最終更新日:2025/09/26
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元となった辞書の項目

goodness

間投詞

《godの婉曲表現》神

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解説

以下では、間投詞としての「goodness」を中心に、名詞としての意味なども含めて詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: goodness

品詞: 間投詞 (Interjection) / 名詞 (Noun)

CEFRレベル: A2(初級)~B1(中級)程度


  • A2(初級):日常的な表現や身近な話題で使えるレベル

  • B1(中級):やや複雑な内容を理解・表現できるレベル

意味(英語・日本語)と概要


  • (Interjection) “goodness!”


    • 「えっ!?」「あら!」などの驚き・感嘆・困惑を表す感嘆詞です。

    • “Oh my goodness!” と言うと、「まあ、なんてこと!」のような穏やかな驚きを表します。

    • 非常に強い驚きではなく、優しめ・穏やかな驚きや困惑を示したいときに使われる表現です。


  • (Noun) “goodness”


    • 「善良さ」「優しさ」「良いこと/本質」といった意味の不可算名詞です(例: the goodness in people: 「人々の善良さ」)。


活用形


  • 名詞である“goodness”には一般的な動詞のような時制変化はありません。

  • 間投詞としては形が変わることはなく、“goodness!” “my goodness!” “goodness gracious!”と一定の形で使われます。

他の品詞への派生例


  • “good” (形容詞): 「良い」という意味

  • “goodly” (形容詞/副詞): やや古風な表現で「立派な」「かなりの」という意味

  • “goodness gracious” (句): 間投詞的表現。“gracious”を伴って一層驚きを表現


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 “good” + 接尾辞 “-ness”


    • “-ness” は「〜である状態」を示す名詞化の接尾辞


派生語や関連語


  • “good”(adjective): 良い

  • “goodwill”(noun): 善意、好意

  • “goodhearted”(adjective): 心優しい

  • “goody”(noun, informal): 美味しいもの、あるいはよい子ぶる人(文脈により異なる)

10のよく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ


  1. “Oh my goodness!”


    • (あらまあ!おやまあ!)


  2. “Goodness gracious!”


    • (まあ、なんということでしょう!)


  3. “Thank goodness!”


    • (助かった!よかった!)


  4. “For goodness’ sake!”


    • (一体全体、お願いだから)


  5. “There is goodness in people.”


    • (人間には善良さがある)


  6. “That’s the goodness of nature.”


    • (それが自然の恵みだ)


  7. “He showed his true goodness.”


    • (彼は本当の優しさを見せた)


  8. “Oh, goodness me!”


    • (まあ、どうしよう)


  9. “My goodness, that’s amazing!”


    • (これは驚いた!素晴らしい!)


  10. “Embrace the goodness in life.”


    • (人生の良い面を受けとめよう)



3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語 “godnes” に由来し、“good”(良い)の派生形として「善性」「優しさ」の意味を持ちます。

  • 感嘆詞としては “Oh my God” の婉曲表現として、または宗教的表現を和らげる目的で “Oh my goodness” が使われるようになったと考えられています。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「Oh my God」よりも柔らかい響きで、宗教的色合いが薄い表現です。

  • カジュアルな会話でよく使われ、とくにフォーマル文章ではあまり使いません。

  • やや古風、上品、もしくは穏やかな印象を与える感嘆詞でもあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 間投詞(interjection): 独立して驚きや感情を表すために使います。文の他要素とは直接結びつかない場合が多いです。

    例) “Goodness! I forgot my keys.”

  • 名詞(noun, 不可算): 「善良さ」を指す抽象名詞のため、基本的に “a goodness” のようには言いません。

    例) “We believe in the goodness of humanity.”

