最終更新日:2025/10/10

流れる / 《...で》満ちあふれる《with ...》 / 《...から》生じる《from ...》

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元となった辞書の項目

flow

動詞

流れる / 《...で》満ちあふれる《with ...》 / 《...から》生じる《from ...》

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森を流れる川がブクブクと音をたてました。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: flow

品詞: 動詞 (主に自動詞)

活用形:


  • 原形: flow

  • 三人称単数現在形: flows

  • 現在分詞・動名詞: flowing

  • 過去形: flowed

  • 過去分詞: flowed

意味(英語):


  1. To move along in a steady, continuous stream.

  2. To proceed continuously and smoothly.

意味(日本語):


  1. 一定の流れで連続的に流れること。

  2. 途切れなくスムーズに進むこと。

「flow」は、「水や空気などの液体や気体が流れる」「会話や物事の進行が途切れなく進む」というニュアンスを表す動詞です。「flow」の他品詞として名詞で使われる場合は「流れ」(例: the flow of water = 水の流れ) の意味になります。

CEFRレベル目安: B1(中級)

・身近な場面についてある程度話せるレベル。日常的に使われ、教養も深められる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • 「flow」は接辞を持たない単純語で、これ自体が語幹になります。

  • 派生語(例):


    • inflow (名詞: 流入)

    • outflow (名詞: 流出)

    • overflow (動詞/名詞: 溢れる/氾濫)

    • workflow (名詞: 作業の流れや工程)

    • cash flow (名詞: 現金の流れ)


よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):


  1. flow of water → 水の流れ

  2. blood flow → 血流

  3. smooth flow → スムーズな流れ

  4. flow rate → 流量

  5. traffic flow → 交通の流れ

  6. cash flow → キャッシュフロー(資金繰り)

  7. go with the flow → 流れに身を任せる

  8. flow into … → …に流れ込む

  9. flow out of … → …から流れ出る

  10. creative flow → 創造力が途切れず溢れ出る状態


3. 語源とニュアンス

語源:

「flow」は古英語の “flowan” にさかのぼり、オランダ語の “vloeien” やドイツ語の “fließen” と同じゲルマン語源を持ちます。さらにラテン語の “pluere” (雨が降る) など、液体の移動や流れに関連するインド・ヨーロッパ語族起源の単語とつながりがあります。

ニュアンス:


  • 自然にゆったりと流れるイメージを持ち、スムーズさや連続性を伴う状態を表現します。

  • 会話や作業が妨げなく進行するときにも使われます。

  • 口語・文章ともに幅広く使われますが、「go with the flow」などのイディオムはカジュアル寄りの表現です。ビジネス文書では「cash flow」「work flow」のように名詞としてもよく使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 自動詞として使う場合


    • 物理的な液体や気体が流れる → “Water flows through the pipe.”

    • 抽象的に物事が進む → “The conversation flowed naturally.”


  2. 名詞として使う場合


    • “the flow of traffic” (交通の流れ)

    • “the flow of ideas” (アイデアの流れ)


  3. イディオム / 慣用表現


    • go with the flow: 流れに身を任せる → カジュアル

    • ebb and flow: 潮の満ち引き、物事の盛衰 → やや文語寄り


  4. フォーマル/カジュアル


    • ビジネスシーンでは「workflow」「cash flow」のように名詞形がよく登場しフォーマル。

    • 日常会話で「go with the flow」はカジュアル。



5. 実例と例文

(A) 日常会話での例文 (3つ)


  1. “I like to go with the flow and not plan every detail of my trip.”

    (旅行ではあまり細かく計画せず、流れに任せるのが好きなんだ。)

  2. “Once he started talking, the story just flowed from one topic to another.”

    (彼が話し始めてから、次々と自然に話題が展開したよ。)

  3. “Let’s keep the conversation flowing and see where it leads us.”

    (会話を続けて流れを大事にしてみよう、どこに行き着くか楽しみだ。)

(B) ビジネスシーンでの例文 (3つ)


  1. “We need to analyze the cash flow for the next quarter.”

    (次の四半期に向けたキャッシュフローを分析する必要があります。)

  2. “Our workflow has improved significantly with the new software.”

    (新しいソフトウェアのおかげで、作業の流れがかなり改善されました。)

  3. “Let’s ensure that communication flows smoothly between all departments.”

    (すべての部署間で円滑にコミュニケーションが進むようにしましょう。)

(C) 学術的・専門的文脈での例文 (3つ)


  1. “The blood flow in the patient’s arteries was measured using Doppler ultrasound.”

    (ドップラー超音波を用いて、その患者の動脈の血流が測定された。)

  2. “This research focuses on fluid flow patterns in microchannels.”

    (本研究はマイクロチャネルにおける流体の流れパターンに焦点を当てています。)

  3. “A steady flow of data is essential for real-time analysis in this system.”

    (リアルタイムの分析には、途切れないデータの流れが不可欠です。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. run (走る/流れる)


    • 「流れる」という意味で共通しますが、「run」は「走る」のイメージも強いです。


  2. pour (注ぐ)


    • 「注ぐ」という動作の比重が大きいので、流出の仕方を特に強調する際に使われます。


  3. stream (流れる)


    • 「小川」の意味も置き換えられるように、続けて流れ出るイメージ。デジタルの「ストリーミング」にも応用。


反意語 (Antonyms)


  1. stop (止まる)

  2. halt (停止する)

  3. stagnate (よどむ)

「flow」は連続して動くイメージで、反意語は「停止」や「滞留」など動きがない状態を表します。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA):


    • アメリカ英語: /floʊ/

    • イギリス英語: /fləʊ/


  • アクセント:


    • 1音節語のため、強勢は “flow” 全体にあります。


  • よくある発音ミス:


    • “frow” (フロウ) と濁ってしまう場合がありますが、唇をきちんと丸めて「floʊ / fləʊ」と発音する点に注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “flow” を “frow” と書いてしまうミス。

  • 同音異義語との混同: “floe” (海氷、流氷) は発音が似ているが、意味もスペルも全く異なる。

  • 試験対策:


    • TOEICなどのビジネス英語試験では “cash flow” や “workflow” といった名詞表現で出題されることが多いです。

    • 英語検定でも、自然科学や日常表現の文脈で「水が流れる」という用法が出る可能性があります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「flow」=「フロー」と日本語カタカナでも使われることが多いので、身近に感じやすい単語です。

  • 水が滑らかに流れるイメージを頭に浮かべると覚えやすくなります。

  • 「go with the flow」のイディオムを思い出せば、使い方や意味(自然に任せる、スムーズに進む)をイメージしやすいです。

  • ビジネスでは「ワークフロー」や「キャッシュフロー」という言葉が普通に使われます。専門用語と結びつけて覚えると忘れにくいでしょう。

以上が動詞「flow」の詳しい解説です。ぜひ日常的にもビジネスにも活用してみてください。

意味のイメージ
flow
意味(1)

《副詞[句]を伴って》〈気体・液体・電気などが〉流れる

意味(2)

《副詞[句]を伴って》〈言葉・人々などず〉流れるように続く

意味(3)

〈心・場所などが〉(…で)いっぱいになる,満ちあふれる《+with+

意味(4)

《副詞[句]を伴って》〈髪・服などが〉長く垂れる;風になびく

意味(5)

〈潮が〉満ちる

意味(6)

(…から)生じる,発生する《+from+

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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