最終更新日:2025/09/14
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元となった辞書の項目

upstairs

名詞

階上,上の階

このボタンはなに?

建築家は、2階をウォークインクローゼットとバルコニーを備えた広々としたマスタースイートとして拡張することを提案した。

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解説

以下では、英単語 “upstairs” を名詞として、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語)


  • upstairs (noun): the upper floor or level of a building

意味(日本語)


  • 「建物の上の階」あるいは「上階」を指します。

「上の階」という場面で使われる、比較的基本的な単語です。家やビルの中で、階段を上って行った先のフロアを指すときに使います。名詞として使うほかに、「upstairs」は副詞や形容詞としても使われることがありますが、ここでは名詞用法に着目します。


  • 品詞:名詞 (noun)

  • 活用形:名詞のため変化形はありません(可算名詞/不可算名詞の区別は「the upstairs」「an upstairs room」のように文脈で異なります)。


    • 例:the upstairs (上の階)、an upstairs (上の階の一部を指す場合などは可算的に扱われることも)


他の品詞形


  • 副詞 (adv):He went upstairs.(彼は上の階に行った。)

  • 形容詞 (adj):the upstairs bathroom(上の階のバスルーム)

CEFRレベルの目安


  • レベル: A2 〜 B1 (初級〜中級)


    • A2(初級):家や建物内の階を説明するときに頻出

    • B1(中級):日常生活での会話に頻出、捉えやすい表現



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • up + stairs


    • up: 「上へ」

    • stairs: 「階段」

    • 本来は「階段を上がった先」を指すニュアンス。名詞で使う場合は「上階、新階層」という意味。


関連語や派生語


  • downstairs (名詞/副詞/形容詞):下の階

  • upstairs neighbor: 上の階に住む人

  • upstairs bathroom: 上の階のバスルーム

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. go upstairs


    • 上の階へ行く


  2. come upstairs


    • 上の階に来る


  3. head upstairs


    • 上の階へ向かう


  4. run upstairs


    • 上の階へ走っていく


  5. the upstairs hallway


    • 上階の廊下


  6. the upstairs bedroom


    • 上階の寝室


  7. an upstairs window


    • 上階の窓


  8. upstairs neighbor


    • 上階の隣人/住民


  9. upstairs light


    • 上階の照明


  10. upstairs office


    • 上階のオフィス



3. 語源とニュアンス

語源


  • 「up(上)+ stairs(階段)」という比較的わかりやすい合成語です。

  • 古英語の「upp」から派生した「up」と、「staeger」(階段)に由来するとされる「stairs」が合わさってできました。

歴史的背景


  • 階段を上がった場所を指す日常的表現として古くから使われています。特にイギリスの住宅構造で階数を表すときに多用されていましたが、現在はアメリカ英語でも広く使います。

使用時の注意点やニュアンス


  • 名詞として使うときは「the upstairs」「my upstairs」のように定冠詞や所有格を伴うことが多いです。

  • 大変カジュアルな単語なので、口語でも文章でも広く使われますが、複雑なライティング(学術論文など)に登場する機会はあまり多くありません。


4. 文法的な特徴と構文


  • 「the upstairs」と言う場合: 具体的に家の上階を指す。

    例:“I’ll check the upstairs.”

  • 「an upstairs room」のように形容詞的に使われる場合がある。

  • 名詞「upstairs」は建物の構造を説明するときに使い、通常は可算名詞として扱われることは少ないですが、「an upstairs」や「the upstairs of the house」のように表現される事例もあります。

イディオム / 一般的な構文


  • “(someone) is upstairs”:誰かが上の階にいる

  • “(something) happened upstairs”:上階で何かが起きた

フォーマル / カジュアル


  • 会話的・カジュアル:とても頻度が高い

  • フォーマル:文面ではややシンプルな表現として使われる(特にビジネス文書では「on the second floor」などのほうが用いられやすい場合もある)


5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “Where’s our cat?”

    “I saw her in the upstairs a moment ago.”

    (猫はどこ? さっき上の階で見かけたよ。)


  2. “Could you grab my phone from upstairs?”

    (上の階にある私の携帯を取ってきてもらえる?)


  3. “Let’s clean the upstairs this weekend.”

    (今週末は上の階を掃除しようよ。)


ビジネスでの例 (3つ)


  1. “The meeting room is upstairs, on the second floor.”

    (会議室は上の階、2階にあります。)


  2. “We’re planning to expand our office into the upstairs next year.”

    (来年はオフィスを上階に拡張する予定です。)


  3. “Please store the extra supplies upstairs for now.”

    (予備の備品はとりあえず上の階に保管しておいてください。)


学術的・フォーマルな文脈での例 (3つ)


  1. “The archives are located in the upstairs section of the library.”

    (図書館の上の階にアーカイブが保管されています。)


  2. “During renovations, the upstairs area will be temporarily closed.”

    (改装工事中、上階エリアは一時的に閉鎖されます。)


  3. “The museum’s upstairs gallery features modern art installations.”

    (その美術館の上階ギャラリーでは現代美術の展示が行われています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. upper floor


    • (上階) “upper floor” は少し硬い表現。建物の何階なのかを明確にしたい場合に使われる。


  2. the floor above


    • (上のフロア) “above”を使うと、物理的に上の階を強調。やや説明的。


反意語


  • downstairs (名詞):下の階

“downstairs” との違いは、物理的に下の階を指すか上の階を指すか。使い方はほぼ同様です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˌʌpˈsteərz/ (アメリカ英語), /ʌpˈsteəz/ (イギリス英語)

  • アクセントは “-stairs” の部分に強勢が来る(steárz / steáz)。

  • アメリカ英語では “stɛərz” (ステアーズ) と発音する傾向。イギリス英語では “steəz” (ステアーズ) とやや母音が長めになる。

よくある発音の間違い


  • “up” の母音をあまりに平坦に発音してしまうと違和感が出ることがある。

  • “stairs” を “stirs” と発音しがちなので注意。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • “upstares” などと書き間違えることがある。正しくは “upstairs”。


  2. 同音異義語との混同


    • とくに同音異義語はないが、 “upstairs” と “upstairs’” のアポストロフィ混乱が時々見られる(名詞の所有格をつける際など)。


  3. 試験での出題傾向


    • TOEICや英検などの日常会話問題やリスニング問題で、建物内の場所移動に関する表現として頻出。文章中で場所を尋ねる会話文で “upstairs” / “downstairs” の聞き分けが必要な場合がある。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “up” + “stairs” = 階段を上がった場所、とイメージすると覚えやすい。

  • “stairs”(階段)のイメージを先に掴んでおくと、「upstairs」「downstairs」が直感的に理解できる。

  • 家の中をイメージして、「リビングルームは1階、寝室は上の階(upstairs)」というように分けて覚えるとクリアに定着しやすい。


以上が、名詞 “upstairs” の詳細解説です。家や建物内で場所を説明する際にとてもよく使われる単語ですので、ぜひ例文などで練習して活用してみてください。

意味のイメージ
upstairs
意味(1)

階上;2階;(…の)上の階《+of+名》

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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