‘を'看護する,看病する / 〈幼児〉‘に'授乳する / 〈病気・けが〉‘を'治そうと努める / 《話》…‘を'注意して扱う,たいせつに扱う / …‘を'大事に育てる / (心に)〈ある感情〉‘を'いだく / 看護人(看護婦)として働く / 授乳する / 〈幼児が〉乳を飲む
nurse
‘を'看護する,看病する / 〈幼児〉‘に'授乳する / 〈病気・けが〉‘を'治そうと努める / 《話》…‘を'注意して扱う,たいせつに扱う / …‘を'大事に育てる / (心に)〈ある感情〉‘を'いだく / 看護人(看護婦)として働く / 授乳する / 〈幼児が〉乳を飲む
1. 基本情報と概要
単語: nurse
品詞: 動詞 (verb)
英語での意味
- To care for someone who is sick or injured, often providing medical or personal assistance.
- To feed a baby (especially by breastfeeding).
日本語での意味
- (特に病人やけが人を)看護する、世話をする。
- (赤ちゃんを)授乳する。
「nurse」は、病気の人やけがをした人などの回復を助けてあげるときに使われる動詞です。また、母親が赤ちゃんにおっぱいをあげることを指すこともあります。人をいたわり、世話をするようなニュアンスがあります。
活用形
- 原形: nurse
- 過去形: nursed
- 過去分詞形: nursed
- 現在分詞・動名詞: nursing
他の品詞形
- 名詞形: nurse (看護師)
- 例) My sister is a nurse. (私の姉は看護師です)
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
・看護や養育など、それなりに具体的・抽象的な状況や文脈で使われる単語なので、日常会話よりも少し難易度は高めと言えます。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- 語幹: nurs- (もともとは「世話をする」「授乳する」というニュアンスを含む)
- 接頭語・接尾語は明確には含まれていませんが、歴史的にはフランス語やラテン語から派生してきたと言われています。
詳細な意味のバリエーション
- 病人・けが人を看護する
- (赤ちゃんに)おっぱいをあげる
- (比喩的に)感情や考え、希望を長く持ち続ける (例: to “nurse a grudge” は「恨みを抱き続ける」)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- nurse a patient(患者を看護する)
- nurse an injury(けがの手当をする/いたわる)
- nurse a baby(赤ちゃんに授乳する)
- nurse someone back to health(人を看護して元気にする)
- nurse a grudge(恨みを抱き続ける)
- nurse one’s wounds(傷をいたわる/心の傷を癒す)
- nurse a drink(時間をかけてゆっくり飲む)
- nurse a hurt(心の痛みを長い間かかえている)
- nurse a secret ambition(秘めた野心を抱き続ける)
- nurse hopes(望みを抱き続ける)
3. 語源とニュアンス
語源
- もともとは中英語の “nourish” や古フランス語の “norrice” (女性の乳母) と関係があり、「育てる」「養う」という意味合いを持っていました。
ニュアンス・使用時の注意
- 「大切に世話をする」というやさしいニュアンスがあります。
- 「nurse a grudge」のように、ネガティブな感情を長く育てる意味での使い方もあります。
- 口語でも、文章でも比較的使われますが、「赤ちゃんに授乳する」意味での使用はどちらかといえば日常的・口語的なシーンで登場しやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
- 基本的に他動詞 (transitive verb):
- nurse + 目的語 (人や感情など)
例)“She nursed her child back to health.”
- nurse + 目的語 (人や感情など)
- 比喩的な用法:
- nurse + (感情/アイデア)
例)“He has been nursing a secret desire to travel the world.”
- nurse + (感情/アイデア)
イディオムや構文
- nurse (someone) back to health: 「(人)を看護して元気にする」
- nurse one’s drink: 「飲み物をゆっくり味わいながら飲む」
- nurse a grievance/grudge: 「恨みを抱き続ける」
フォーマル/カジュアル
- 医療関係や育児に関する場面ではカジュアルからフォーマルまで幅広く使われます。ビジネス文書などでも「nurse back to health」のような比喩的表現が使われることがあります。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I had to nurse my son all night because he had a fever.”
