元となった辞書の項目
bishop
解説
1. 基本情報と概要
英単語: bishop
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語):
1) A high-ranking Christian cleric (often in charge of a diocese).
2) In the game of chess, a piece that moves diagonally any number of squares.
意味(日本語):
1) キリスト教における高位の聖職者(司教)。管区や教区を統括することがあります。
2) チェスの駒の一種。斜め方向にどこまでも動くことができます。
例えば、「教会で偉い立場の人(司教)を指すときに使われる単語です。また、チェスでは“角”にあたる駒で、対局の戦略を左右する大事な駒でもあります。」というようなニュアンスです。
活用形: 名詞のため、複数形は bishops となります。
例えば “one bishop” / “two bishops” のように使います。
他の品詞への派生: 直接的に動詞形はありませんが、表現として“bishopric” (主教区) などの派生名詞があります。
CEFRレベルの目安: B2(中上級)
- 宗教的文脈やチェス用語として、やや専門的な単語になるため、中上級レベルです。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: bishop
- 現代英語としては明確な接頭語・接尾語はありません。
- 現代英語としては明確な接頭語・接尾語はありません。
- 派生語・類縁語:
- bishopric (司教区)
- archbishop (大司教)
- episcopal (司教・主教の、主教制の) … 語源的につながります(後述参照)。
- bishopric (司教区)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- Catholic bishop (カトリックの司教)
- Anglican bishop (英国国教会の司教)
- ordained a bishop (司教に叙階される)
- bishop’s see (司教座、司教区)
- bishop’s residence (司教の住まい)
- bishop’s sermon (司教の説教)
- bishop in chess (チェスのビショップ)
- move the bishop (ビショップを動かす)
- diagonal move of the bishop (ビショップの斜めの動き)
- capture with the bishop (ビショップで駒を取る)
3. 語源とニュアンス
- 語源:
- 古英語の bisceop を経て、中英語の bishop に発展。これは、ラテン語の episcopus やギリシャ語の episkopos(「監督者」や「見張る者」の意)に由来します。
- 古英語の bisceop を経て、中英語の bishop に発展。これは、ラテン語の episcopus やギリシャ語の episkopos(「監督者」や「見張る者」の意)に由来します。
- 歴史的使用:
- キリスト教徒が広まる過程で組織を統括する地位を表す言葉として使われてきました。
- キリスト教徒が広まる過程で組織を統括する地位を表す言葉として使われてきました。
- 微妙なニュアンスや感情的な響き:
- 宗教的背景を意識する必要があります。カジュアルな場ではあまり使用されず、公的・フォーマルな文脈で見かけやすいです。
- チェスの場合はカジュアルなゲーム面での話題でも使われます。
- 宗教的背景を意識する必要があります。カジュアルな場ではあまり使用されず、公的・フォーマルな文脈で見かけやすいです。
4. 文法的な特徴と構文
- 文法上のポイント:
- 可算名詞 (a bishop / the bishop / bishops)
- 司教を表す文脈ではフォーマル寄りの語彙。チェスの場合は一般的な名詞として日常的にも使われます。
- 可算名詞 (a bishop / the bishop / bishops)
- 一般的な構文・イディオム:
- “He was appointed as bishop.” (彼は司教に任命された)
- “The bishop can move diagonally.” (ビショップは斜めに動く)
- 巡回説教や教区統括といった文脈で “The bishop oversees the diocese.” (司教が教区を監督している) などと使われます。
- “He was appointed as bishop.” (彼は司教に任命された)
- フォーマル/カジュアル:
- 司教の意味:フォーマルまたは公的文脈でよく使われる。
- チェスの駒:日常会話やカジュアルな文脈でも用いられる。
- 司教の意味:フォーマルまたは公的文脈でよく使われる。
5. 実例と例文
日常会話 (カジュアル)
- “I lost my bishop early in the game, and that ruined my strategy.”
(チェスの序盤でビショップを取られちゃって、作戦が崩れたよ。) - “Did you see how quickly she moved her bishop to capture my rook?”
(彼女がどれだけ早くビショップで僕のルークを取ったか見た?) - “I’m learning the different chess pieces; the bishop is the one that moves diagonally, right?”