使用シーン


  • カジュアルな日常会話で使われることが多いです(“Oh my goodness!”など)。

  • ビジネス文書やフォーマルなスピーチでは、間投詞としてはあまり用いられませんが、名詞として「善性」等を表現する文章では使用されることがあります。


5. 実例と例文

以下に、日常会話・ビジネス・学術的文脈の3パターンごとに例文を示します。

日常会話


  1. “Goodness! I almost tripped over that step!”


    • 「あら、大変!あの段差でつまずきそうになったわ!」


  2. “Oh my goodness, that puppy is so cute!”


    • 「わあ、なんてかわいい子犬なの!」


  3. “Goodness me, I didn’t expect to see you here!”


    • 「まあ、こんなところで会うなんて思わなかったわ!」


ビジネス


  1. “Thank goodness the meeting ended on time.”


    • 「定刻通りに会議が終わって助かりました。」


  2. “For goodness’ sake, please confirm the schedule by tomorrow.”


    • 「お願いだから、明日までにスケジュールを確認してください。」


  3. “We should also consider the goodness of our customer support.”


    • 「私たちは顧客サポートの質(善良さ/良い対応)も考慮すべきです。」


学術的/フォーマル


  1. “Philosophers debate the inherent goodness of mankind.”


    • 「哲学者たちは人間に内在する善について議論している。」


  2. “Her research highlights the goodness of ethical leadership practices.”


    • 「彼女の研究は、倫理的なリーダーシップの優位性(善良さ)を浮き彫りにしている。」


  3. “In moral philosophy, ‘goodness’ is a fundamental concept that guides ethical behavior.”


    • 「道徳哲学において、“善”は倫理的行動を導く基本的な概念である。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “Oh my gosh”


    • (あら、おや)宗教的な響きを避けた柔らかい驚き表現。


  2. “Good gracious”


    • (まあ!)やや古風で上品なニュアンスの驚き。


  3. “My word”


    • (まあ、本当に)少しフォーマルかつ上品。


  4. “Thank heavens”


    • (おかげさまで、ありがたい)神様ではなく天を用いるエクスプレッション。


※ いずれも強い驚きではなく、軽い・柔らかいトーンの感嘆を表します。

反意語


  • 間投詞としての反意語はあまりありませんが、名詞の「goodness」(善性)の対義語としては “evil” や “badness” が挙げられます。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /ˈɡʊd.nəs/


    • アクセント(強勢)は第1音節 “GOOD” の部分に置かれます。


  • アメリカ英語 / イギリス英語


    • どちらも大きな差異はなく /ɡʊd.nəs/ と発音。

    • アメリカ英語では “ʊ” の音がやや曖昧になりがちですが、基本的には同じです。


  • よくある発音ミス


    • “good” の “oo” の部分を長音(/uː/)で読むと “gud-ness” ではなく “gooooooodness” となり、不自然に聞こえます。短い /ʊ/ で発音しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “goodness” を “godness” や “goodnes” と書かないように注意。“oo” と “ss” の重なりに注意が必要です。

  • “Oh my God” と “Oh my goodness” の違い


    • “Oh my God” の方がややカジュアル・口語的で宗教的ニュアンスも含みがち

    • “Oh my goodness” はより穏やかで上品な響き


  • 試験対策・資格試験(TOEICなど)では感嘆詞として出題されることは少ないですが、読解やリスニング中に登場して、驚きを表す意味を理解する必要があります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “Oh my goodness” = “God” ではなく “good” を使った、よりやわらかい・上品な感嘆詞。

  • イメージとしては「驚いて口を手で押さえながら、やや控えめに“あらまあ……”と言う感じ」です。

  • “good” に “-ness” をつけるだけなので、スペルも “good” + “ness” で覚えやすいです。

“goodness” は日本語で言えば「まあ!」くらいのソフトな感嘆詞。強い驚きではなく、上品・穏やかに驚きや困惑を表すときに便利な単語です。ぜひ日常会話の中で取り入れてみてください。

意味のイメージ
goodness
意味(1)

《Godを遠回しに言って驚きを表す句に用いて》神

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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