最終更新日:2025/09/13

(仕事・環境・状況などが)緊張の多い,緊張を引き起こす,ストレスの多い,精神的に疲れる

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元となった辞書の項目

stressful

形容詞

(仕事・環境・状況などが)緊張の多い,緊張を引き起こす,ストレスの多い,精神的に疲れる

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日本人の半数はストレスの多い生活をしている。

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解説

以下では、形容詞 stressful について、学習者の方々にもわかりやすいよう、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: stressful

品詞: 形容詞 (adjective)

意味(英語): causing stress or anxiety

意味(日本語): 「ストレスや緊張、不安を引き起こすさま」

「stressful」は、何かがストレスの原因となるような状態を表すときに使われる形容詞です。たとえば「ストレスの多い仕事」や「ストレスを感じるような状況」のように、日常生活を含むさまざまな場面で使われます。

活用形


  • 形容詞なので、文法上ほぼ変化はありません。同比較級・最上級としては、文法的には more stressful / most stressful と表せます。

他の品詞変化の例


  • 「stress (名詞)」: ストレス、圧力

  • 「to stress (動詞)」: 強調する、ストレスを感じさせる

  • 「stressed (形容詞)」: ストレスを感じている、ストレスがかかった状態

CEFRスケールでの難易度


  • B2(中上級)

    「stress」という日常的な単語に、形容詞化する -ful が付いただけですが、日常会話はもちろん、ビジネスでも使われる頻度の高い単語です。B2レベル(中上級)を目安とすると、上達を目指す学習者には積極的に使ってもらいたい単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: stress

  • 接尾語: -ful (「~でいっぱいの」や「~に満ちている」という意味をもつ接尾語)

「stress (ストレス)」に「-ful(~に満ちている)」が付いて、「ストレスに満ちた状態」を表す形容詞になっています。

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. stressful situation


    • 日本語: ストレスの多い状況


  2. stressful job


    • 日本語: ストレスの多い仕事


  3. stressful environment


    • 日本語: ストレスの多い環境


  4. stressful day


    • 日本語: ストレスの多い一日


  5. stressful period


    • 日本語: ストレスの多い期間


  6. stressful event


    • 日本語: ストレスの多い出来事


  7. stressful conversation


    • 日本語: ストレスを伴う会話


  8. stressful workload


    • 日本語: ストレスの多い仕事量


  9. stressful relationship


    • 日本語: ストレスの多い人間関係


  10. extremely stressful


    • 日本語: 非常にストレスの多い



3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「stress」は中英語 (Middle English) の stresse に由来し、さらに古フランス語 estresse(狭さ、圧力など)から来ています。語源をさかのぼると、ラテン語の stringere(締めつける)という意味にもつながります。

  • ニュアンス: 「stressful」は、特に精神的プレッシャーや不安、緊張を誘発するような状況を指します。「stressed」と比べると、前者は「ストレスを感じさせる原因のほう」を表し、後者は「ストレスを感じている個人の状態」を表します。

  • 使用時の注意点:


    • 「stressful」はカジュアルにもフォーマルにも使えます。ビジネス文書でも日常会話でも幅広く通じる表現です。

    • 相手の状況を思いやるときや、自分の経験を述べるときなどに頻繁に登場します。



4. 文法的な特徴と構文


  • 品詞: 形容詞 (adjective)

  • 他動詞/自動詞の区別: 動詞ではないため、他動詞や自動詞の区別は関係ありません。

  • 一般的な構文:


    • It was a stressful day at work.

    • This final exam is quite stressful.


  • 使用シーン: カジュアル・フォーマル問わず使えます。書き言葉・話し言葉いずれでも自然に使われる単語です。


5. 実例と例文

ここでは、日常会話、ビジネス、学術的文脈の3つの場面ごとに例文を3つずつ示します。

日常会話での例


  1. I had such a stressful day at school today; there was a surprise test.


    • 今日学校ですごくストレスの多い一日だったよ。突然のテストがあったんだ。


  2. Planning a big family reunion can be stressful but also exciting.


    • 大きな家族の集まりを計画するのはストレスが多いけど、同時にわくわくすることでもある。


  3. Prepping for the wedding was stressful, but everything turned out beautifully.


    • 結婚式の準備はすごく大変だったけど、結果的にはすべてうまくいったよ。


ビジネスでの例


  1. Juggling multiple projects simultaneously can be stressful without proper delegation.


    • 適切な割り振りをしないまま複数のプロジェクトを同時進行するのはストレスがかかります。


  2. The strict deadline made the entire week stressful for the team.


    • 厳しい締め切りがチームにとって一週間まるごとストレスの多い状態を作り出しました。


  3. Dealing with irate customers can be stressful, so we offer training on conflict resolution.


    • 怒っている顧客への対応はストレスがかかることがあるので、紛争解決のトレーニングを提供しています。


学術的な文脈での例


  1. Exam season is often stressful for students due to the high stakes involved.


    • 試験シーズンは、高いリスクが伴うため、多くの学生にとってストレスが大きい期間になります。


  2. Recent studies show that workplace environments with poor ergonomics can be highly stressful.


    • 最近の研究によると、人間工学が不十分な職場環境は非常にストレスフルになり得ることが示されています。


  3. High levels of cortisol in the bloodstream indicate a stressful physiological response.


    • 血液中のコルチゾール値が高いということは、ストレス反応が高まっている生理学的指標です。



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. tense (緊張した)


    • 「神経が張り詰めた状態」を指す。主観的・感情的。


  2. nerve-racking (ピリピリさせる)


    • かなり強いストレスや不安を引き起こす、口語的。


  3. anxious (不安な)


    • 不安・心配を表す形容詞。「stressful」と似るが、もう少し主観的。


  4. demanding (要求が厳しい)


    • 「時間や労力など要求が多くて大変」というニュアンスが強い。


反意語 (Antonyms)


  1. relaxing (リラックスさせる)


    • 「stressful」とは逆に、ストレスを和らげる、落ち着かせる状態。


  2. soothing (穏やかにする、落ち着かせる)


    • 主に心を落ち着かせる効果がある場合に使う。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈstrɛs.fəl/

  • 強勢: 最初の「stress」の部分にアクセントがあります(STRESS-ful)。

  • アメリカ英語とイギリス英語: アクセント位置は大きく変わりません。どちらでもほぼ同じ「ストレス・フル」に近い音です。

  • よくある間違い: 「stress-full」とハイフンを入れたり、「stressfull」と「l」を重ねてつづったりするミスに注意しましょう。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス


    • 「stressfull」と最後に「l」が重複してしまう。正しくは stressful (最後は「l」が一つだけ)。


  2. 「stressed」と「stressful」の混同


    • 「stressed」: ストレスを感じている状態の人などを形容する。

    • 「stressful」: ストレスを引き起こす原因(状況や物事)を形容する。


  3. TOIEC・英検などへの出題


    • ビジネスや日常会話の文脈で出てきやすい単語です。「stressed」との区別も頻出ポイント。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • stress+ful: 「ストレスに満ちている → ストレスいっぱい!」と覚えるとイメージしやすいでしょう。

  • 発音するときは「STRESS-ful」と、前半をしっかり強調する。

  • 「stress」と「stressful」「stressed」をセットで覚えると区別しやすくなります。


以上が、形容詞 stressful の詳しい解説です。
「気持ちが落ち着かない」「ストレスを感じるような」特徴を説明したい場合には欠かせない単語なので、シーンごとに使い分けてみてください。

意味のイメージ
stressful

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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