calf
1. 基本情報と概要
単語: calf
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語)
- A young cow or other bovine animal (also used for the young of some other large mammals, such as whales or elephants).
- The back part of the lower leg below the knee.
意味(日本語)
- (牛・クジラ・ゾウなどの) 子ども
- ふくらはぎ
たとえば「牛の赤ちゃん」のことを指したり、「ふくらはぎ」の部分のことを指して使います。日常会話では「I saw a newborn calf at the farm.」(農場で生まれたばかりの子牛を見たよ) のように、動物の子どもの意味で使われたり、「My calf hurts after running.」(走った後、ふくらはぎが痛い) のように体の部分として使われたりします。
活用形(単数・複数形)
- 単数形: calf
- 複数形: calves (スペルに注意: “f” が “v” に変わり “-es” をつける)
他の品詞形
- 形容詞形などは特になし
- 動詞としては存在しない
CEFR レベルの目安: B1(中級)
・理由: 動物関連と身体部位の単語として日常会話でよく出てきますが、初歩から学ぶとは限らない範囲の単語だからです。
2. 語構成と詳細な意味
「calf」は、特に目立った接頭語や接尾語を伴わない語です。
- 語幹: “calf”
- 古英語 “cealf” に由来するとされています。
派生語や類縁語など
- “calfskin” (子牛のなめし革)
- “calves’ liver” (子牛の肝臓)
よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)
- calf muscle – ふくらはぎの筋肉
- newborn calf – 生まれたばかりの子牛
- to raise calves – 子牛を育てる
- a herd of calves – 子牛の群れ
- calf injury – ふくらはぎの負傷
- calf leather – 子牛の革
- calf-length skirt – ふくらはぎ丈のスカート
- feed the calves – 子牛に餌をやる
- calf implant – ふくらはぎの整形手術(インプラント)
- calf support – ふくらはぎ用のサポーター
3. 語源とニュアンス
語源: 古英語の “cealf” (子牛) に由来するとされています。古くから主に家畜や大型哺乳類の赤ちゃんを指す言葉として使われてきました。後に人体の部位「ふくらはぎ」を指す意味でも定着しました。
ニュアンス:
- 「動物の子ども」を表すとき: 純粋で愛らしい印象があります。
- 「ふくらはぎ」を表すとき: 身体部位として会話でよく使われるカジュアルな語。医療やスポーツの文脈でも使われます。
- 「動物の子ども」を表すとき: 純粋で愛らしい印象があります。
一般的に会話/文章の両方で使われ、特にフォーマル/カジュアルの差は大きくありません。
4. 文法的な特徴と構文
名詞(可算名詞): 「a calf」「two calves」のように数えられます。可算名詞なので、冠詞 (a / the) や数 (単数形・複数形) に注意が必要です。
イディオムや構文例
◇ “He is strong in the calf.” … 直訳すると「彼はふくらはぎが強い」ですが、たとえばスポーツで「ふくらはぎの筋力がある」という意味合い。
◇ “to separate the sheep from the goats (and the calves)” … “sheep from the goats” は「優劣や違いをはっきり区別する」というイディオムで、ことわざ的に使われますが、「calf」は含まれないことが多いのであまり一般的ではありません。ただし、農場の文脈で「子牛」を加える表現が聞かれる場合があります。大きな文法上の注意点は、複数形を “calves” と綴ることです。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I pulled a muscle in my calf while playing basketball.”
バスケ中にふくらはぎの筋肉を痛めちゃった。 - “Have you seen the new calf on the farm yet?”
農場で生まれた子牛、もう見た? - “My calf feels sore after the hike.”
ハイキングの後でふくらはぎが痛いよ。
ビジネスシーン
- “We need to update the livestock inventory, including the calves.”
子牛を含む家畜の在庫調査を更新する必要があります。 - “Our dairy farm has recently welcomed several new calves.”
当社の酪農場では最近、複数の子牛が生まれました。 - “The calf leather used in our products is sourced responsibly.”
当社製品で使用している子牛の革は、責任あるルートから仕入れています。
学術的な文脈
- “The growth rate of a calf can be influenced by nutritional factors.”
子牛の成長速度は栄養面の要因に左右される場合がある。 - “In marine biology, observing a whale calf provides insight into the species’ breeding habits.”
海洋生物学において、クジラの子どもを観察することは、その種の繁殖習慣を理解するのに役立つ。 - “Calf muscle injuries are common among runners and should be properly treated to avoid chronic issues.”
ランナーにはふくらはぎの筋肉のケガがありがちで、慢性的な問題を避けるためには適切な治療が必要だ。
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- “young cow” (若い牛)
- 一般に「若い牛」と言うだけで、特に「赤ちゃん」かどうかは明確にしない。
- 一般に「若い牛」と言うだけで、特に「赤ちゃん」かどうかは明確にしない。
- “heifer” (若い雌牛)
- 雌牛でまだ子どもを産んだことがない牛を指す用語。性別が限定される。
★ 上記は主に「子牛」の意味についての近い単語ですが、厳密には “calf” のように「まだ乳を飲んでいる赤ちゃん」の響きを持たない場合があります。
反意語
- 「成牛 (adult cow)」や「大人の哺乳動物 (adult mammal)」ですが、直接的な対義語として日常的に使われるわけではありません。
7. 発音とアクセントの特徴
発音記号 (IPA)
- イギリス英語 (RP): /kɑːf/(「カーフ」のように長めのアー)
- アメリカ英語: /kæf/ (「キャフ」のように短めのア)
- イギリス英語 (RP): /kɑːf/(「カーフ」のように長めのアー)
強勢 (アクセント): “calf” の 1 音節目にアクセントがありますが、1 音節のみの単語なので、そのまま強く「カーフ/キャフ」と発音します。
よくある間違い:
- “calf” を “calve” (この場合動詞「子牛を産む」のような形) と混同しないように。
- “calf” の複数形 “calves” /kævz/ では、f → v に変わるルールに注意。
- “calf” を “calve” (この場合動詞「子牛を産む」のような形) と混同しないように。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “calf” を “calf*e*” と書いてしまったり、f → v のルールを忘れて“calfs”と書いてしまいがち。
- 同音・類似語との混同:
- “calve” (動詞: 「子牛を産む、氷山が分離する」など) と紛らわしい。
- “cough” (コフ) と発音で混乱する学習者もいます。
- “calve” (動詞: 「子牛を産む、氷山が分離する」など) と紛らわしい。
- 試験対策 (TOEIC・英検など):
- 家畜・農業、身体部位などの語彙問題やリスニングで出題される可能性あり。
- 複数形 “calves” のスペルを問う問題が出ることがあるので注意しましょう。
- 家畜・農業、身体部位などの語彙問題やリスニングで出題される可能性あり。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「牛の赤ちゃんが走る姿を想像して、その細い足のふくらはぎをイメージすると “calf” は両方(子牛とふくらはぎ)を覚えやすい」とイメージングで覚える。
- スペリングで気をつけるポイントは “-lf” を“カフ”と読むこと。そして複数形は “-lves” とすること。
- 「ふくらはぎを押さえると子牛が鳴きそうなイメージで思い出す」といったユーモアを交えて記憶するのも手です。
以上が “calf” の詳細解説です。子牛のかわいらしい姿をイメージしつつ、ふくらはぎもよく使う単語として、ぜひ覚えてみてください。
{C}子牛
〈C〉(象・鯨・アザラシ・鹿などの)幼獣
〈U〉=calfskin