義者に配慮したメニュー)
- partially vegetarian(部分的に菜食主義の)
3. 語源とニュアンス
- 語源: ラテン語の “vegetus”(活発な、生き生きとした) が「vegetable」の語源となり、その派生として「vegetarian」が生まれました。19世紀中頃に “Vegetarian Society” が設立された際に、この単語が広まったと言われています。
- ニュアンス: 「健康的」「環境的配慮」「動物愛護」などのイメージがつきやすいです。度合いは人によって異なるため、「菜食主義」という意味合いには個人の信念を示す場合も多いです。
- 使用時の注意: 文章でも会話でも使われますが、人によっては “vegan” と区別される場面が多いので、誤解のないように文脈を補足するとよいでしょう。
4. 文法的な特徴と構文
- 形容詞としての使い方: 「vegetarian food」「vegetarian restaurant」のように名詞を修飾します。
- 名詞として使う場合: 「I am a vegetarian.(私は菜食主義者です)」のように主語・補語として機能します。
- 可算名詞: 「a vegetarian」「many vegetarians」「the vegetarian who...」のように可算として扱います。
- イディオム的表現は特に多くはありませんが、「go vegetarian」(菜食主義になる)というフレーズはよく使われます。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I’m making a vegetarian pizza tonight. Want to join?”
(今夜、野菜だけのピザを作るんだけど、一緒にどう?) - “Do you have any vegetarian options on the menu?”
(メニューに菜食主義向けの料理はありますか?) - “My sister recently turned vegetarian and stopped eating meat.”
(私の姉は最近菜食主義になって、肉を食べなくなったんだ。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “We should provide vegetarian lunch choices for employees.”
(従業員のために、菜食向けの昼食を用意すべきです。) - “Our event will include a vegetarian menu to accommodate everyone.”
(イベントでは、すべての人に対応できるよう菜食対応のメニューを含みます。) - “Please ensure there is at least one vegetarian dish at the conference dinner.”
(カンファレンスの夕食では、少なくとも1つは菜食料理を用意してください。)
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “A vegetarian diet has been associated with various health benefits in numerous studies.”
(多数の研究において、菜食主義の食事はさまざまな健康上の利点と関連づけられています。) - “The rise in vegetarianism reflects a broader societal interest in sustainable living.”
(菜食主義の増加は、持続可能な生活への社会的関心の広がりを反映しています。) - “Researchers examined the nutritional adequacy of vegetarian diets across different age groups.”
(研究者たちは、さまざまな年齢層における菜食の栄養面での妥当性を検証しました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- vegan(完全菜食主義の/完全菜食主義者)
- 動物性食品を一切摂らないという点で、より厳格な食事制限を指す。
- 動物性食品を一切摂らないという点で、より厳格な食事制限を指す。
- plant-based(植物由来の)
- 「植物由来の材料から作られた」というニュアンスで、広義には菜食主義を指す場合もある。
- 「植物由来の材料から作られた」というニュアンスで、広義には菜食主義を指す場合もある。
反意語
- omnivorous(雑食の)
- 肉も魚も野菜も何でも食べる食習慣を指す。
- 肉も魚も野菜も何でも食べる食習慣を指す。
- carnivorous(肉食の)
- 肉食を好む、あるいは肉を中心に食べる食習慣(動物界の肉食動物の意味もある)。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- 米: /ˌvɛdʒəˈtɛriən/
- 英: /ˌvɛdʒɪˈtɛəriən/ (イギリス英語では [ˌvedʒ.ɪˈteə.ri.ən] のようにも表記)
- 米: /ˌvɛdʒəˈtɛriən/
- アクセント: 「ve-ge-ta-ri-an」の第3音節「ta」にやや強勢があります。
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: メインの違いは /e/ と /ɪ/、/ɛ/ の発音の仕方やイントネーション程度です。
- よくある間違い: “vegeterian” や “vegetaran” のように文字を抜かすスペルミスが起こりやすいので注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “vegetarian” の “a” と “e” の位置を間違えやすいです。
- 同音異義語との混同: とくに同音異義語はありませんが “vegetable” との混同や、 “vegan” との意味の違いに注意が必要です。
- 試験対策: TOEICや英検など、食生活やライフスタイルに関するトピックで出題されやすい単語です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 暗記のコツ: 「vege-(ベジ)」という音から野菜がイメージできるようにしましょう。
- 関連ストーリー: 「ベジタリアンのレストランに行くと、野菜中心のヘルシーなメニューが多い」とイメージ連想すると忘れにくくなります。
- スペリングのポイント: 「veget*aria*n」で “a” を2回使う点に注意して覚えると混乱を少なくできます。
以上が形容詞 “vegetarian” の詳細解説です。日本語でも「ベジタリアン料理」など、日常生活の中でよく目にする単語ですが、微妙な意味やスペルに気をつけて使いこなしましょう。
意味のイメージ
意味(1)
菜食主義の
意味(2)
野菜だけの