reunification
以下では、名詞「reunification」について、学習者の方にわかりやすい形で詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
単語: reunification
品詞: 名詞 (noun)
意味(英語): the act of bringing together parts or people that were separated in the past
意味(日本語): 以前は一緒だったものが再び一つにまとまること、再統合・再統一
「reunification」は、もともと一緒だった国家や組織、家族などが、分裂・分断の状態を経て再び統合されることを指す言葉です。たとえば、国が分断されていたものが一つに戻るイメージや、家族が離れて暮らしていたのがまた一緒になるイメージで使われます。「国家再統一」や「家族再会」のような大きめな文脈で目にすることが多いです。
活用形
- この単語は名詞なので、特に動詞の変化形のような活用はありません。
他の品詞形
- reunify (動詞): 再び統合する
例: The two countries plan to reunify in the near future. - reunite (動詞): 再会させる・再会する (家族や友人など)*
例: The mother was reunited with her child.
難易度目安 (CEFR)
- B2 (中上級): 新聞記事や歴史的な文脈で出てくることがあり、政治や社会問題に興味がある学習者にとって重要度が高い単語。
2. 語構成と詳細な意味
- 接頭語: 「re-」(もう一度、再び)
- 語幹: 「unify」 (ひとつにする)
- 接尾語: 「-ation」 (名詞化)
もとは “unify” (統一する)に「re-」がついて再度「ひとつにする」という意味合いが生まれ、さらに「-ation」がついて「行為・状態」を示す名詞化がされています。「分かれていたものをもう一度一つにする行為・状態」というイメージです。
10個のよく使われるコロケーション(共起表現)
- German reunification (ドイツ再統一)
- national reunification (国家再統一)
- peaceful reunification (平和的再統一)
- family reunification (家族再会・再結合)
- call for reunification (再統一を呼びかける)
- strive for reunification (再統一を目指す)
- political reunification (政治的再統一)
- seek reunification (再統一を模索する)
- promote reunification (再統一を推進する)
- a path to reunification (再統一への道筋)
3. 語源とニュアンス
語源:
ラテン語の “unus”=「1」を語根とする “unify” が原型で、「re-」が付いて「再びひとつにまとめる」という意味となり、さらに -ation を伴って名詞「reunification」になりました。歴史的背景:
特に「ドイツ再統一 (German reunification)」の話題でよく使われ、国家間や社会的な文脈で目にすることが多いです。ニュアンス・使用時の注意:
国家や社会レベルの大きな再統合、もしくは離ればなれになった家族が一つに戻るというフォーマルな響きがあります。カジュアルな日常会話というよりは、ニュースやスピーチなど、ややかしこまった場面でも登場します。
4. 文法的な特徴と構文
- 品詞: 名詞 (noun)
可算・不可算: 多くの場合は不可算名詞として扱われますが、特定の事例を指すときに可算名詞として用いられる場合もあります(例: recent reunifications in history)。
使用シーン:
- フォーマルな文章やスピーチ
- ニュースや政治的な文脈
- 社会問題や家族問題などのトピックを論じるとき
- フォーマルな文章やスピーチ
一般的な構文例:
- [名詞] + of + [対象]: The reunification of two countries.
- [形容詞] + reunification: The peaceful reunification.
- [名詞] + of + [対象]: The reunification of two countries.
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアルな文脈)
“I heard there will be a family reunification this winter. That’s so heartwarming!”
- 「今冬、家族の再会があるんだって。なんだか心温まるね!」
“She spoke about the reunification of her relatives who were long separated.”
- 「彼女は、長い間離れて暮らしていた親戚の再結合について話していたよ。」
“They’re hoping for a reunification party once everyone’s back in town.”
- 「みんなが街に戻ってきたら、再会パーティを開きたいと思ってるみたい。」
ビジネス (オフィスや企業の文脈)
“The leadership discussed the possible reunification of the two former branches of the company.”
- 「経営陣は、かつて分かれていた2つの支社の再統合の可能性について話し合った。」
“Stakeholders believe that a reunification could strengthen the global brand.”
- 「関係者は、再統合が世界的なブランド力を強化するだろうと考えています。」
“Legal teams are working out the details of the reunification proposal.”
- 「法務チームが再統合案の詳細を詰めています。」
学術的 (論文や講演、フォーマルな文脈)
“The historical context of German reunification has been extensively analyzed by political scientists.”
- 「ドイツ再統一の歴史的背景は、政治学者によって広範囲に分析されてきました。」
“Scholars argue that economic disparity is a major obstacle to reunification efforts.”
- 「学者たちは、経済格差が再統一の取り組みにとって大きな障害だと論じています。」
“This paper examines the cultural challenges of reunification after decades of separation.”
- 「本論文は、数十年の分断後における再統一の文化的課題を検討しています。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- reunion (再会・集合)
- 家族や友人の再会にも幅広く使われる。規模は小さいことが多い。
- 家族や友人の再会にも幅広く使われる。規模は小さいことが多い。
- rejoining (再合流)
- 軍隊や組織に関して、一時的に離れていたものが再び合流するイメージ。
- 軍隊や組織に関して、一時的に離れていたものが再び合流するイメージ。
- consolidation (統合)
- もともとある組織をまとめる意味合い。再びというより初めてまとまるニュアンスもあり。
反意語 (Antonyms)
- separation (分離)
- division (分裂)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /ˌriːjuːˌnɪfɪˈkeɪʃən/
- アメリカ英語: [リーユーニフィケイション]
- イギリス英語: 大きくは同じですが、若干母音の発音が異なる場合があります。
- アメリカ英語: [リーユーニフィケイション]
- アクセント: 主に “-fiCA-” の部分に強勢が来ます (re-u-ni-fi-CÁ-tion)。
- よくある発音ミス:
- “re” を「レ」と短く発音してしまう。英語では “ree-” と伸ばすイメージで発音します。
- “-cation” を [ケイション] ではなく [ケイシュン] のように発音するとナチュラルに聞こえます。
- “re” を「レ」と短く発音してしまう。英語では “ree-” と伸ばすイメージで発音します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「reunification」を “reunfication” や “reinification” のように誤って書きがちです。
- 同音異義語との混同: 同じ読みの単語はあまりありませんが、「reunion (再会)」との混同に注意。
- 試験対策:
- TOEICや英検のリスニングで「再統一」がテーマになると、国際情勢やビジネス文脈で出題される可能性があります。
- 文中に登場したら主語が国や大きな組織なのか個人や家族なのか、文脈をよく読み取る必要があります。
- TOEICや英検のリスニングで「再統一」がテーマになると、国際情勢やビジネス文脈で出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「re-(再び)」+「uni(1つ)」+「fication(名詞化)」 という構造を思い浮かべると「もう一度一つになる」という意味が覚えやすいです。
- “unify” は「一体化する」という動詞で、そこに “re-” がつけば「もう一度、統一する」というシンプルな発想でイメージできます。
- ニュースでよく耳にする “German reunification” (ドイツ再統一) をキーワードにしておくと、単語のイメージが定着しやすいです。
以上が、名詞「reunification」に関する詳細な解説です。国家の再統合や家族の再会など、かしこまった文脈で使われることが多い単語ですので、ぜひ文脈とあわせて覚えてみてください。