元となった辞書の項目
comedian
IPA(発音記号)
解説
以下では、名詞「comedian」を、なるべく詳しく解説していきます。
1. 基本情報と概要
英語: comedian
日本語: コメディアン(芸人、お笑い芸人)
「comedian」は、いわゆる「お笑い芸人」や「コメディを演じる人」を指す名詞です。舞台やテレビなどで人々を笑わせるエンターテイナーというニュアンスの単語です。
- 品詞: 名詞 (countable noun/可算名詞)
- 派生形など:
- comedy (名詞) - 「コメディ、喜劇」
- comedic (形容詞) - 「コメディの、喜劇的な」
- comedy (名詞) - 「コメディ、喜劇」
CEFRレベル: B1(中級)
→ 学習者にとっては、基本的なジャンルを表す語彙であり、ニュースや会話などでよく出てくる単語ですが、日常的な話題でも比較的使います。
2. 語構成と詳細な意味
- 語源的には「comedy」という言葉に接尾語の -ian がついて「コメディを演じる人・専門家」を指す形になっています。
- comedy(コメディ、喜劇)+ -ian(〜に関わる人、〜に携わる人)
よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)
- stand-up comedian
- (スタンダップ・コメディアン:主に一人で舞台上で喋りをするコメディアン)
- (スタンダップ・コメディアン:主に一人で舞台上で喋りをするコメディアン)
- aspiring comedian
- (有望なコメディアン、コメディアンを目指す人)
- (有望なコメディアン、コメディアンを目指す人)
- famous comedian
- (有名なお笑い芸人)
- (有名なお笑い芸人)
- female comedian
- (女性コメディアン)
- (女性コメディアン)
- comedian’s routine
- (コメディアンの持ちネタ)
- (コメディアンの持ちネタ)
- comedian’s performance
- (コメディアンの演技 / パフォーマンス)
- (コメディアンの演技 / パフォーマンス)
- comedic style
- (コメディのスタイル)
- (コメディのスタイル)
- host comedian
- (司会を務めるコメディアン)
- (司会を務めるコメディアン)
- comedian duo
- (お笑いコンビ)
- (お笑いコンビ)
- comedic timing
- (コメディにおける間の取り方)
3. 語源とニュアンス
- 語源: 「comedy(喜劇)」は古代ギリシャ語の「κωμῳδία(kōmōdía)」に由来し、そこからラテン語・古フランス語を経由して英語の「comedy」となりました。さらに「comedy」に「-ian」(〜に関わる人)をつけて「comedian」となりました。
- 歴史的使用: 昔から舞台で喜劇を演じる俳優や芸人を指す言葉として使われてきました。
- ニュアンス・注意点: 「comedian」はカジュアルからややフォーマルな文脈でも使われます。日常会話で「お笑い芸人」を表すときにも使えますし、記事やメディア関係の文章でも「喜劇俳優」として使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞 (countable noun)
「a comedian」「two comedians」というように数を表すことができます。 - よく使われる構文例:
- “(Someone) is a comedian.”
- 例: “He is a famous comedian in the UK.”
- “(Someone) performs as a comedian.”
- 例: “She performs as a comedian in local clubs.”
- “(Someone) is a comedian.”
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “I saw a new comedian on TV last night; he was hilarious!”
- 昨日の夜、新しいコメディアンをテレビで見たんだけど、すごく面白かったよ。
- 昨日の夜、新しいコメディアンをテレビで見たんだけど、すごく面白かったよ。
- “My friend wants to be a stand-up comedian someday.”
- 私の友達はいつかスタンダップ・コメディアンになりたいと思っているの。
- 私の友達はいつかスタンダップ・コメディアンになりたいと思っているの。
- “Did you hear that joke from the comedian at the club? It was so clever!”
- クラブで聞いたコメディアンのジョーク聞いた? あれはすごく巧妙だったね!
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “Our company invited a comedian to perform at the annual corporate dinner.”
