元となった辞書の項目
stunning
解説
1. 基本情報と概要
単語: stunning
品詞: 形容詞 (adjective)
意味(英語): extremely impressive, beautiful, or surprising
意味(日本語): 「非常に印象的な」「息をのむほど美しい」「驚くほど素晴らしい」というニュアンスの形容詞です。
「相手や物、景色などを見て、あまりに素晴らしくて “うわぁ!” と驚くような場面で使われます。特に外見や状況が目を見張るほど美しい・印象的というときに用いられます。」
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 比較的広く使われる言葉ですが、やや強い感情・驚きを伴うため、中上級レベルで学習すると自然に活用しやすいです。
活用形:
- 原形: stunning
- 比較級: more stunning
- 最上級: most stunning
他の品詞形:
- 動詞形: stun(「驚かせる」「呆然とさせる」「気絶させる」など)
例: “The thunderstorm stunned the hikers.”(雷雨がハイカーたちを呆然とさせた) - 現在分詞状態: stunning(形容詞として使用)
- 過去分詞状態: stunned(動詞 “stun” の過去分詞: 「ショックを受けた」「茫然としている」などを表す形容詞)
2. 語構成と詳細な意味
語構成:
- 語幹: “stun”
- 「驚かせる」「衝撃的な影響を与える」を意味する動詞
- 「驚かせる」「衝撃的な影響を与える」を意味する動詞
- 接尾語: “-ing”
- 現在分詞を表し、形容詞として機能させます。
派生語・類縁語:
- stun (動詞)
- stunned (過去分詞・形容詞)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):
- a stunning view(息をのむような景色)
- absolutely stunning(本当にすごく素晴らしい)
- a stunning performance(圧巻のパフォーマンス)
- a stunning achievement(画期的な成果)
- a stunning revelation(驚くべき発覚)
- a stunning blow(衝撃的な打撃)
- look stunning(見た目が圧倒的に美しい/かっこいい)
- a stunning piece of art(見事な芸術作品)
- a stunning victory(劇的な勝利)
- simply stunning(シンプルだが驚くほど美しい/すごい)
3. 語源とニュアンス
語源:
- 「stun」の起源は古フランス語の「estoner」(to stun, astonish) やラテン語の “tonare” (to thunder) に遡るといわれています。「雷のような衝撃」を与えるイメージから、「驚かせる」「ぼう然とさせる」という意味になりました。
ニュアンスと使用上の注意点:
- 「目が覚めるような美しさ」や「思わず言葉を失うほどの印象深さ」を表現します。
- 口語でも文章でも使えますが、カジュアルな会話で「すっごく美しい!」というポジティブな強調に用いられることが多いです。
- フォーマルな文脈でも、作品評価や報告書中で「バツグンに印象的だった」というニュアンスを伝えるときに使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
叙述用法 (be動詞 + stunning):
- 例: “She is stunning.”(彼女は驚くほど美しい)
- 「主語がすごく素敵だ」という状態を表します。
- 例: “She is stunning.”(彼女は驚くほど美しい)
限定用法 (名詞を修飾する形容詞として):
- 例: “She gave a stunning speech.”(彼女は感動的なスピーチをした)
- 「スピーチがとても強い印象を与えるものだった」と説明します。
- 例: “She gave a stunning speech.”(彼女は感動的なスピーチをした)
可算・不可算について:
- “stunning” は形容詞なので、名詞としての可算・不可算の区別は関係ありません。
文法上のポイント:
- “stunning” は肯定的な感情を強く表す語なので、皮肉や否定と組み合わせることはあまり多くありません。
5. 実例と例文
5.1 日常会話での例文
- “That dress looks absolutely stunning on you!”
(そのドレス、あなたに本当にとっても似合ってる!) - “The sunset was stunning last night; I wish you had seen it.”
(昨晩の夕焼けは本当に美しかった。君にも見てほしかったよ。) - “You’ve done a stunning job redecorating your living room.”
