tournament
1. 基本情報と概要
英単語: tournament
品詞: 名詞 (noun)
意味 (英語): A series of contests or games in which participants compete until a winner is determined.
意味 (日本語): トーナメント。多くの選手やチームが競い合い、最終的な優勝者を決めるための大会を指します。スポーツやゲームなどで広く使われる言葉です。たとえば「サッカートーナメント」「ゴルフトーナメント」などで、「勝ち進んでいく」「勝ち抜き戦」というニュアンスがあります。
活用形
- 「tournament」は名詞なので、数の変化のみ (単数形: tournament / 複数形: tournaments)
他の品詞形
- 形容詞形などは直接的にはありませんが、口語的に「tourney」(名詞、古い・口語的表現)という省略形が使われることもあります。
CEFRレベルの目安
- B2(中上級レベル): ある程度英語でのコミュニケーションができる方が、スポーツや競技の話題を扱うときに、自然と出てくる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
- 「tournament」は、もともと中世の馬上試合(joust)から派生した単語です。
- 接頭語や接尾語などは明確に分解できるわけではありませんが、「tourna-」と「-ment」で構成されていると考えられます。
- -ment: 名詞を作る接尾語で、「〜の行為」「〜の状態」などを表します。
関連単語・派生語
- tourney(口語や古い表現):「トーナメント」の略称
- tournament host(トーナメントの主催者)
- round-robin tournament(総当たり戦)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- golf tournament(ゴルフのトーナメント)
- chess tournament(チェスのトーナメント)
- tournament bracket(トーナメント表)
- host a tournament(トーナメントを主催する)
- enter a tournament(トーナメントに参加する)
- tournament match(トーナメントの試合)
- knockout stage of a tournament(トーナメントの決勝トーナメント)
- annual tournament(毎年開催のトーナメント)
- tournament rules(トーナメント規定)
- final round of the tournament(トーナメントの決勝戦)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 中世フランス語の「torneiement」や「tornement」に由来し、騎士同士が槍試合を行う「tourney(トーニー)」という意味がありました。そこから現代では、競争形式の大会全般を指すようになりました。
- ニュアンス: 勝ち抜き戦や複数回戦で勝者を決定する正式な大会のイメージです。
- 使用シーン:
- スポーツの大会(フォーマル・インフォーマルどちらでも可)
- eスポーツやカードゲームなどの大会(主にカジュアル〜中程度フォーマル)
- 中世の騎士が槍試合を行うような歴史文脈(ややフォーマル/書き言葉)
- スポーツの大会(フォーマル・インフォーマルどちらでも可)
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 可算名詞 (a tournament, two tournaments)
- 構文: “to hold/host/organize a tournament” などで他の動詞と一緒に使われることが多い。
- 口語/文語: 広く使えるが、ややフォーマルな場面でも比較的自然に用いられる名詞。
- イディオム: 明確なイディオムは少ないが、「tournament arc(漫画やアニメでトーナメント形式の物語展開)」など、ポップカルチャーで使われる表現もあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文
“Are you going to watch the basketball tournament this weekend?”
(今週末のバスケットボールのトーナメントを見に行く?)“My friends and I decided to enter a video game tournament for fun.”
(友だちと一緒にビデオゲームのトーナメントに出ようってことになったんだ。)“The local soccer tournament always brings the community together.”
(地元のサッカートーナメントはいつも地域の人々を一つにしてくれるよ。)
ビジネスシーンでの例文
“Our company is sponsoring a charity golf tournament next month.”
(我が社は来月のチャリティーゴルフトーナメントにスポンサーとして参加します。)“We need to finalize the arrangements for the corporate basketball tournament.”
(会社のバスケットボールトーナメントの準備を最終決定しなくてはなりません。)“Hosting a regional tournament can significantly boost local businesses.”
(地域のトーナメントを開催することは、地元ビジネスを大いに活性化させる可能性があります。)
学術・フォーマルな文脈での例文
“Medieval tournaments served not only as martial exercises but also as social gatherings.”
(中世のトーナメントは、武術の訓練だけでなく社交の場としての役割も果たしていました。)“Scholars often analyze tournament structures to study competitive dynamics.”
(研究者は競争の力学を研究するために、トーナメント構造をよく分析します。)“A well-organized tournament can promote sportsmanship and international cooperation.”
(よく組織されたトーナメントは、スポーツマンシップと国際的な協力関係を促進することができます。)
6. 類義語・反意語と比較
- competition(競争/大会): 一般的な「競争」を表す場合に広く使われる。トーナメント形式でなくても使われる言葉。
- contest(コンテスト): 勝敗を決めるイベント。スポーツ以外にも、歌唱やスピーチなどにも使うことがある。
- championship(選手権): 「選手権大会」や「優勝戦」を指し、特に最高レベルの競技会に多い。
- league(リーグ): シーズン全体を通じて行われる対戦形式で、総当たり戦を前提とする場合に使われることが多い。
反意語として特に決まった語はありませんが、「friendly match(親善試合)」のように、トーナメント形式ではなくただの試合を指す場合と対比させることがあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA)
- アメリカ英語: /ˈtʊr.nə.mənt/ または /ˈtɝː.nə.mənt/
- イギリス英語: /ˈtʊə.nə.mənt/ または /ˈtɔː.nə.mənt/
- アメリカ英語: /ˈtʊr.nə.mənt/ または /ˈtɝː.nə.mənt/
- アクセントの位置: 最初の音節 “tour-” に強勢があります。
- よくある間違い: “tour” の部分を「トア」と発音したり、綴りを “turnament” と間違えることがあるので注意が必要です。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “tournAment” の a を抜かしたり、“tournEment” と書き間違えたりすることに注意。
- 同音異義語との混同: 直接の同音異義語はありませんが、「tour(旅行/見学)」との関連で混乱が生じやすい場合があります。
- 試験対策: TOEICや英検などではスポーツやイベントを説明する文章中に出る可能性があります。リーディング問題やリスニング問題で「トーナメント形式の大会」を扱う際に出題されることが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ: 「tour」+「na」+「ment」で、旅行(tour)のように各ラウンドを回りながら勝ち残るイメージを連想すると記憶に残りやすいです。
- 勉強テクニック: 実際にスポーツの大会やeスポーツの配信で「tournament」という英単語に触れる機会を増やすと自然に馴染めます。ニュース記事やアナウンスを聞いてみるのもおすすめです。
以上が、名詞「tournament」の詳細な解説です。実際にスポーツ観戦やイベントの案内などに触れながら、この単語をぜひ活用してみてください。
トーナメント
(やりなどを用いた騎士の)馬上試合