元となった辞書の項目
tracksuit
IPA(発音記号)
解説
1. 基本情報と概要
英単語: tracksuit
品詞: 名詞 (countable noun: 可算名詞)
CEFRレベル目安: B1(中級)
- 「tracksuit」は、上下一式で着用するスポーツ用の服のことを指します。日本語では「トラックスーツ」「ジャージ上下」「スポーツウェア」の一種と考えられます。
- スポーツや運動時によく使われ、学校の体操服や部活、または日常のカジュアルウェアとしても用いられます。「気軽に動き回る時に着る上下セットの服」というイメージが強い単語です。
活用形・関連する品詞
- 名詞のため、複数形はtracksuitsになります。
- 「tracksuit」は基本的には他の品詞(動詞・形容詞など)として転用されることはあまりありませんが、複合的に「tracksuit bottoms (トラックスーツのズボン部分)」「tracksuit top (トラックスーツの上着)」など細分化して使われることがあります。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- track + suit:
- track(走路、トラック) → 陸上競技などで使う走るためのトラックのイメージ
- suit(スーツ) → 上下がセットになった服装
- track(走路、トラック) → 陸上競技などで使う走るためのトラックのイメージ
- この2つの語が合わさり、運動用の上下セットの服を指すようになりました。
よく使われるコロケーション(共起表現)10個
- wear a tracksuit (トラックスーツを着る)
- buy a new tracksuit (新しいトラックスーツを買う)
- tracksuit bottoms (トラックスーツの下)
- tracksuit top (トラックスーツの上)
- favorite tracksuit (お気に入りのトラックスーツ)
- designer tracksuit (デザイナーブランドのトラックスーツ)
- tracksuit and sneakers (トラックスーツとスニーカー)
- run in a tracksuit (トラックスーツで走る)
- casual tracksuit attire (カジュアルなトラックスーツ姿)
- matching tracksuit set (お揃いのトラックスーツ上下セット)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「トラック(track)」で使う「スーツ(suit)」。陸上競技のトラックなどでの練習用ウェアとして考案されたのが始まりです。
- 歴史的背景: 1960年代以降、スポーツウェアの流行とともに、一般のファッションにも取り入れられるようになりました。ヒップホップカルチャーなどでもファッション要素として広まりました。
- ニュアンス・使用時の注意:
- カジュアル&スポーティな響きが強く、フォーマルな場面には向きません。
- 日常会話では「ジャージ上」「ジャージ下」とセットで話題にしやすいです。
- 口語でもよく使われ、スポーツやカジュアルファッションの文脈でよく登場します。
- カジュアル&スポーティな響きが強く、フォーマルな場面には向きません。
4. 文法的な特徴と構文
- 「tracksuit」は可算名詞なので、必要に応じて冠詞(a/an, the)や複数形(tracksuits)で用います。
- フォーマルな文章というよりは、カジュアルな会話や文章で頻繁に使われる単語です。
- ビジネス用途で使う場合は、ごく限定的なシーン(スポーツ関連ビジネスや商品紹介など)で見られます。
- イディオム的表現としては「be in a tracksuit」(トラックスーツを着用している)程度。一般的にはストレートに述べる方が自然です。
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I always wear a tracksuit when I go jogging.”
(ジョギングに行くときは、いつもトラックスーツを着ています。) - “Do you have a warm tracksuit for winter?”
(冬用にあったかいトラックスーツ持ってる?) - “He looks so comfortable in his tracksuit.”
(彼はトラックスーツを着てとても快適そうだね。)
ビジネスシーンでの例文
- “Our company plans to launch a new tracksuit line designed for athletes.”
(当社はアスリート向けに新しいトラックスーツのラインを立ち上げる予定です。) - “The promotional campaign showcases our eco-friendly tracksuit materials.”
(プロモーションキャンペーンでは、環境に優しい素材を使ったトラックスーツをアピールしています。) - “For the product demo, we’ll have models wearing our latest tracksuits on stage.”
(製品デモでは、最新のトラックスーツを着たモデルがステージに上がります。)
学術的・専門的シーンでの例文
- “The study examined the thermal properties of different tracksuit fabrics.”
(その研究は、異なるトラックスーツ生地の保温性を調査しました。) - “Subjects were asked to perform exercises wearing a standard tracksuit.”
(被験者は標準的なトラックスーツを着用して運動を行うように指示されました。) - “Results showed a decrease in muscle soreness when wearing compression tracksuits.”
(コンプレッショントラックスーツ着用時には、筋肉痛が軽減されるという結果が示されました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “jogging suit” (ジョギングスーツ)
- ほぼ同義ですが、「jogging」に焦点があるため、走ることを連想しやすい表現。
- ほぼ同義ですが、「jogging」に焦点があるため、走ることを連想しやすい表現。
- “sweats” or “sweat suit” (スウェット、スウェットスーツ)
- 「sweat」は「汗」であり、部屋着や運動着全般を指すこともあるため、もう少しカジュアルな印象。
- 「sweat」は「汗」であり、部屋着や運動着全般を指すこともあるため、もう少しカジュアルな印象。
- “athletic wear” (アスレチックウェア)
- 「運動着」の総称。「tracksuit」のように上下セットではなく、広義のスポーツウェアを指す。
- 「運動着」の総称。「tracksuit」のように上下セットではなく、広義のスポーツウェアを指す。
反意語(対比となる言葉)
- “formal attire” (正装)
- 「tracksuit」がカジュアルでスポーティな服装であるのに対し、「formal attire」は正装・フォーマルウェアという意味で対比となる。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈtræk.suːt/
- アメリカ英語: /ˈtræk.suːt/ (「トラック」に近い発音 + 「スート」)
- イギリス英語でも同じ記号表記で発音。ただし地域によって /uː/ が短く聞こえることもあります。
- アメリカ英語: /ˈtræk.suːt/ (「トラック」に近い発音 + 「スート」)
- アクセント(強勢): “TRACK-suit” のように最初の音節「track」にアクセントがあります。
- よくある間違い: “track” を「トラッ」というよりも「トラック(トラック車のtruck)」と混同して /trʌk/ のように発音するミスが起こりやすいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tracksuite” や “track suit” と綴り間違いすることがありますが、正式には “tracksuit” が一般的です。
- 同音異義語との混同: “track” と “truck” は似ているようで意味がまったく違うため注意。
- 試験の出題傾向: TOEICや英検などではあまり頻出ではないものの、日常生活での会話やスポーツ関連のトピックで登場する場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「トラック(track)で使うスーツ(suit)」とイメージすると覚えやすいです。
- トラックスーツ = 「トラック用の上下セット」という直感的な覚え方をすると混乱しにくいでしょう。
- 「ジャージ上下」をイメージすることで意味をすぐに連想できます。
- 勉強テクニックとして、実際に自分の持っている「tracksuit」にラベルを貼り、単語を目と耳で確認してみるのもおすすめです。
以上が “tracksuit” の詳細です。スポーツシーンだけでなく、気軽な外出や部屋着としても愛用される言葉なので、ぜひ身近に感じて覚えてみてください!
意味のイメージ
意味(1)
トラックスーツ(運動選手用の保温着)