(宗教的な)『祝祭』,祭礼;祭日,祝日 / 祝宴,宴会(banquet);ごちそう / (…の)目や耳を楽しませるもの,(…にとっての)楽しみ《+『for』(『to』)+『名』》
feast
(宗教的な)『祝祭』,祭礼;祭日,祝日 / 祝宴,宴会(banquet);ごちそう / (…の)目や耳を楽しませるもの,(…にとっての)楽しみ《+『for』(『to』)+『名』》
以下では、名詞「feast」について、できるだけ詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
単語: feast
品詞: 主に名詞 (動詞としても使われる)
意味 (英語): A large or elaborate meal, often for a celebration.
意味 (日本語): 盛大で豪華な食事、しばしばお祝いのために開かれる宴会やごちそう。
「feast」は、大勢が集まって楽しむ祝祭的な食事を指す単語です。パーティーやお祝い事などの豪華な食事会を想像してみてください。日常でも「ごちそう」や「宴会」という意味合いで使われています。
活用形 (名詞として)
- 単数形: feast
- 複数形: feasts
他の品詞の例 (動詞)
- “to feast” という動詞で、「盛大に食べる」「ごちそうを楽しむ」という意味になります。
例: “They feasted on turkey and pies during Thanksgiving.”(感謝祭では七面鳥やパイをごちそうとして楽しんだ)
CEFRレベルの目安: B1 (中級)
- 「feast」はニュース記事や文学作品などでも目にすることがあり、初級から中級ぐらいのレベルで習得しやすい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
接頭語・接尾語・語幹
- もともと一語として使われるため、特に接頭語・接尾語がない形です。
- 語幹は “feast” itself で、「宴会、祝宴」というニュアンスを持ちます。
類縁語・派生語
- “feasting” (動名詞/形容詞的に “ごちそうを楽しむこと/祝宴中の”)
- “feasted” (過去形・過去分詞)
よく使われるコロケーション (10個)
- lavish feast (豪華な宴会)
- wedding feast (結婚式の宴)
- holiday feast (祝日のごちそう)
- traditional feast (伝統的な宴会)
- royal feast (王族の宴会)
- harvest feast (収穫祭の晩餐)
- prepare a feast (ごちそうを準備する)
- feast day (祝祭日)
- a feast for the eyes (目のごちそう、視覚的に楽しめるもの)
- a feast of music (音楽の饗宴)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「feast」はラテン語の “festum” (祝祭、祭日) に由来し、古フランス語 “feste” を経て英語に入ってきました。
- もともと宗教行事などの特別な日のお祝いを指すところから始まり、徐々に「特別なごちそう・豪華な食事」の意味に発展していったとされています。
ニュアンス・使用時の注意点
- 「feast」は祝祭的なイメージがあるため、ちょっと大げさな雰囲気や、贅沢なイメージを想起させます。
- 口語でも文章でも使われますが、日常の「ちょっとした豪華な食事」を指す場合は “feast” ではなく “banquet” や “special dinner” を使うこともあります。
- 「feast」はやや文学的・華やかなニュアンスが強い傾向があります。
4. 文法的な特徴と構文
名詞として
- 可算名詞: 「複数形 feasts」も使えます。例えば “We attended several feasts last month.”(先月は複数の宴会に出席した) のように使われます。
動詞として
- 他動詞としても自動詞としても使えますが、実際には自動詞的に “feast on + 食べ物” の形がよく用いられます。
- 例: “We feasted on roasted chicken.” (ローストチキンを満喫した)
イディオム
- “feast your eyes on something” (…を思う存分楽しんで見る)
例: “Feast your eyes on the beautiful sunset over the ocean.” (海に沈む美しい夕日を存分にご覧ください)
5. 実例と例文
日常会話 (3例)
“We had a small family feast for my birthday.”
- (私の誕生日に、小さな家族のごちそうを楽しんだんだ。)
“It felt like a real feast with all those dishes on the table!”
- (テーブルにあんなに料理が並んでて、本当にごちそうという感じだったよ。)
“Let’s prepare a feast for our friends coming over tonight.”
- (今夜来る友達のために、ごちそうを用意しよう。)
ビジネス (3例)
“The company hosted a lavish feast to celebrate its anniversary.”
- (その会社は記念日のお祝いとして豪華な宴会を催した。)
“Our international partners were treated to a traditional cultural feast.”
- (海外のパートナーたちは、伝統文化の祝宴でもてなされた。)
“The annual gala always features a grand feast for attendees.”
- (毎年のガラ(祝宴)では、出席者のために盛大な食事会が行われる。)
学術的な文脈 (3例)
“Historical records describe the feast held for the coronation of the new monarch.”
- (歴史的記録によれば、新しい君主の戴冠に際して開かれた祝宴が描かれている。)
“Anthropologists study the social function of feasts in various cultures.”
- (人類学者は、さまざまな文化において祝宴の持つ社会的機能を研究している。)
“In medieval Europe, feasts were often held to mark religious festivals.”
- (中世ヨーロッパでは、宗教行事を祝してしばしば祝宴が開かれた。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “banquet” (宴会、晩餐会)
- 「feast」よりも格式ばった場や公式行事のイメージが強い。
- 「feast」よりも格式ばった場や公式行事のイメージが強い。
- “feast” vs. “meal”
- “feast” : お祝いのニュアンスを含む豪華な食事。
- “meal” : 単純に食事全般を指す、もっと一般的な言い方。
- “feast” : お祝いのニュアンスを含む豪華な食事。
- “gala” (祝宴、祭典)
- よりイベント性が高く、パーティー全体を指すニュアンスが強い。
反意語
- “fast” (断食)
- 食事を豪勢に楽しむ「feast」に対し、まったく食べないことを指す「fast」は対極的な概念となります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /fiːst/
- アメリカ英語とイギリス英語の違い: 両者とも発音はほぼ同じ (fiːst)。
- 強勢 (アクセント): 単語の冒頭 (頭にストレスを置いて「フィースト」)。
- よくある発音の間違い: [fest] と短い母音で発音してしまうミス。正しくは「フィースト(fiːst)」と伸ばします。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “feast” の “ea” の順番を間違えて “feat” と書いてしまうことがあります。 “feat” は「偉業」の意味になるので注意してください。
- 同音異義語との混同: “feast” と “fist”(こぶし) は音が違うので混乱はあまりありませんが、スペル違いは似ている部分があります。
- 試験対策: TOEIC などでは、文脈問題やパーティー・お祝い事に関する英単語として出題される可能性があります。
- 例: 「company feast」「celebratory banquet」と組み合わせて出てくる可能性。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “Feast” → “Ea” の部分を「イー」としっかり伸ばして「たっぷり楽しむこと(長く味わう)」と覚えるとよいでしょう。
- 語源としてラテン語 “festum”(祝祭) に由来することから、 “festival” 「フェスティバル」(祭り) とつなげて覚えるのもおすすめです。
- イメージとしては、盛大にテーブルに料理が並んでいるシーンを思い浮かべると「feast」の豪華さが記憶に残ります。
以上が、名詞「feast」の詳細解説となります。
お祝いの場や豪華な食事をイメージする際に、ぜひこの単語を活用してみてください。
(宗教的な)祝祭,祭礼;祭日,祝日
祝宴,宴会(banquet);ごちそう
(…の)目や耳を楽しませるもの,(…にとっての)楽しみ《+for(to)+名》