最終更新日:2025/10/17

もてなす人;歌(漫談,寸劇)などで人を楽しませる芸人

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元となった辞書の項目

entertainer

名詞

もてなす人;歌(漫談,寸劇)などで人を楽しませる芸人

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解説

以下では、英単語“entertainer”をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(English / 日本語)


  • English: “entertainer” is a person who performs or acts in order to amuse or interest an audience.

  • 日本語:エンターテイナーとは、人々を楽しませたり興味を引いたりするために、演技・パフォーマンスをする人のことです。たとえば、歌手やコメディアン、マジシャンなどがこれにあたります。「みんなを楽しませる役割を持つ人」というニュアンスで、娯楽を提供する現場で多用されます。

品詞


  • 名詞(countable noun:可算名詞)

活用形


  • 単数形: entertainer

  • 複数形: entertainers

他品詞形


  • entertain (動詞) : 楽しませる、慰みを与える


    • 例:He always tries to entertain his guests at home.


  • entertaining (形容詞) : 楽しい、愉快な


    • 例:That was an entertaining show.


  • entertainment (名詞) : 娯楽、エンターテインメント


    • 例:Television is a popular form of entertainment.


CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 一般的な日常会話やテキストの中で出会う可能性が高く、かつ、娯楽や職業の話題として理解できるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • entertain + -er


    • “entertain”は「楽しませる」という意味の動詞。

    • 接尾語“-er”には「〜する人」という意味があります。つまり「楽しませる人」が“entertainer”です。


派生語・類縁語


  • entertainment(名詞)

  • entertaining(形容詞)

  • enterprising(形容詞:企業心のある) :語源はやや異なりますが、最初の”enter-”の綴りは似ています。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. professional entertainer → プロのエンターテイナー

  2. live entertainer → ライブでパフォーマンスをするエンターテイナー

  3. children’s entertainer → 子供向けのエンターテイナー

  4. street entertainer → ストリートパフォーマー

  5. cruise ship entertainer → クルーズ船でのエンターテイナー

  6. stand-up entertainer → スタンダップコメディアンのように、立って話すエンターテイナー

  7. variety entertainer → バラエティショーに出演するエンターテイナー

  8. top-class entertainer → 一流のエンターテイナー

  9. rising entertainer → これから有望なエンターテイナー

  10. seasoned entertainer → ベテランのエンターテイナー


3. 語源とニュアンス

語源


  • “entertain”は古フランス語の“entretenir”(保つ、楽しませる)に由来し、さらにラテン語の“inter” + “tenere”(間に保つ)という要素が組み合わさったと言われています。

  • “entertainer”はその“entertain”に、行為者を表す “-er” が付いた形です。

ニュアンスや使用時の注意


  • “entertainer”はお客さんや観衆を「楽しませる」という職業・役割を強調する名詞です。コメディアン、歌手、マジシャン、役者など、人前でパフォーマンスする人を広く指します。

  • 日常会話でも使われますが、「公式な役職」や「肩書き」というよりは、広い意味で「人を楽しませる人」というニュアンスが強いです。

  • 多くの場合、カジュアルからフォーマルな文脈まで幅広く使用できますが、仕事としての「芸能活動」というフォーマルさが暗示される場面もあります。


4. 文法的な特徴と構文


  • 名詞(可算名詞)なので、a/an や複数形の s がつけられます。


    • 例:She is an entertainer. / They are entertainers.


  • 形容詞や修飾句を付けて使うことが多いです。


    • 例:He is a talented entertainer.


  • フォーマル・カジュアルいずれでも通用します。文章・会話を問わず使える単語です。

イディオムや関連表現


  • run-of-the-mill entertainer : 平凡なエンターテイナー

  • born entertainer : 生まれつきのエンターテイナー(才能を示唆)


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “My friend wants to become an entertainer because he loves making people laugh.”


    • (友達は人を笑わせるのが大好きだから、エンターテイナーになりたがっているんだ。)


  2. “I saw a street entertainer who was juggling and playing music at the same time.”