(息子が熱を出してしまって、一晩中看病しなくてはいけなかった。) - “She’s still nursing the baby, so she can’t stay away from home too long.”
(彼女はまだ赤ちゃんに授乳しているから、長い時間家を空けられないんです。) - “He’s nursing a cold, so he’s resting at home today.”
(彼は風邪をひいているので、今日は家で休んでいます。)
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “After the accident, we had to nurse our colleague back to health, both physically and emotionally.”
(事故の後、私たちは同僚を身体的にも精神的にもサポートして回復させる必要がありました。) - “He nursed a strong ambition to lead the project, which eventually paid off.”
(彼はそのプロジェクトを率いたいという強い野心を長い間持ち続け、ついに実現させました。) - “Even though the deal fell through, they continued to nurse hopes for a future partnership.”
(取引がうまくいかなかったにもかかわらず、彼らは将来的な提携への希望を捨てずに抱き続けました。)
学術的な文脈(3つ)
- “Researchers aim to nurse endangered species back to a stable population in captivity.”
(研究者たちは、絶滅危惧種の数を飼育下で安定した個体数にまで回復させようと看護・保護している。) - “This field study demonstrates techniques to nurse polluted soil back to a sustainable condition.”
(このフィールド調査では、汚染された土壌を持続可能な状態に回復させるための技術が示されています。) - “Students are learning how to nurse critically ill patients using advanced medical simulations.”
(学生たちは高度な医療シミュレーションを使って重篤患者を看護する方法を学んでいます。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- take care of(世話をする)
- よりカジュアルで広い意味を持つ表現。家庭内の簡単な世話から専門的看護まで幅広い。
- よりカジュアルで広い意味を持つ表現。家庭内の簡単な世話から専門的看護まで幅広い。
- tend(看護する、面倒を見る)
- 小規模の家畜や植物などの世話にも使い、「全般的に面倒を見る」ニュアンス。
- 小規模の家畜や植物などの世話にも使い、「全般的に面倒を見る」ニュアンス。
- care for(世話をする、介護する)
- 患者や高齢者を含む、よりやさしいトーンでの世話のイメージ。
- 患者や高齢者を含む、よりやさしいトーンでの世話のイメージ。
- foster(育む、育てる)
- 精神的・社会的に「育てる」意味が強い。「志や関係を育てる」など、比喩的に用いやすい。
反意語
- neglect(放置する、無視する)
- 看護・世話の対極として、この動詞が挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA):
- アメリカ英語: /nɝːs/
- イギリス英語: /nɜːs/
- アメリカ英語: /nɝːs/
アクセント
- アクセントの位置は単語の先頭 (nurse) で、1音節しかないため特に意識する必要はありません。
よくある発音の間違い
- /nʌrs/ と発音してしまうケースや、/nərs/ と曖昧母音になってしまう場合があるので、しっかり母音を伸ばし気味に意識するとよいです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “nurse” の “u” を “e” や “a” と書いてしまうミス。
- 動詞と名詞の混同: “nurse” は「看護師」という名詞でも「看護する」という動詞でも使われるため、文脈に注意。
- 試験対策: TOEICや英検などでは、医療の話題や比喩表現(“nurse a grudge”や“nurse back to health”)として出題される可能性があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「nurse」は「看護師 (名詞)」と同じスペルなので、「看護陪護する」というイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
- 「養い育てる」というイメージが広がり、“nourish” と似ていると考えると、より記憶が定着しやすいでしょう。
- 「赤ちゃんを看護師が抱いている」イラストや脳内イメージを思い浮かべながら覚えると、単語が結びつきやすいです。
以上が、動詞 “nurse” の詳細な解説です。看護・世話するという主な意味から、比喩的に「感情を心の中で育てる」用法まで幅広く使える単語です。ぜひ例文やコロケーションを活用して、使い方に慣れてみてください。
《話》…‘を'注意して扱う,たいせつに扱う
…‘を'大事に育てる
(心に)〈ある感情〉‘を'いだく
看護人(看護婦)として働く
授乳する
〈幼児が〉乳を飲む
‘を'看護する,看病する
〈幼児〉‘に'授乳する
〈病気・けが〉‘を'治そうと努める