最終更新日:2025/10/03

『キリストの』;『キリスト教の』,キリスト教徒の / キリスト(キリスト教)を信じる / キリスト教徒にふさわしい / 《話》りっぱな

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元となった辞書の項目

Christian

IPA(発音記号)
形容詞

『キリストの』;『キリスト教の』,キリスト教徒の / キリスト(キリスト教)を信じる / キリスト教徒にふさわしい / 《話》りっぱな

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解説

1. 基本情報と概要

単語: Christian

品詞: 形容詞(名詞としても使用可)


  • 英語での意味: Relating to or characteristic of Christianity or its teachings.

  • 日本語での意味: キリスト教の、またはキリスト教に関する。

例えば、Christian values(キリスト教的な価値観)と言うと、キリスト教が重んじる道徳や考え方を指し示す場面で使われます。宗教的なニュアンスが強い言葉で、特に「キリスト教の教えに従った」状況や要素を形容するときに用いられる形容詞です。

活用形


  • 形容詞: Christian (比較級・最上級は通常作らない)

  • 名詞形: Christian (「キリスト教徒」という意味)

他の品詞


  • 名詞: Christian - 「キリスト教徒」

  • 名詞: Christianity - 「キリスト教」(関連派生語)

難易度の目安 (CEFR)


  • B1(中級)レベル

    宗教用語として概要を理解するには中級レベル程度の語彙力が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語幹: Christ


    • “Jesus Christ”にちなんで作られた語


  • 接尾語: -ian


    • 「〜に関する」「〜の特徴を持つ」という意味を持つ接尾語

    • 例: “Roman” (ローマの), “Victorian” (ヴィクトリア朝の)


派生語


  • Christianity (名詞): キリスト教

  • Christlike (形容詞): キリストのような(より宗教的・敬虔なニュアンス)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ 10個


  1. Christian church (キリスト教会)

  2. Christian values (キリスト教的な価値観)

  3. Christian doctrine (キリスト教教義)

  4. Christian holiday (キリスト教の祝日)

  5. Christian faith (キリスト教信仰)

  6. Christian community (キリスト教コミュニティ)

  7. devout Christian (敬虔なキリスト教徒)

  8. Christian charity (キリスト教的慈善)

  9. early Christian (初期キリスト教の)

  10. nominal Christian (名ばかりキリスト教徒)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • ラテン語の“Christiānus”やギリシャ語の“Χριστιανός (Christianós)”が由来。

  • “Christ”はギリシャ語の“Χριστός (Christós)”からきており、「油を注がれた者(救世主)」という意味。

ニュアンス・使用時の注意点:


  • もともと宗教的な背景を強く持つ言葉です。特に文学的・宗教的な文脈、または教会や神学の議論でよく使われます。

  • 日常会話でも「キリスト教徒であることを示す」場合や、「キリスト教の伝統や行動」を指す場合に用いられます。

  • フォーマル・カジュアル両方で使いますが、宗教に関わるデリケートな表現なので、文脈に注意しましょう。


4. 文法的な特徴と構文


  1. 形容詞的用法: “He comes from a Christian family.”


    • キリスト教に関連した・キリスト教を信仰する家族から来ている。


  2. 名詞的用法: “She is a Christian.”


    • 彼女はキリスト教徒です。



  • 可算・不可算の区別(名詞としての使用):


    • 名詞 Christian は可算名詞として扱われ、「(一人の)キリスト教徒」を指します。

    • 「キリスト教(宗教そのもの)」は “Christianity” という別の名詞を使います。


  • 文書・口語:


    • “Christian” は文書・口語問わず幅広く使われていますが、宗教に関連するかどうかをはっきり伝えたい場合に使用されるため、状況や文脈を配慮しましょう。



5. 実例と例文

日常会話


  1. “I grew up in a Christian family.”


    • 「私はキリスト教の家庭で育ちました。」


  2. “Are you Christian?”


    • 「あなたはキリスト教徒ですか?」


  3. “She attends Christian festivals every year.”


    • 「彼女は毎年キリスト教の祭りに参加します。」


ビジネスシーン


  1. “Our company observes some Christian holidays, such as Christmas.”


    • 「当社はクリスマスのようなキリスト教の祝日に休みを取ります。」


  2. “He believes that Christian ethics shape his leadership style.”


    • 「彼はキリスト教の倫理観が自分のリーダーシップに影響していると考えています。」


  3. “We should be mindful of Christian traditions when planning international conferences.”


    • 「国際会議を企画するときは、キリスト教の伝統にも配慮すべきです。」


学術的な文脈


  1. “The study examines the impact of Christian doctrine on medieval European society.”


    • 「この研究は、中世ヨーロッパ社会におけるキリスト教教義の影響を調査します。」


  2. “He specialized in Christian theology at the graduate school.”


    • 「彼は大学院でキリスト教神学を専攻しました。」


  3. “Early Christian art often depicts religious symbols such as the cross and the fish.”


    • 「初期キリスト教美術は、十字架や魚のような宗教的シンボルをしばしば描写します。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • Religious (宗教的な)


    • 広く宗教に関する形容詞。キリスト教以外にも使える。

    • “Christian” は特にキリスト教に限定するが、“Religious” はあらゆる宗教に関わる場合に使う。


  • Christ-like (キリストのような)


    • 「キリストに似ている、キリストのように敬虔である」というニュアンス。人格・徳性の面で似ているという文脈で使われる。


反意語


  • Non-Christian (キリスト教でない)


    • 「キリスト教ではない」という否定を明確に示す形容詞。


  • Secular (世俗的な、宗教と無関係な)


    • 一般的に宗教的要素がないことを強調するときに使われる。



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /ˈkrɪs.tʃən/

  • アクセントは “Chris” の部分に置かれます(第1音節)。

  • アメリカ英語とイギリス英語のおおまかな違いはあまりありませんが、/tʃən/(チュン)の部分がアメリカ英語だとやや短く、イギリス英語だと少しはっきり聞こえることがあります。

  • よくある誤りとして “Kristian” と発音してしまうことがあるので注意しましょう。あくまで /krɪs.tʃən/ のイメージです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “Christain” “Chiristian” とつづりを間違えることが多いので注意。

  • 大文字: “Christian” は固有名詞的な要素を含む形容詞のため、文中でも必ず最初の “C” を大文字にします。

  • 同音異義語: 直接的な同音異義語は少ないですが、「Christmas」と混同しないように意識しましょう。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは、宗教・文化の話題で出題される可能性あり。しっかりとスペル、用法を覚えておくと良いです。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「Christ(キリスト)+ -ian(〜に関する)」で覚えると理解しやすい。

  • スペルのポイントは “Christ” の後に “i + a + n” を足しているところ。“Chris-t-i-a-n” とゆっくり分解するとミスが減らせます。

  • 「クリスマス (Christmas)」も “Christ” が元なので、そこから連想して “Christian” のスペルを思い出すのは効果的です。


以上が形容詞 “Christian” の解説です。キリスト教関連の文脈を表すうえで欠かせない単語なので、意味だけでなくスペルや発音にも注意して、正しく使えるようになりましょう。

意味のイメージ
Christian
意味(1)

キリストの;キリスト教の,キリスト教徒の

意味(2)

キリスト(キリスト教)を信じる

意味(3)

キリスト教徒にふさわしい

意味(4)

《話》りっぱな

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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