最終更新日:2025/10/31

横断,横切ること;渡航 / 交差点,十字路;踏切,《英》横断歩道(《米》crosswalk),(河川・水路の)横断場所 / 異種交配(crossbreeding)

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元となった辞書の項目

crossing

名詞

横断,横切ること;渡航 / 交差点,十字路;踏切,《英》横断歩道(《米》crosswalk),(河川・水路の)横断場所 / 異種交配(crossbreeding)

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道路を横断する際は必ず横断歩道を利用してください。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: crossing

品詞: 名詞 (noun)

活用形: 通常は「crossing」が単数形で、その複数形は「crossings」です。

(動詞 “cross” の -ing 形から派生した名詞です。)

意味 (英語)


  1. The act of going across from one side to another.

  2. A place where roads, paths, or railways intersect or where pedestrians can cross.

意味 (日本語)


  1. 横断する行為、何かを横切ること。

  2. 道路や線路の交差点、または歩行者が横断できる場所・横断歩道。

「車や人が道路を横断する場面や、鉄道の踏切のように、何かが交差する点を表すときに使われる単語です。日常的に、道路標識や指示としてよく目にします。」

CEFRレベルの目安


  • B1(中級): 「cross」自体は基礎的ですが、「crossing」は場所・構造物としての意味や横断行為の名詞形として扱うので中級レベルと考えられます。英語学習者は道案内や町の説明で頻繁に出会うため、早めに身につけると便利です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹: “cross” (横切る、交差する)

  • 接尾語: “-ing” (動作や行為を名詞として表す接尾語)

関連語・派生語


  • cross (動詞) : 横切る

  • crossroads (名詞) : 交差点

  • crosswalk (名詞, 米) : 横断歩道

  • level crossing (名詞, 英) : 踏切

よく使われるコロケーション(共起表現)・関連フレーズ(10個)


  1. pedestrian crossing(歩行者用横断歩道)

  2. railway crossing(鉄道の踏切)

  3. border crossing(国境越え)

  4. crossing guard(横断歩道の交通誘導員)

  5. crossing point(横断可能地点)

  6. zebra crossing(シマ模様の横断歩道, 主にイギリス英語)

  7. dangerous crossing(危険な横断箇所)

  8. crossing signal(横断用信号)

  9. crossing boundaries(境界線を横断すること、比喩的に「限界を超える」)

  10. crossing paths(道が交わる、偶然出会う、比喩的によく使われる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • “cross” は古英語 “cros” に由来し、ラテン語 “crux”(十字架)が起源とされています。もともとは「十字」を示す言葉でしたが、そこから「横切る」や「交差する」という意味が派生しました。

  • “-ing” は動作や状態を名詞化する接尾語です。

ニュアンス・使用時の注意


  • 「crossing」は、実際の物理的な横断(道路・歩道・踏切)から、象徴的・比喩的な境界越え(国境、制限、限界の超越)まで、幅広く使われます。

  • カジュアル / フォーマル両方で用いられる単語ですが、セットで使われる表現(pedestrian crossing など)で比較的フォーマルに聞こえることもあります。

  • 口語では「crosswalk」(米) や「zebra crossing」(英) など、地域による呼び方の違いがある点に注意してください。


4. 文法的な特徴と構文

名詞としての特徴


  • 可算名詞: “one crossing,” “two crossings” と数えられます。

  • 主に場所や行為としての「横断」「交差点」を表します。

一般的な構文・表現


  • “There is a crossing ahead.” (先に横断歩道[踏切]があります。)

  • “Wait at the crossing.” (横断歩道[踏切]のところで待ちなさい。)

  • 「横断」に加えて「国境をまたぐ」という比喩表現でも使われるときは、前置詞 “across” や “over” などと一緒に使われることがあります。

イディオム


  • 特に “crossing” 単独のイディオムは多くありませんが、“cross that bridge when one comes to it” のように “cross” を含む熟語は別の意味で使われます。こちらは「問題に直面したときに考えればよい」という意味の表現です。


5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的な文脈に分けて例文を提示します。

日常会話(3例)


  1. “Is there a pedestrian crossing nearby?”

    (近くに歩行者用の横断歩道はありますか?)

  2. “Be careful at the railway crossing; trains pass by quite fast.”