    • (ストリートエンターテイナーを見たよ、ジャグリングしながら同時に音楽を演奏していたんだ。)


  3. “Did you know that she used to be an entertainer in a comedy club?”


    • (彼女、以前はコメディクラブでエンターテイナーをしていたんだって知ってた?)


ビジネスシーンでの例文


  1. “We hired a professional entertainer for our company’s annual party.”


    • (会社の年次パーティーのために、プロのエンターテイナーを雇いました。)


  2. “Having a good entertainer can boost team morale during corporate events.”


    • (素晴らしいエンターテイナーがいると、企業イベントでチームの士気を高められます。)


  3. “Our boss invited a famous entertainer to celebrate our sales milestone.”


    • (上司は、売上の節目のお祝いに有名なエンターテイナーを招待しました。)


学術的・フォーマルな文脈での例文


  1. “The role of an entertainer in modern society poses interesting questions about cultural influence and mass media.”


    • (現代社会におけるエンターテイナーの役割は、文化的影響やマスメディアについて興味深い疑問を提起する。)


  2. “Scholars often analyze how entertainers shape public opinion through their performances.”


    • (学者たちは、パフォーマンスを通じてエンターテイナーがいかに世論を形成するかをよく分析する。)


  3. “Effective entertainers not only perform but also understand the sociocultural context of their audience.”


    • (有能なエンターテイナーは、パフォーマンスするだけでなく、観客の社会文化的な背景を理解している。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. performer (パフォーマー)


    • 「パフォーマンスをする人」という意味。幅広い舞台芸術に使われる。


  2. artist (アーティスト)


    • 一般に芸術活動をする人全般。音楽、絵画、演劇など含む。


  3. showman (ショーマン)


    • ショーで人々を楽しませる人。少し古風、興行師的なニュアンスも。


  4. comedian (コメディアン)


    • 笑いを中心に人を楽しませる人。特にお笑いに特化。


entertainerは「観客を楽しませる人」という意味でより一般的。上記の単語に比べ、パフォーマンスの内容を限定しない広い意味で使われます。

反意語(Antonyms)


  • audience(観客)


    • 直接的な対立語としては「見る人(観客)と魅せる人(エンターテイナー)」の関係。



7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • アメリカ英語: /ˌɛn.tɚˈteɪ.nɚ/

  • イギリス英語: /ˌen.təˈteɪ.nər/

強勢(アクセント)の位置


  • en-ter-TAIN-er の “TAIN” の部分にアクセントがあります。

よくある発音の間違い


  • 「エンタータイナー」ではなく、「エン(タ)/エン(テ)」と「テイン」をはっきり伸ばすと自然に聞こえます。

  • 語尾の “-er” を「アー(英)」または「ア(米)」のように弱く発音すると英語らしい響きになります。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:“entertaner”や“entertanier”といったつづり間違いが多いので注意してください。

  • 同音異義語との混同:同じ発音の単語は特になく、「entertain」と「entertainment」、「entertainer」を分けて覚えるとよいでしょう。

  • 試験対策:


    • TOEICなどのビジネス英語試験では、イベントの手配や顧客対応などのトピックで登場する可能性があります。

    • 英検などでは、職業や役割を問うようなトピックで出ることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “entertain” + “-er” で「楽しませる人」と覚えると理解しやすいです。「~する人」を指す “-er” の概念をしっかり意識しておくと、他の単語(worker, teacherなど)でも応用が利きます。

  • イメージとしては「ステージの上で人前に立つ人」や「パフォーマンスをする人」を想像すると覚えやすいでしょう。


以上が“entertainer”の詳細解説です。歌手やコメディアンをはじめ、ショーで観客を楽しませる「エンターテイナー」という言葉は幅広い場面で使われます。ぜひ参考にしてください。

意味のイメージ
entertainer
意味(1)

もてなす人;歌(漫談,寸劇)などで人を楽しませる芸人

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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