元となった辞書の項目
buddy
解説
1. 基本情報と概要
単語: buddy
品詞: 名詞 (可算名詞)
英語での意味: a close friend or companion
日本語での意味: 親しい友達、相棒、仲間
「buddy」は、主にカジュアルな場面で、親しい友人や仲間を指すときに使われます。相手を呼びかけるときに「Hey, buddy!」のように使うことも多く、親しみやすいニュアンスの表現です。
活用形
名詞のため、原則として複数形は buddies となります。
(Buddy → Buddies)
他の品詞形
- 動詞形としてはあまり一般的ではありませんが、カジュアルな表現で「buddy up with ~」(~と仲良くなる)というフレーズが使われることがあります。
CEFRレベル目安
- B1(中級)
「buddy」は「friend」と近い意味を持つため日常会話で頻繁に使われる単語ですが、カジュアルな呼びかけ表現が特徴的なので、中級からスラング的ニュアンスの使い分けを学ぶ段階と考えるとB1レベルが目安です。
2. 語構成と詳細な意味
「buddy」は、もともと短い語で、はっきりとした接頭語・接尾語・語幹の区別はありません。語源的には「brother」からの派生や「butty(友人)」などの古い言葉からきたともいわれています。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- “best buddy” – 「大親友」
- “gym buddy” – 「ジム仲間」
- “study buddy” – 「勉強仲間」
- “work buddy” – 「職場の仲間」
- “buddy system” – 「バディシステム(安全管理で二人組を組む仕組み)」
- “old buddy” – 「昔からの友人」
- “fishing buddy” – 「釣り仲間」
- “Hey, buddy!” – 「やあ、元気?」(呼びかけ)
- “buddy up” – 「仲良くなる」
- “buddy movie” – 「バディ映画」(二人組が主役の映画ジャンル)
3. 語源とニュアンス
語源
「buddy」は、いくつかの説がありますが、近代英語の「brother(兄弟)」の口語的変化形や、イギリス方言「butty」からの影響などといわれています。どちらも「仲間」「相棒」の意味として親しみが込められた言葉です。
ニュアンス・使用上の注意
- カジュアル度: 非常にカジュアル
- 主な使用シーン: 日常会話、友人への呼びかけ、親しみを示すとき
- 感情的な響き: 親しみやすくフレンドリーな印象を与える
- フォーマルな文章やビジネスシーンではあまり使われませんが、時には軽い距離感を縮めるのに使われることもあります。
4. 文法的な特徴と構文
- 可算名詞: “a buddy” / “two buddies” のように数えられます。
- 一般的な構文
- “I have a buddy who lives in New York.”
- 呼びかけとして: “Hey, buddy, could you pass me the salt?”
- フレーズとして: “buddy up (with someone)”
- “I have a buddy who lives in New York.”
フォーマル / カジュアル
- 「buddy」はほぼカジュアルで口語的な表現です。公的な文書や非常にフォーマルなシーンでは使用を控えるのが自然です。
5. 実例と例文
日常会話での例文(3つ)
- “Hey, buddy, want to grab a coffee?”
「やあ、ちょっとコーヒーでも行かない?」 - “I’m going to the movies with my buddy this weekend.”
「今週末、友達と映画を見に行くんだ。」 - “See you later, buddy!”
「じゃあまたね!」
ビジネスシーンでの例文(3つ)
- “My work buddy and I often share ideas to improve efficiency.”
「職場の仲間とよく効率化のアイデアを共有しています。」 - “We introduced a buddy system to help new hires adjust quickly.”
「新入社員が早く慣れるようにバディシステムを導入しました。」 - “Could you buddy up with a colleague to finish the project sooner?”
「プロジェクトを早く終わらせるために、同僚とペアを組んでもらえますか?」
学術的・フォーマル寄りの文脈(3つ)
- “Even in formal research settings, a buddy can provide peer support and motivation.”
「フォーマルな研究現場でも、仲間が与える相互サポートとモチベーションは重要とされています。」 - “The buddy concept has been studied in educational psychology to facilitate collaborative learning.”
「協同学習を促進するため、バディの概念は教育心理学の分野でも研究されています。」 - “In fieldwork, researchers often rely on a buddy for safety and data verification.”
「フィールドワークでは、安全確保とデータ検証のため、研究者たちはしばしば相棒に頼ります。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- friend(友人)
- 一般的に「友人」を意味する最も基本的な単語。フォーマル/カジュアル問わず使える。
- 一般的に「友人」を意味する最も基本的な単語。フォーマル/カジュアル問わず使える。
- pal(友達)
- 「buddy」よりやや砕けた印象だが、ほぼ同じように使われる。
- 「buddy」よりやや砕けた印象だが、ほぼ同じように使われる。
- mate(仲間)
- イギリス英語圏などで「友達」を意味するカジュアル表現。
- イギリス英語圏などで「友達」を意味するカジュアル表現。
- dude(やあ、友よ)
- 「相手を呼ぶ呼称」寄り。やや男性向けで、スラング要素が強い。
- 「相手を呼ぶ呼称」寄り。やや男性向けで、スラング要素が強い。
- companion(仲間、同行者)
- もう少しフォーマルな響き。旅行や活動を共にする相手、というニュアンス。
反意語
- enemy(敵)
- stranger(他人、見知らぬ人)
「buddy」は親しみを示す語なので、その対極にある関係として“enemy”や“stranger”が挙げられます。
7. 発音とアクセントの特徴
- IPA: /ˈbʌdi/
- アクセント: 第一音節 “bʌ” (
BUD-dy) にアクセントがきます。 - アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では [ˈbʌdi](バディ)のように若干「ʌ」の発音が強めに出ることが多いです。イギリス英語でもほぼ同じ発音ですが、地域によって「bʌ」部分がより短く発音される場合があります。
- よくある間違い: “buddy”を「ブディー」と早く読んでしまい、母音の「ʌ」が弱くなること。できるだけ「バディ」に近い音で発音すると自然になります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “budy”や“buddie”と綴る間違いが多いです。正しくは“buddy”。
- 同音異義語ではないが似ている単語: “body” と読むと意味が全く異なるので注意。
- 試験対策での注意: TOEICや英検などで直接出題されることは多くないですが、リスニングで「buddy」を聞き取れるか、日常会話における表現を理解できるかが大事です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語感から覚える: “bud” = 「つぼみ」や「芽」、そこから「仲間を育む」イメージで覚えると関連づけやすいかもしれません。
- イメージ: “buddy”というと肩組みしている二人の仲良しを想像すると印象づけやすいです。
- 勉強テクニック: 自分の友達を思い浮かべて“my best buddy”と言ってみる。実生活で「Hey buddy!」と挨拶すると、自然と記憶に残ります。
「buddy」は日常会話でよく使われるカジュアルで親しみのこもった単語です。ぜひ友人との軽いやりとりや、海外でのフレンドリーな場面で使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
《話》兄貴;仲間,相棒