    (踏切では気をつけて。電車がとても速く通るから。)

  3. “I always use the zebra crossing in front of the school.”

    (私はいつも学校の前にある横断歩道を使います。)

ビジネス(3例)


  1. “Employees must follow traffic signals at the crossing adjacent to the office.”

    (従業員はオフィスに隣接する横断歩道で、交通信号を守らなければなりません。)

  2. “Our company installed extra lighting at the factory crossing for safety.”

    (当社は安全のため、工場周辺の横断箇所に追加の照明を設置しました。)

  3. “During rush hour, the biggest concern is the crowded pedestrian crossing near the station.”

    (ラッシュアワーの間、駅の近くにある歩行者用横断歩道の混雑が最大の懸念です。)

学術的・フォーマル(3例)


  1. “The study analyzes the frequency of accidents at major urban crossings.”

    (その研究は、大都市の主要な交差点での事故頻度を分析している。)

  2. “Crossing boundaries in interdisciplinary research often leads to innovative insights.”

    (学際的研究で境界を越えることは、革新的な洞察をもたらすことが多い。)

  3. “The historical significance of border crossings sheds light on cultural exchange.”

    (国境の横断の歴史的な重要性は、文化交流の解明につながる。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. intersection(交差点)


    • 道路が上下左右に交差する「交差点」の意味合いが強い。「crossing」が横断行為や横断箇所をよりフォーカスするのに対し、「intersection」は純粋に道路同士が交差する点。


  2. junction(接合点、合流点)


    • 特に英では道路同士の合流地点を指すことが多い。「crossing」よりフォーマルで、「どこかが合流する接合点」というニュアンス。


  3. passage(通路)


    • 建物や空間の中を他の場所へ抜けるための通路。横断よりも「通り抜ける道」という意味合い。


反意語


  • 「crossing」の直接的な反意語はあまり日常では使われませんが、例としては「detouring」(迂回)や「avoiding an intersection(交差点を避ける)」などが文脈次第で当てはまります。


    • ただし厳密には「反対の動作」というより「交差を避ける」という別の概念になるため、反意語というよりは「対立的な行動」を表すものになります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈkrɔː.sɪŋ/ (イギリス英語), /ˈkrɔː.sɪŋ/ または /ˈkrɑː.sɪŋ/ (アメリカ英語)

  • アクセントは 第一音節 “cross” の部分に置かれます。

  • イギリス英語の “cross” は「クロス」にやや近い発音 (/krɔs/)、アメリカ英語では地域によっては “クロース” (/krɑs/) に近い発音になることもあります。

  • よくある間違いは “クロッシング” のように二番目の音節に強いアクセントを置いてしまうこと。正しくは “CROSS‧ing” です。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス: “crossing” の “ss” を一つだけ書いて “crosing” としてしまうミスに注意。

  2. 同音異義語との混同: “cross” は形容詞や動詞でも使われるため、「crossing」と使い分けるとき混乱しやすい。

  3. “crosswalk” との混同: “crosswalk” は主に米国英語で「(歩行者用の)横断歩道」を意味し、名詞としての “crossing” は「横断行為」「交差地点」を広く指すという違いがある。

  4. 試験 (TOEIC・英検 など) では、道案内や交通に関する問題でよく出題されます。「pedestrian crossing」や「railroad crossing」などを文中で正しく読み取り、適切に訳すことが重要です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語幹 “cross” のイメージである「十字/交差」を思い浮かべましょう。

  • “-ing” が付くと“動作・行為”に注目する名詞になる、という感覚を持っておくと覚えやすいです。

  • 街の中で「横断歩道を見かけるたびに “crossing”」と念じて覚えると定着しやすいかもしれません。

  • スペルの連続する “ss” と “ing” を意識して、文字列の流れを視覚的に覚えるのも手です。


以上が名詞 “crossing” の詳細な解説です。横断歩道や踏切、あるいは国境など、さまざまな「横切る場所」を指す便利な単語なので、ぜひ覚えて活用してみてください。

意味のイメージ
crossing
意味(1)

横断,横切ること;渡航

意味(2)

交差点,十字路;踏切,《英》横断歩道(《米》crosswalk),(河川・水路の)横断場所

意味(3)

異種交配(crossbreeding)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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