最終更新日:2025/09/18
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元となった辞書の項目

kettle

名詞

『やかん』,湯沸し

このボタンはなに?

私はやかんでお湯を沸かしました。

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解説

1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • kettle:a container, usually metal, with a lid, spout, and handle, used for boiling water.

  • 意味(日本語):「やかん」のことです。水を入れて火にかけたり電気で熱して沸かす道具です。お湯を沸かすために主に使われる道具で、取っ手がついていて注ぎ口があるのが特徴です。家庭で日常的に使われる、生活に密着した単語です。

品詞


  • 名詞(countable): 「やかん」という具体的なモノを指しますので可算名詞として扱います。

活用形


  • 名詞なので、通常は複数形「kettles」があるだけです。


    • 単数形: kettle

    • 複数形: kettles


他の品詞形


  • 厳密には「kettle」は名詞であり、同じスペル・発音でほかの品詞形は一般的に存在しません(動詞“kettle”は希少な用法としてデモ隊を囲い込む警察戦術などを指すスラングもありますが、非常に限定的で特殊です)。

CEFRレベル


  • A2(初級)レベル

    「kettle」は日常生活における基本的な家庭用品を表す単語であり、語彙としては比較的初期の段階で学習されます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • kettleという単語は明確に分解できる接頭語・接尾語を含まない単語です。

関連する派生語・類縁語


  • 特に派生語は多くありませんが、口語・方言・正式名で“teakettle”と呼ぶ場合があります。

  • 俗語としては上記のように警察がデモ隊を取り囲む戦術を「to kettle」で表現することがありますが、特殊なので一般的な派生とは言えません。

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)


  1. boil a kettle(やかんでお湯を沸かす)

  2. electric kettle(電気ケトル)

  3. stovetop kettle(コンロ用のやかん)

  4. fill the kettle(やかんに水を入れる)

  5. put the kettle on(やかんを火にかける/お湯を沸かす)

  6. whistle kettle(笛吹きやかん)

  7. kettle lid(やかんのふた)

  8. kettle handle(やかんの取っ手)

  9. kettle spout(やかんの注ぎ口)

  10. kettle of fish(イディオム:「やっかいな状況」「別の問題」など/“a different kettle of fish”で「全く別の問題」という意味)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「kettle」は古英語の「cytel」から来ています。さらにその語源はラテン語の「catillus(小さなボウル)」や「catillus(フライパン・器)」などに異なる形で関連しているといわれます。

ニュアンス


  • 日常生活で使う非常にカジュアルな単語です。家庭用具の一種なので、会話や説明でごく自然に登場します。

  • 電気式のkettle(電気ケトル)は昨今よく使われるので、海外の生活事情を話すときにもよく登場します。

  • 「a different kettle of fish」というイディオムでは、「まったく別次元の問題・話」などのニュアンスを持つやや比喩的な表現になります。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文


  • 「put the kettle on」:お湯を沸かす(イギリス英語の口語表現として定番)

  • 「Is the kettle boiled yet?」:もうやかんは沸いた?

  • 「Don’t forget to fill the kettle before boiling.」:沸かす前に水を入れるのを忘れないでね。

文法上のポイント


  • 可算名詞なので、不特定多数のやかんを指す場合は “kettles” を用い、特定のやかんを指す場合は “the kettle” もしくは所有格を用いて “my kettle” のように表現します。

  • フォーマル・カジュアルにかかわらず、道具名として日常会話からビジネス文書(例えばビジネス文書では「飲み物を用意する手順」などに記載するとき)まで幅広く使えますが、ビジネス文書ではそこまで登場頻度は高くありません。


5. 実例と例文

日常会話での例文(3つ)


  1. “Could you put the kettle on? I’d love a cup of tea.”

    (やかんを火にかけてくれる? お茶を飲みたいんだ。)


  2. “We just bought a new electric kettle for the kitchen.”

    (キッチン用に新しい電気ケトルを買ったんだ。)


  3. “Be careful with the kettle; the water is boiling hot.”

    (やかんに気をつけて。お湯がぐつぐつ沸騰してるよ。)


ビジネスでの例文(3つ)


  1. “In the break room, there is an electric kettle available for all employees.”

    (休憩室には電気ケトルがあって、従業員なら誰でも使えます。)


  2. “Please ensure the kettle is unplugged after use to save electricity.”

    (使用後は電気の節約のため、必ずケトルのプラグを抜いてください。)


  3. “We’re planning to purchase a larger kettle for the office to accommodate more people.”

    (より多くの人数に対応するため、オフィス用に大きめのケトルを購入する予定です。)


学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “Research suggests that the material used in kettles can influence the taste of boiled water.”

    (研究によると、やかんに使われる素材がお湯の味に影響を与える可能性があるとされています。)


  2. “The efficiency of an electric kettle depends primarily on its wattage and insulation.”

    (電気ケトルの効率は主にワット数と断熱性能によって決まります。)


  3. “In a sociocultural context, the kettle symbolizes hospitality in many regions.”

    (社会文化的文脈において、やかんは多くの地域で“もてなし”の象徴となっています。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “teapot”(ティーポット)


    • お茶を入れるためのポット。ティーポットはお湯を沸かす機能がなく、注ぐ目的で使います。


  2. “boiler”(ボイラー)


    • 大規模にお湯を沸かす装置。家庭用のやかんとは用途・規模が違います。


反意語 (Antonyms)


  • 「kettle」の反意語といえるものは特に存在しませんが、あえて機能や目的が正反対の「冷却器具(cooler)」を挙げることもできます。ただし直接の対義語ではありません。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA):


    • イギリス英語: /ˈkɛt.l̩/

    • アメリカ英語: /ˈkɛt̬.əl/


  • アクセントは最初の音節「ket-」に置かれます。

  • アメリカ英語では “t” の音が弱くなる(フラップする)傾向があり、“ケラル”のように聞こえる場合があります。

  • イギリス英語では “t” をはっきりと発音し、しっかりとした「ケトル」のように聞こえます。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペル:kettle は “kettle” で “t” が2回続きます。 “ketle”や “kettel”などとミススペルしないよう気をつけましょう。

  • 同音異義語:英語では“kettle”と同じ発音の単語はほぼないので、発音の混同は少ないです。

  • 「a different kettle of fish」のイディオムの使い方を誤ってしまうことがありますが、この場合は「まったく別問題」という文脈で使います。

  • TOEICや英検などの試験では、それほど頻繁に登場する単語ではありませんが、日常生活関連の話題(買い物や家庭用品など)で出題される可能性があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「やかんに“ケッ!”と怒られた(kettle)」という語呂合わせで覚える人もいます。

  • 発音の途中にある「t」の二重音に注意してスペルもセットで覚えると良いでしょう(“ket-tle”)。

  • お湯を沸かすイメージで「ケトル=水が沸騰する」と結びつけると記憶しやすくなります。

  • キッチン用品は実生活で目にする頻度が高いので、その場で指をさしながら英単語と関連付けて記憶すると定着しやすいです。


以上が kettle の詳細な解説です。家庭で日常的に使う道具であり、英語圏の生活文化でもよく登場する単語ですので、しっかり覚えておきましょう。

意味のイメージ
kettle
意味(1)

やかん,湯沸し

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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