safari
1. 基本情報と概要
単語: safari
品詞: 名詞 (可算名詞)
意味 (英語): A journey or expedition, especially in eastern or southern Africa, to observe or hunt wild animals.
意味 (日本語): (主にアフリカの) 野生動物の観察・狩猟を目的とした旅、または探検。
「サファリ」というと、アフリカの自然保護区でジープなどに乗りながら野生動物を観察するツアーをイメージする人が多いかと思います。狩猟が目的の場合もありますが、近年では主に観光や写真撮影を目的とした自然観察の旅として使われます。
日常でも「観光探検ツアー」という感覚で、主に自然や動物の観察に関連して使われる単語です。
活用形: 通常複数形は safaris となります。
- 単数: a safari
- 複数: safaris
- 単数: a safari
ほかの品詞形: 「safari」は基本的に名詞として使われます。形容詞や動詞としての用法は一般的ではありませんが、「safari-inspired (サファリ風の)」のように形容詞的に用いられる表現もあります。
CEFRレベルの目安: B2 (中上級)
- B2:中上級の学習者が、旅行や観光関連の文脈で十分に使いこなせる単語です。
2. 語構成と詳細な意味
「safari」は、もともとスワヒリ語の safari(旅)に由来します。
英語では「アフリカでの野生動物観察/狩猟のための探検・旅行」という特化した意味になりました。
コロケーション(共起表現)10選
- go on a safari
- サファリに出かける
- サファリに出かける
- safari park
- サファリパーク
- サファリパーク
- photographic safari / photo safari
- 写真撮影のためのサファリ
- 写真撮影のためのサファリ
- safari lodge
- サファリの宿泊施設(ロッジ)
- サファリの宿泊施設(ロッジ)
- safari guide
- サファリのガイド
- サファリのガイド
- safari vehicle
- サファリで使用される車両
- サファリで使用される車両
- safari experience
- サファリ体験
- サファリ体験
- wildlife safari
- 野生生物観察サファリ
- 野生生物観察サファリ
- game safari
- 狩猟目的のサファリ
- 狩猟目的のサファリ
- mounted safari
- 馬やラクダなどに乗って行うサファリ
3. 語源とニュアンス
- 語源: アラビア語の سَفَر (safar, 旅) → スワヒリ語の safari → 英語へと借用されたと言われています。
- 歴史的背景: 19世紀後半、ヨーロッパの探検家や冒険家がアフリカ大陸で動物を狩猟・研究する際に用いた言葉が、のちに一般の日常会話に広まりました。
- ニュアンス:
- 「safari」は「冒険」「野生」「自然保護」などのイメージを強く伴います。
- 近年は狩猟目的よりもエコツーリズム・写真撮影目的が主流になっており、「自然を体験する旅」というポジティブでワクワクするニュアンスがあります。
- 「safari」は「冒険」「野生」「自然保護」などのイメージを強く伴います。
- 使用時の注意点:
- カジュアルな観光文脈で頻繁に使われますが、フォーマルでも旅行関連の報告や記事で使われることがあります。
- もともと狩猟文化とも関わりがあるため、現代は環境保護の話題がつきまとう場合もあり、文脈に合わせた使い方が望まれます。
- カジュアルな観光文脈で頻繁に使われますが、フォーマルでも旅行関連の報告や記事で使われることがあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: 通常「a safari」「two safaris」のように数えられる名詞です。
- 一般的な構文:
- “go on a safari” 「サファリツアーに参加する」
- “to take part in a safari” 「サファリに参加する」
- “a safari to Africa” 「アフリカへのサファリ旅行」
- “go on a safari” 「サファリツアーに参加する」
- 使用シーン:
- カジュアル: 友達や家族に「今度サファリに行くんだ!」と言う場面。
- フォーマル: 旅行会社のパンフレットや観光関連の記事など。
- カジュアル: 友達や家族に「今度サファリに行くんだ!」と言う場面。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “I’ve always wanted to go on a safari in Kenya.”
- 「ずっとケニアでサファリに行きたいと思ってたんだ。」
- 「ずっとケニアでサファリに行きたいと思ってたんだ。」
- “Our family is planning a safari adventure next summer.”
- 「家族で来年の夏にサファリ旅行を計画しているの。」
- 「家族で来年の夏にサファリ旅行を計画しているの。」
- “I heard you can see lions and elephants up close on a safari.”
