元となった辞書の項目
loudspeaker
解説
以下では英単語「loudspeaker」を、できるだけ詳しく解説します。学習の手助けとなるよう、日本語でわかりやすくまとめました。
1. 基本情報と概要
単語: loudspeaker
品詞: 名詞(countable noun)
CEFRレベルの目安: B1(中級)
- 日常生活で見かけるものですが、専門用語や技術関連の文脈でもよく使われるため、B1(中級)レベルとしました。
英語と日本語での意味
- 英語: A device that converts electrical signals into audible sound, typically making the sound louder.
- 日本語: 電気信号を大きな音に変換する機器。いわゆる「スピーカー」で、特に拡声装置を指すときに使います。
「loudspeaker」は、コンサート会場や学校の校内放送などで音声を大きくして流す装置を言います。
「スピーカー」でも通じますが、英語圏では「loudspeaker」というと「拡声器」としての意味が強調されるニュアンスです。
活用形
名詞なので動詞のような直接の時制変化(活用形)はありません。
- 単数形: loudspeaker
- 複数形: loudspeakers
他の品詞になったときの例
「loudspeaker」という形容詞や動詞は基本的に存在しませんが、関連語として「speaker」(名詞)があります。
- speaker(名詞): 話す人、またはスピーカー(装置)
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- loud(形容詞): 大きな音の
- speaker(名詞): 話者、または音を出す装置
この2語が組み合わさり「大きな音を出す装置」という意味を明確にしている複合語です。
派生語や類縁語など
- speaker (名詞): 話をする人、スピーカー(機器)
- loud (形容詞): 音量が大きい
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- “public address (PA) loudspeaker”
(公共アナウンス用拡声スピーカー) - “built-in loudspeaker”
(内蔵型スピーカー) - “portable loudspeaker”
(携帯型スピーカー) - “wireless loudspeaker”
(ワイヤレスのスピーカー) - “home theater loudspeaker system”
(ホームシアタースピーカーシステム) - “external loudspeaker”
(外部スピーカー) - “car loudspeaker”
(車載用スピーカー) - “loudspeaker cabinet”
(スピーカーキャビネット) - “wall-mounted loudspeaker”
(壁に取り付けるタイプのスピーカー) - “high-fidelity loudspeaker”
(高音質スピーカー)
3. 語源とニュアンス
語源
「loudspeaker」は、20世紀初頭に見られる英語の造語で、“loud” (大きい音) + “speaker” (話す装置) の組み合わせによって生まれました。拡声技術の発展とともに一般化していった言葉です。
使用時の微妙なニュアンス・注意点
- 「speaker」単体でも「スピーカー」の意味になりますが、特に“音を増幅する”というニュアンスを強調したい時に“loudspeaker”を使うことが多いです。
- 口語では「speaker」と同じ感覚で使われますが、技術的な文脈やフォーマルな報告書などでは「loudspeaker」と明記されることもあります。
カジュアルかフォーマルか
- 口語: 「speaker」とほぼ同じ意味で使用される。
- フォーマル/技術文脈: 機器名として「loudspeaker」をしっかり書くことが多い。
4. 文法的な特徴と構文
可算名詞
- 1つの装置 → a loudspeaker
- 複数の装置 → loudspeakers
- 1つの装置 → a loudspeaker
一般的な構文例
- “We installed a new loudspeaker in the auditorium.”
- “The announcements came through the loudspeaker.”
- “We installed a new loudspeaker in the auditorium.”
イディオム的な表現
- 直接的なイディオムはあまりありませんが、慣用的によく使われるフレーズとしては、
“through the loudspeaker”(拡声器を通じて)が挙げられます。
- 直接的なイディオムはあまりありませんが、慣用的によく使われるフレーズとしては、
使用シーン
- 公共の場(学校、駅、空港、イベント会場)でのアナウンス
- 音響機器に関する技術説明
- 公共の場(学校、駅、空港、イベント会場)でのアナウンス
5. 実例と例文
それぞれの場面に分けて3つずつ例文を示します。
日常会話
- “Could you turn down the loudspeaker volume? It’s too loud.”
