最終更新日:2025/11/08

カウンセリング(専門家との個人面接によって与えられる助言・指導)

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元となった辞書の項目

counseling

名詞

カウンセリング(専門家との個人面接によって与えられる助言・指導)

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解説

以下では、名詞「counseling」を9つの観点から詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英語と日本語での意味


  • 【英語】“counseling”

  • 【日本語】「カウンセリング」

    心理的・精神的な問題や悩みを抱えた人に専門家が助言や指導を行う行為、またはそのセッションのことを指します。「悩みを聞いて助言を与える」ようなニュアンスがある言葉で、特に心理・メンタルヘルスの文脈でよく使われます。

品詞と活用形


  • 品詞: 名詞 (名詞なので基本的に単数形・複数形の区別はありませんが、複数形 “counselings” はあまり一般的ではありません)

  • 名詞の活用: 不可算名詞として扱われることが多い (例: I’m in counseling → 「私はカウンセリングを受けています」)

  • 他の品詞になる形:


    • “to counsel” (動詞形: 助言をする)

    • “counselor” (名詞: カウンセラー)

    • イギリス英語では、“counselling” と綴ることが一般的


CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)レベル

    心理学や社会福祉、ビジネスシーンでも使用されるため、ある程度文章を理解し、専門用語に触れる機会のある学習者向けの語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “counsel” + “-ing”


    • “counsel” は「助言、忠告、相談に乗る」という意味。

    • “-ing” は動名詞や名詞化を表す接尾語。


派生語や関連語


  • counsel (動詞/名詞): 助言する/助言・相談

  • counselor (名詞): カウンセラー

  • counselling (名詞・英): イギリス英語でのスペリング

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. “counseling session” → カウンセリング・セッション

  2. “marriage counseling” → 結婚カウンセリング

  3. “family counseling” → 家族カウンセリング

  4. “financial counseling” → 金融・財務相談

  5. “career counseling” → キャリア相談

  6. “crisis counseling” → 危機的状況でのカウンセリング

  7. “online counseling” → オンライン・カウンセリング

  8. “group counseling” → グループ・カウンセリング

  9. “professional counseling” → 専門的なカウンセリング

  10. “addiction counseling” → 中毒・依存症カウンセリング


3. 語源とニュアンス

語源


  • “counsel” はラテン語の “consilium”(助言、熟慮)に由来します。そこからフランス語を経て英語に入り、「助言する」という意味に発展しました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 「患者(クライアント)とカウンセラーの間での専門的な相談」、「問題解決を目的とした心理的アプローチ」を強く含むため、日常的な助言というよりは、より専門性・正式な場面をイメージさせる単語です。

  • 一般的にフォーマル寄りですが、心理学や福祉の分野では日常的にも使われます。


4. 文法的な特徴と構文

一般的な構文・イディオム


  • “to be in counseling” → カウンセリングを受けている状態を表す

  • “to seek counseling” → カウンセリングを求める

  • “counseling center” → カウンセリング・センター(施設)

名詞の可算/不可算


  • “counseling” は主に不可算名詞。ただし「いくつかの種類のカウンセリング」を指す場合に、ごくまれに可算扱いされることがあります。

使用シーン(フォーマル/カジュアル)


  • フォーマル: 医療、教育、社会福祉などの専門的な場面

  • カジュアル: 「友人がカウンセリングを受け始めたよ」など、日常会話で相談事を指す際にも使われます


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I started counseling to deal with my stress.”

    (ストレスに対処するためにカウンセリングを始めました。)


  2. “She recommended online counseling because it’s more convenient.”

    (彼女はオンラインカウンセリングを勧めました。そちらの方が便利だからです。)


  3. “He’s been in counseling for anxiety issues.”

    (彼は不安症状のためにカウンセリングを受けています。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “Our company provides free counseling services for employees.”

    (私たちの会社は社員向けに無料のカウンセリングを提供しています。)


  2. “We are seeking professional counseling to handle workplace conflicts.”

    (職場の対立を解消するために専門のカウンセリングを利用しています。)


  3. “The HR department arranged a counseling session for team leaders.”

    (人事部がチームリーダー向けにカウンセリングセッションを手配しました。)


(3) 学術的・専門的な文脈での例文


  1. “Recent studies emphasize the importance of group counseling for adolescents.”

    (最近の研究では、青年期におけるグループカウンセリングの重要性が強調されています。)


  2. “The field of counseling psychology has grown significantly over the last decade.”

    (カウンセリング心理学の分野は、この10年間で大きく発展しました。)


  3. “Ethical considerations are crucial in any form of counseling practice.”

    (どのようなカウンセリングの実践においても、倫理的配慮は極めて重要です。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. “therapy”(セラピー)


    • 悩みを扱う点で似ていますが、より治療的で心理学的な要素が強い。

    • カウンセリングは「話を通じた助言」が強調される一方、セラピーは「治療的アプローチ(行動療法、認知療法など)を使う」ニュアンスが強い。


  2. “guidance”(指導、案内)


    • 目標達成のための方向性を与えるニュアンスで使われ、カウンセリングほど深い心理的援助を含むとは限らない。


  3. “consultation”(相談)


    • 問題解決のための「専門家との相談」。カウンセリングは必ずしも「専門資格を持った心理の専門家」という意味合いがあるが、consultation はより幅広く「医者・弁護士などのコンサルティング」全般を含む。


反意語


  • “neglect”(無視)


    • 直接的な反意語ではありませんが、「相談や助言を受けない」「放置する」という点では真逆の行為になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA)


    • アメリカ英語: /ˈkaʊn.səl.ɪŋ/

    • イギリス英語: /ˈkaʊn.səl.ɪŋ/ (綴りは “counselling” となることが多い)


  • 強勢(アクセント)


    • “coun”- に強勢が置かれ「カウン(səl)リング」のように発音します。


  • アメリカ英語・イギリス英語での違い


    • スペリングの違い: counseling (米), counselling (英)

    • 発音はほとんど同じですが、イギリス英語の音色は少しだけ /ə/ がはっきりする場合があります。


  • よくある発音の間違い


    • /ˈkaʊn.se.lɪŋ/ と /kənˈse.lɪŋ/ を混同しないように注意してください。最初の音節 “coun” をしっかり発音するのがポイントです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス


    • “counseling” の「s」と「l」の位置を混同したり、 “councelling” と誤記する場合があります。


  • 同音異義語


    • “council” (評議会) と綴りが似ていて混同しやすいので要注意。


  • 試験対策


    • TOEICや英検などでは「カウンセリングを受ける」「同僚にカウンセリングをすすめる」などの文脈で出題されることがあります。

    • “counsel” (助言) と “council” (議会) の区別がよく狙われます。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “counseling” と “council” はスペリングが似ているが別物。「カウンセラーと町議会員は全然違う!」と覚えておくとよいでしょう。

  • 語源 “consilium = 助言” という点を押さえると、カウンセリングは「助言を与える行為」というイメージで記憶できます。

  • ストレスや悩み対策のイメージを結びつけると、心理的サポートを専門家が行うもの、と覚えやすくなります。


以上が、「counseling」の詳細な解説です。心理学や福祉、職場のメンタルヘルス対策など、さまざまな場面で出てくる単語なので、ぜひ押さえておきましょう。

意味のイメージ
counseling
意味(1)

カウンセリング(専門家との個人面接によって与えられる助言・指導)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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