- 「サファリではライオンやゾウを間近で見られるらしいよ。」
(2) ビジネス
- “The travel agency specializes in luxury safaris for high-end clients.”
- 「その旅行代理店は高級サファリツアーを専門に扱っています。」
- 「その旅行代理店は高級サファリツアーを専門に扱っています。」
- “We’re collaborating with local guides to create an eco-friendly safari package.”
- 「現地ガイドと協力して環境に配慮したサファリツアーパッケージを作っています。」
- 「現地ガイドと協力して環境に配慮したサファリツアーパッケージを作っています。」
- “Our revenue has increased since we introduced the new safari tour option.”
- 「新しいサファリツアーを導入してから売り上げが伸びています。」
(3) 学術的文脈
- “Recent studies suggest responsible safari tourism positively affects wildlife conservation.”
- 「最近の研究によると、責任あるサファリ観光は野生生物の保護にプラスの影響を与えるようです。」
- 「最近の研究によると、責任あるサファリ観光は野生生物の保護にプラスの影響を与えるようです。」
- “Researchers conducted a survey on the ecological impact of safaris in protected areas.”
- 「研究者たちは保護区でサファリが与える生態学的影響について調査を行いました。」
- 「研究者たちは保護区でサファリが与える生態学的影響について調査を行いました。」
- “Ethical safari practices must balance tourism benefits with wildlife preservation.”
- 「倫理的なサファリ運用には、観光の利益と野生生物の保護のバランスをとることが求められます。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- expedition (探検)
- より探検要素が強く、研究や科学的探査などの意図を含むことが多い。
- より探検要素が強く、研究や科学的探査などの意図を含むことが多い。
- tour (ツアー)
- 一般的な「旅行」や「見学ツアー」を幅広く指すが、野生動物目的に特化しているとは限らない。
- 一般的な「旅行」や「見学ツアー」を幅広く指すが、野生動物目的に特化しているとは限らない。
- journey (旅)
- サファリに限らず幅広く使われ、特定の目的地や長さを問わない。
- サファリに限らず幅広く使われ、特定の目的地や長さを問わない。
- trek (トレッキング)
- 歩くことによる長い旅やトレッキング自体を指す。
反意語 (Antonyms)
- 「狩猟」「探索」を目的にしたサファリの直接の反意語はあまりありませんが、「urban tour(都会見学)」は真逆の概念として参照される場合があります。
- 逆に「staycation(家で過ごす休暇)」などはアウトドア旅行とは真逆のようなイメージです。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /səˈfɑːri/
- アメリカ英語: サーファーリ(またはサファーリ、/səˈfɑr.i/)
- イギリス英語: サファーリ(/səˈfɑː.ri/)
- アメリカ英語: サーファーリ(またはサファーリ、/səˈfɑr.i/)
- アクセント: 第二音節の「-far-」の部分に強勢があります。
- よくある発音間違い:
- 頭の「sa-」を強く読んでしまう場合があるが、実際は「sə-」のように曖昧母音になることが多い。
- 「リ」をはっきり「ri」と発音せず、「リ」と曖昧にしてしまう場合がある。
- 頭の「sa-」を強く読んでしまう場合があるが、実際は「sə-」のように曖昧母音になることが多い。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “safari” を safary や safri と書き間違えることがある。
- 同音異義語との混同: 基本的に同音異義語はありませんが、「Safari」はApple社のウェブブラウザ名でもあるため、文脈を誤解しないように。
- 試験対策: TOEICなどの英語試験では旅行や観光に関する文章で出題される可能性あり。「go on a safari」のフレーズで出ることもあるので覚えておくと便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方のコツ: 「Safari」はAppleのブラウザ名としても有名なので、「アフリカの野生動物探索ツアー」→「ネットの世界を冒険するブラウザ」とイメージしながら関連づけると覚えやすいです。
- スペリングのポイント: カタカナ「サファリ」と大きく変わらないので、ローマ字を意識して “safari” と書けばOK。
- イメージ: 大自然が広がるサバンナで、ジープに乗ってキリンやライオンを見るといった冒険感あふれる旅行を思い浮かべましょう!
以上が名詞「safari」の詳細解説です。サファリは、自然・動物・冒険が好きな方にとって魅力的な旅のスタイルであり、英語でもワクワク感を伝える単語です。ぜひ覚えて活用してみてください。
(狩猟・探険などアフリカでの)遠征旅行,サファリ