(スピーカーの音量を下げてくれる?大きすぎるんだ。) - “My dad just bought a new loudspeaker for our living room.”
(父がリビング用に新しいスピーカーを買ってきたんだ。) - “We’re going to need an extra loudspeaker for the party.”
(パーティーにもう一つスピーカーが必要だね。)
ビジネス
- “Our conference room needs a reliable loudspeaker system.”
(会議室には信頼できるスピーカーシステムが必要です。) - “Please ensure the announcements can be heard clearly through the loudspeakers.”
(アナウンスがスピーカーを通してはっきり聞こえるようにしてください。) - “We should invest in a higher-quality loudspeaker for public events.”
(公共イベント用にもっと高品質なスピーカーを導入した方がいいですね。)
学術的な文脈
- “The loudspeaker’s frequency response was analyzed in the laboratory.”
(実験室でスピーカーの周波数特性を分析しました。) - “Researchers tested the loudspeaker’s output using specialized equipment.”
(研究者は特殊な機材を使ってスピーカーの出力をテストしました。) - “Improving loudspeaker design requires a deep understanding of acoustics.”
(スピーカーの設計を改善するには、音響学の深い理解が必要です。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語(Synonyms)
- speaker(スピーカー)
- 一般的に「音を出す装置」という意味。loudspeakerよりも広い意味合いで使われる。
- 一般的に「音を出す装置」という意味。loudspeakerよりも広い意味合いで使われる。
- PA system(PAシステム)
- 公共の場などでアナウンスを拡声する仕組み全体を指す。
- 公共の場などでアナウンスを拡声する仕組み全体を指す。
- amplifier(アンプ)
- 厳密には「音を増幅する装置」。スピーカーとは別物だが、セットで使われることが多い。
- 厳密には「音を増幅する装置」。スピーカーとは別物だが、セットで使われることが多い。
反意語(Antonyms)
- 直接の反意語としては存在しませんが、“earphones”や“headphones”など、音を耳に直接伝える装置とは対照的です。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈlaʊdˌspiːkər/
- アメリカ英語: [lóud-spìː-kər]
- イギリス英語: [láud-spìː-kə]
- アメリカ英語: [lóud-spìː-kər]
- アクセントは “loud-” の部分に強勢が来ます。
- よくある間違い: 「laud(称賛する)」と混同しないように注意してください。 /laʊd/(ラウド)との違いを意識しましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス
- loudspeakerの“d”を忘れたり、loudとspeakerの間に不要なハイフンを入れたりしがち。
- loudspeakerの“d”を忘れたり、loudとspeakerの間に不要なハイフンを入れたりしがち。
- 同音異義語との混同
- “laud” (称賛する) と“loud” (大きい音) は発音・スペルが似ているので注意。
- “laud” (称賛する) と“loud” (大きい音) は発音・スペルが似ているので注意。
- 試験対策
- TOEICや英検で技術関連の長文の中に出る可能性があります。文脈としてはオフィス機器やプレゼンテーション、学校放送などが多いです。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語源イメージ: 「loud(大きい音)」+「speaker(スピーカー)」 → 大きい音を出す機械
- 覚え方のコツ:
- 「うるさい(loud)+ 話す装置(speaker)」で「拡声器」とイメージする。
- 日常的に身近な「スピーカー」に「loud」を足したイメージを思い浮かべる。
- 「うるさい(loud)+ 話す装置(speaker)」で「拡声器」とイメージする。
以上が名詞「loudspeaker」の詳細解説です。「speaker」とどう違うか、技術的な文脈で使われやすいなどを意識すると覚えやすいでしょう。
意味のイメージ
意味(1)
拡声器,ラウドスピーカー