元となった辞書の項目
undress
IPA(発音記号)
解説
動詞 undress
の徹底解説
1. 基本情報と概要
英語の意味:
“undress” = To remove clothes from oneself or someone else.
日本語の意味:
「服を脱ぐ」「他人の服を脱がせる」という意味です。たとえば、自分が着ている服を脱ぐときにも、赤ちゃんや子どもの服を脱がせるときにも使われます。カジュアルからフォーマルまで幅広い場面で使える単語ですが、どちらかというと日常会話寄りのイメージです。
品詞: 動詞 (Verb)
活用形:
- 原形: undress
- 3人称単数現在形: undresses
- 現在進行形: undressing
- 過去形・過去分詞形: undressed
他の品詞になった例:
- ※「undress」は基本的には動詞としての用法が中心で、形容詞や名詞としての使用例はあまり一般的ではありません。
CEFRレベル: B1(中級)
→ 日常生活や一般的な文脈ではよく耳にする単語であり、基本動作を表すため覚えやすい単語ですが、服を脱ぐという具体的な意味があります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 接頭辞 “un-”: 「否定・反対・取り除く」などの意味を持つ接頭辞
- 語幹 “dress”: 「服を着る」という意味の単語
“un-” + “dress” = 「服を着る」ことの反対、つまり「服を脱ぐ」という意味を表します。
派生語や類縁語
- dress (動詞): 服を着る
- dress (名詞): ドレス、衣服全般
- dressed (形容詞): 服を着た状態
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- undress oneself - (自分自身が) 服を脱ぐ
- undress a child - 子どもの服を脱がせる
- undress for bed - 寝るために服を脱ぐ
- undress quickly - 素早く服を脱ぐ
- undress completely - 完全に服を脱ぐ
- undress slowly - ゆっくり服を脱ぐ
- help someone undress - 誰かが服を脱ぐのを手伝う
- undress before a medical exam - 健康診断の前に服を脱ぐ
- undress in front of the mirror - 鏡の前で服を脱ぐ
- refuse to undress - 服を脱ぐのを拒む
3. 語源とニュアンス
語源:
「un-」は古英語で「取り除く」「否定」といった意味を持つ接頭辞で、「dress」はラテン語由来の「(身)支度をする」が語源です。歴史的にも “dress” が「服を着る」であることから、その反対の動作を表す “undress” が派生しました。
ニュアンス・使用時の注意点:
- 「服を脱ぐ」という行為を直接的に表すため、文脈によってはややプライベートな雰囲気を含む場合があります。
- カジュアルな日常会話でもよく使いますが、医療やセキュリティ検査などフォーマルな文脈でも使用されます。
4. 文法的な特徴と構文
他動詞 / 自動詞の両用:
- 自動詞として「(自分が)服を脱ぐ」
例: He undressed quickly. - 他動詞として「(誰かの)服を脱がせる」
例: The nurse undressed the patient.
- 自動詞として「(自分が)服を脱ぐ」
フォーマル/カジュアルの使い分け:
- 「服を脱ぐ」という行為自体を説明するので、文脈次第でフォーマルからカジュアルまで利用できます。
- ただし “disrobe” のほうがややフォーマルな響きがあります。
- 「服を脱ぐ」という行為自体を説明するので、文脈次第でフォーマルからカジュアルまで利用できます。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアルシーン)
- “I usually undress as soon as I get home.”
(家に帰ったらすぐ服を脱ぐんだ。) - “Could you turn around? I need to undress.”
(ちょっとそっちを向いててくれる? 服を脱ぎたいから。) - “I’m so tired. I’ll just undress and go straight to bed.”
(すごく疲れた。服を脱いでそのまま寝るよ。)
ビジネスシーン (ややフォーマル)
- “You may need to undress for the medical check-up.”
(健康診断を受けるために服を脱ぐ必要があるかもしれません。) - “Please undress only to the necessary extent for this examination.”
(この検査に必要な範囲だけ服を脱いでください。) - “I was asked to undress for the security screening.”
(セキュリティ検査のために服を脱ぐように求められました。)
学術的/公的な文脈
- “Patients are required to undress for certain types of surgeries.”
(一部の手術では患者に服を脱いでもらう必要があります。) - “The subject was instructed to undress before the physical evaluation.”
(被験者は身体測定の前に服を脱ぐよう指示されました。) - “Studies show that toddlers often resist undressing at bedtime.”
(研究によると、幼児は就寝時に服を脱ぐことに抵抗を示すことが多いです。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- disrobe (服を脱ぐ)
- ややフォーマルで正式な文脈で使われることが多い。医療や法廷などで使う場合がある。
- ややフォーマルで正式な文脈で使われることが多い。医療や法廷などで使う場合がある。
- strip (服を脱ぐ / 取り除く)
- よりカジュアルで、時に性的ニュアンスや劇的なイメージが強い。
- よりカジュアルで、時に性的ニュアンスや劇的なイメージが強い。
- take off one’s clothes (服を脱ぐ)
- 日常会話表現。
反意語 (Antonyms)
- dress (服を着る)
- put on clothes (服を身につける)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ʌnˈdrɛs/
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、アメリカ英語で /r/音がやや強く感じられる場合があります。
- アメリカ英語・イギリス英語ともに大きな違いはありませんが、アメリカ英語で /r/音がやや強く感じられる場合があります。
- アクセント: “unDRESS” のように、後ろの “dress” にストレスが置かれます。
- よくある発音ミス:
- “u”を「ア」ではなく「アン」のようにやや曖昧にし、「アン(ʌn)-ドレス(drɛs)」と発音すること。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “un-dress” とハイフンを入れる必要はありません。また “undresse” と最後に “e” を付けないように注意。
- 同音異義語との混同: 類似のスペルをもつ “address”(住所・演説する)とはまったく意味が異なるので注意。
- TOEIC・英検など: 日常的な動作を問う問題で出題される可能性があります。特に「~の服を脱がせる」という用法は意外と知らない学習者も多いので注意が必要です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「un-(否定・反対)」 + 「dress(服を着る)」 をセットで覚えると「着る」行為の打ち消し、つまり「脱ぐ」となる。
- 服を脱ぐイメージを頭に思い浮かべながら “un(否定) + dress(着る)” で思い出すと記憶に残りやすいでしょう。
- 「ドレスをアンする」という音のリズムで覚えても良いかもしれません。
以上が、動詞 “undress” の詳細解説になります。服を脱ぐという動作を表す基本的な単語として、日常会話からビジネスシーンまで使えるので、しっかり押さえておきましょう。
意味(1)
…‘を'着物を脱がせる
意味(2)
着物を脱ぐ