- 会社は、年次のパーティーでパフォーマンスをしてもらうためにコメディアンを招待しました。
- 会社は、年次のパーティーでパフォーマンスをしてもらうためにコメディアンを招待しました。
- “The stand-up comedian broke the ice at the launch event, helping guests feel relaxed.”
- スタンダップ・コメディアンが新商品の発表イベントで場を和ませて、お客さんをリラックスさせてくれました。
- スタンダップ・コメディアンが新商品の発表イベントで場を和ませて、お客さんをリラックスさせてくれました。
- “Hiring a comedian for a corporate function can sometimes boost employee morale.”
- 企業行事にコメディアンを呼ぶと、従業員の士気を高めることがあります。
学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)
- “This paper examines the role of the comedian in contemporary social movements.”
- 本論文は、現代の社会運動におけるコメディアンの役割を考察しています。
- 本論文は、現代の社会運動におけるコメディアンの役割を考察しています。
- “Some improvisational comedians actively engage with the audience to create spontaneous humor.”
- 即興コメディアンの中には、観客と対話しながら即興的な笑いを生み出す人もいます。
- 即興コメディアンの中には、観客と対話しながら即興的な笑いを生み出す人もいます。
- “In analyzing media influence, scholars often reference the political impact of satirical comedians.”
- メディアの影響を分析する際、研究者たちは風刺的なコメディアンがもつ政治的影響をしばしば参照します。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- comic(コメディアン / 芸人)
- 「comedian」とほぼ同義ですが、やや古風なくらいで、単に「コメディをする人」を指す。
- 「comedian」とほぼ同義ですが、やや古風なくらいで、単に「コメディをする人」を指す。
- humorist(ユーモリスト)
- 演者というより文章や講演などで人を笑わせる人のニュアンス。
- 演者というより文章や講演などで人を笑わせる人のニュアンス。
- entertainer(エンターテイナー)
- コメディだけでなく、他のエンタメも含めて広いジャンルを表す。
- コメディだけでなく、他のエンタメも含めて広いジャンルを表す。
反意語
明確な反意語はありませんが、性質的に「悲劇俳優(tragedian)」は対比的な存在として扱われることが稀にあります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /kəˈmiːdiən/
- アクセント(強勢)は “-mi-” の部分に置かれます。
- アメリカ英語: [kəˈmiːdiən](カミーディアン)
- イギリス英語: [kəˈmiːdiən](カミーディアン)
- アメリカ英語とイギリス英語でほとんど変わりはありません。
- アメリカ英語とイギリス英語でほとんど変わりはありません。
- よくある発音の間違い: 「コメディアン」をそのまま“コメディ+アン”のように発音すると、英語らしさがなく聞こえるため、/kə/の部分を軽く発音して“カ”に近い音を意識すると良いです。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “comedian” の“e”や“i”の位置を間違えて“comidian”などと書いてしまう失敗が多いので要注意。
- 他の類似語との混同: “comedy” (名詞: 喜劇) と “comedian” (喜劇を演じる人) を取り違えないようにしましょう。
- 資格試験での出題: TOEICなどではあまり直接的に問われませんが、エンタメや文化に関する長文読解で出てくる可能性があります。英検でもエンタメ関連の話題で目にすることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- ヒント: 「comed*ian」の語尾「-ian」は「〜に携わる人」を表すことが多く、同じパターンに「musician(音楽家)」「technician*(技術者)」などがあります。
- イメージ: 何かの“専門職”や人の肩書きを表す時に “-ian” という接尾辞がよく使われる、と覚えると「comedian」もしっかり記憶に残ります。
- 勉強テクニック: 「comedy + -ian → comedian」のように、基礎語「comedy」をしっかり押さえると覚えやすいです。
以上が「comedian」に関する詳細な解説になります。ぜひ参考にしてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
喜劇俳優,コメディアン
意味(2)
客を笑わせる芸人
意味(3)
(一般に)こっけいな人,おどけ者