最終更新日:2025/10/31
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元となった辞書の項目

unbelievable

形容詞

信じられない

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解説

1. 基本情報と概要

単語: unbelievable

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語):

• Hard to believe; incredible; astonishing.

意味(日本語):

• 信じられないほどすごい、不思議な、驚くべき。

「unbelievable」は、「それが本当だとは思えないほどすごい・驚く」というニュアンスを伝えるときに使われる形容詞です。誰かの才能や出来事が驚くほど素晴らしかったり、自分の常識では考えられないような話を聞いたときに表現します。

活用形:

形容詞は原則的に活用形がありませんが、副詞形として “unbelievably” があります。

他の品詞になった場合の例:


  • 副詞: unbelievably (信じられないほど、驚くほど)

    例: He can run unbelievably fast. (彼は信じられないほど速く走れる)

  • 名詞形は特に一般的ではありませんが、 “unbelievability” (信じがたいこと) という形で使われる場合もあります。

CEFRレベル目安: B2(中上級)

(ネイティブとある程度やり取りができる中上級レベルの単語)


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 接頭辞 (prefix): un- (否定・反対を表す)

  • 語幹 (stem): believe (信じる)

  • 接尾辞 (suffix): -able (~できる)

これらが組み合わさって「信じることができない」という意味を持つようになりました。

派生語・類縁語など:


  • believe (動詞: 信じる)

  • believable (形容詞: 信じられる)

  • unbelieving (形容詞: 信じていない、疑っている)

  • unbelievably (副詞: 信じられないほど、この上なく)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10個:


  1. unbelievable story

    (信じられない物語)

  2. absolutely unbelievable

    (まったくもって信じられない)

  3. an unbelievable achievement

    (信じられない業績)

  4. an unbelievable coincidence

    (信じがたい偶然の一致)

  5. this is unbelievable!

    (これは信じられない!)

  6. an unbelievable bargain

    (思いがけないほどの掘り出し物)

  7. seem unbelievable

    (信じられないように思える)

  8. unbelievably difficult

    (信じられないほど難しい)

  9. an unbelievable amount of work

    (信じられない量の仕事)

  10. at an unbelievable speed

    (信じられないスピードで)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 「un-」という否定の接頭辞と「believe(信じる)」、それに「-able(可能)」が合わさった語。中英語(Middle English)の時代から「believe」を「not + believe + 可能」の形で表す表現が派生し、「unbelievable」という形容詞が生まれました。

ニュアンスや使用時の注意点:


  • 「unbelievable」は「あり得ない」「信じられないほどすごい」といった大げさな響きがあるため、ポジティブな場面だけでなく、ネガティブな驚きにも使われます。

    例: “It’s unbelievable how rude he was!” (彼は信じられないほど失礼だった!)


  • カジュアルな会話で頻繁に使われる一方、フォーマルな文章でも「驚異的」という意味合いで用いられることがあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 形容詞なので、名詞の前、または補語としてbe動詞などの後ろで使われます。

    例: “That was an unbelievable experience.” (それは信じられない経験だった)

    例: “It is unbelievable that he won the match.” (彼がその試合に勝ったなんて信じられない)


  • 「believable」と対比して使われることが多く、意味の強調や、まったく違うニュアンスを表すときに役立ちます。


  • フォーマル/カジュアル両方の場面で使用可能ですが、日常会話での使用頻度が高めです。



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. I just heard the most unbelievable story about our neighbor.

    (隣の人について、信じられない話を聞いたんだ。)

  2. Her performance on stage was absolutely unbelievable!

    (彼女のステージでのパフォーマンスは本当に信じられないほどすごかったよ!)

  3. It’s unbelievable how quickly this year has passed.

    (今年がこんなに早く過ぎ去ったなんて信じられない。)

(2) ビジネスシーンでの例文


  1. The results of our new marketing campaign are simply unbelievable.

    (新しいマーケティングキャンペーンの結果は、ただただ信じられないほどです。)

  2. It’s unbelievable that we reached our sales target two months early.

    (2か月も早く売上目標を達成したなんて信じがたいことです。)

  3. The CEO’s decision might seem unbelievable at first, but there is a solid strategy behind it.

    (最初はCEOの決定が信じられないように思えるかもしれませんが、その背後にはしっかりとした戦略があります。)

(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. The findings of this research are quite unbelievable without further evidence.

    (さらなる証拠がなければ、この研究結果はかなり信じ難いです。)

  2. It is unbelievable how rapidly the field of biotechnology is evolving.

    (バイオテクノロジーの分野がこんなに急速に発展しているなんて信じられません。)

  3. His theory was considered unbelievable at first, but it gained acceptance over time.

    (彼の理論は最初は信じられないと考えられていましたが、時間が経つにつれて受け入れられるようになりました。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms):


  1. incredible (信じられない、驚くべき)


    • “incredible” はややカジュアルでよく使います。


  2. astonishing (驚くべき、仰天させる)


    • 「驚くことで動揺させる」というニュアンスが強いです。


  3. astounding (驚異的な、驚くほどの)


    • 「圧倒的に驚かせる」というニュアンスがあります。


  4. inconceivable (想像もできない、考えられない)


    • 「頭の中で思い描くことさえできない」という強いニュアンス。


反意語(Antonyms):


  1. believable (信じられる)

  2. credible (信用できる)

  3. plausible (もっともらしい、ありそうな)

これらの反意語は「信じられる・可能性がある・納得がいく」といった、驚きが薄れた意味になります。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA):

/ˌʌn.bɪˈliː.və.bəl/


  • アクセントは “-lie-” の部分 (bɪˈliː) にきます。

    「un-buh-LEE-vuh-buhl」のように発音するイメージです。

アメリカ英語とイギリス英語の違い:


  • 基本的には大きな違いはありません。母音の質が少し変わる程度で、

    アメリカ英語:[ʌn.bɪˈliː.və.bəl]

    イギリス英語:[ʌn.bɪˈliː.və.b(ə)l]

    と発音されることが多いです。

よくある発音の間違い:


  • “un-believe-able” のように、believe のところを誤って長く伸ばしすぎる。

  • アクセントを un- に置いてしまい、”UN-believable” と強調してしまう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “unbeleivable” や “unbeliveable” といったつづりの間違いが起きやすいです。

    → 「believe」のスペルをしっかり意識し、「-liev-」の箇所を書き落とさないように注意。


  • 同音異義語との混同: 「unbelievable」は同音異義語は特にありませんが、「incredible」と混同して使う場合があります。意味はほぼ重なりますが、「unbelievable」は“信じられない”というニュアンスが強く、「incredible」は“途方もない”や“信じられないほど素晴らしい”という少しポジティブ寄りの感触があります。


  • 試験対策での出題傾向: TOEICや英検などでは、リスニングやリーディングで「驚きの表現」「信じられないときのリアクション語」として選択肢や会話の中に登場することがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “un-(否定) + believe(信じる) + -able(可能)” を組み合わせれば、意味が直感的に理解できます。

  • 「unbelievable」と「incredible」はしばしば同義語として使われるため、セットで覚えると便利です。

  • スペルを覚えるときは「un + BELIEVE + able」の3つの部分に分解し、「believe」としっかり関連付けるとミスが減ります。

「信じる (believe) ことができない (un- … -able)」 というイメージで覚えておくといいでしょう。

意味のイメージ
unbelievable
意味(1)

信じられない

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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