(リビングルームの模様替え、めちゃくちゃ素敵に仕上がったね。)
5.2 ビジネスシーンでの例文
- “The company’s new ad campaign is visually stunning and has received excellent feedback.”
(会社の新しい広告キャンペーンはビジュアル面でとても魅力的で、素晴らしい評価を得ています。) - “His presentation was stunning, and it led to a big investment.”
(彼のプレゼンテーションは非常に印象的で、大きな投資を引き出すことができました。) - “Our latest product launch was a stunning success.”
(私たちの最新製品発表は驚くほどの成功を収めました。)
5.3 学術・専門的な文脈での例文
- “The research findings are stunning, shedding new light on the theory.”
(その研究成果は衝撃的で、理論に新たな光を当てています。) - “It is a stunning example of interdisciplinary work in neuroscience.”
(これは神経科学における学際的研究の非常に優れた例です。) - “Her stunning analysis of the data has generated considerable debate.”
(彼女の見事なデータ分析は、大きな議論を巻き起こしました。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms):
- gorgeous(ゴージャスな、美しい)
- magnificent(壮大な、荘厳な)
- breathtaking(息をのむほど素晴らしい)
- striking(人目を引く、際立った)
- impressive(感銘を与える、印象的な)
- “gorgeous” は特に「美的な魅力」にフォーカスしやすい。
- “magnificent” はスケールの大きさや荘厳さを表すことが多い。
- “breathtaking” は「息をのむような驚き」を強調し、「自然の絶景」などに多用される。
- “striking” は「見た目のインパクト」に強いニュアンス。
- “impressive” は比較的広い文脈で使われるが、“stunning” に比べてやや控えめな表現。
反意語 (Antonyms):
- unimpressive(印象に残らない)
- ordinary(普通の)
- plain(地味な)
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA):
- 英語(イギリス・アメリカ共通): /ˈstʌn.ɪŋ/
強勢(アクセント)の位置:
- “stún-ning” のように、最初の “stun” の部分に強勢があります。
アメリカ英語とイギリス英語の違い:
- 大きな違いはほとんどありません。どちらも /ˈstʌn.ɪŋ/ と発音します。
- /ʌ/ の音(「ア」や「ウ」の中間)は地域差がありますが、基本的には同じです。
よくある発音ミス:
- /stʌn/ を /stæn/ と発音してしまうことなど。母音をあいまいにせず、舌を少し引いて「スタン」のように発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “stunning” の n の重ね忘れに注意しましょう。「stuning」にならないように。
- 同音異義語との混同: とくに “stunning” と似た言葉はあまりありませんが、語頭が “stun-” ではじまる単語 “stunt”(危険な曲芸)と混同しないように。
- 強調表現の使いすぎ: “stunning” は強い印象を与える言葉なので、あらゆるものを “stunning” と形容すると誇張表現になりすぎる可能性があります。適度に使うと効果的です。
- 試験対策: TOEICや英検で出題される場合、同義語や文脈上の意味を問われることが多いです。“beautiful” や “impressive” との違いを問われることもあるので注意しましょう。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “stun” は「失神させる」「茫然とさせる」という、とても強い衝撃のイメージがあります。そこに “-ing” がついて「ビックリするほど素晴らしい!」という形容詞になっていると考えると覚えやすいです。
- 「サプライズ(驚き)」と「美しさ」を掛け合わせたようなイメージを頭に浮かべると記憶に残りやすいです。
- スペリングは “n” が二重になっている点に注意しましょう。“stun” + “ning” で “stunning” です。
「stunning」は、目の前の美しさや印象深さに驚いたときに使う言葉で、喜びや称賛の気持ちも強く込められています。使いこなして、もっと自然に感情を表現してみましょう。
意味のイメージ
意味(1)
気絶させるような
意味(2)
すごく素敵な,素晴らしく美しい