(チェスの駒を色々覚えているところなんだけど、ビショップって斜めに動くやつだよね?)
ビジネス場面
- “We invited the local bishop to speak at our charity event.”
(私たちはチャリティーイベントで地元の司教にスピーチをお願いしました。) - “The bishop’s message focused on community support and development.”
(司教のメッセージは地域コミュニティの支援と発展に重きを置いていました。) - “Our board members discussed reaching out to religious leaders, including the bishop, for collaboration.”
(役員会では司教をはじめとする宗教指導者との連携について検討しました。)
学術的・フォーマル
- “Historically, the role of the bishop has encompassed both spiritual and administrative duties.”
(歴史的に見ても、司教の役割には霊的責務と管理業務の両面が含まれてきました。) - “The bishop’s authority was once even extended to matters of governance in certain regions.”
(ある地域では、司教の権限が統治の分野にまで及んだ時代もありました。) - “In many chess treatises, the coordination of bishops is key to a winning strategy.”
(多くのチェスの解説書において、ビショップ同士の連携は勝利の鍵であるとされています。)
6. 類義語・反意語と比較
- 類義語(聖職者の意味):
- priest(司祭・聖職者)
- 司教より下位の聖職者を指す。より一般的に使われる。
- archbishop(大司教)
- 司教よりも上位にある立場。
- priest(司祭・聖職者)
- チェス駒の意味での類義語:
- 厳密には同じ駒を指す英単語は存在しませんが、rook (城), knight (騎士), pawn (歩兵) など、他の駒の名前と対比して学習すると覚えやすいです。
- 厳密には同じ駒を指す英単語は存在しませんが、rook (城), knight (騎士), pawn (歩兵) など、他の駒の名前と対比して学習すると覚えやすいです。
- 反意語:
- 聖職者と対になる明確な反意語はありません。ただし、laity(聖職者でない一般信徒)方面の対比語があります。
- 聖職者と対になる明確な反意語はありません。ただし、laity(聖職者でない一般信徒)方面の対比語があります。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA):
- 英: /ˈbɪʃ.əp/
- 米: /ˈbɪʃ.əp/
- 英: /ˈbɪʃ.əp/
- アクセント:
- 第一音節 “bi-” にアクセントがあります。 「ビ」 に強めの発音。
- 第一音節 “bi-” にアクセントがあります。 「ビ」 に強めの発音。
- よくある発音の間違い:
- “ビショップ” などしっかり “ビシュ” と “シュ” を意識しないと “ビスホップ” のように発音してしまう人もいます。
- “ビショップ” などしっかり “ビシュ” と “シュ” を意識しないと “ビスホップ” のように発音してしまう人もいます。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “biship” や “bishap” などと誤綴りをしやすい。
- 意味の混同: 聖職者としての “bishop” とチェス駒としての “bishop” は全く異なる文脈ので使われるため、文脈を見て意味をとることが重要です。
- 試験対策:
- 英検やTOEIC などのリーディング問題で、歴史的背景や教会組織について述べる文章に出てくる場合があります。
- また、チェス好きが書いたエッセイなどで登場することもあるため、テクニカルな単語として把握すると良いです。
- 英検やTOEIC などのリーディング問題で、歴史的背景や教会組織について述べる文章に出てくる場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 覚え方:
- “Bishop” → 「ビショップ」→ 「司教」。耳で聞くと“ビ”と“ショップ”の組み合わせなので、教会で“ビ”ールは売ってないですが、 “ショップ”との組み合わせでイメージを作ると覚えやすいかも。
- チェスの駒でのイメージ:カードやオンラインゲームにも出てきたりするので、“斜めに動く駒 = Bishop” という図をしっかり頭に描くと覚えやすいです。
- “Bishop” → 「ビショップ」→ 「司教」。耳で聞くと“ビ”と“ショップ”の組み合わせなので、教会で“ビ”ールは売ってないですが、 “ショップ”との組み合わせでイメージを作ると覚えやすいかも。
以上が bishop の詳細な解説です。チェスが趣味の方・キリスト教の歴史や組織に興味のある方はぜひ意識して覚えてみてください。
意味のイメージ
意味(1)
(新教の)主教,監督;(カトリック教の)司教;(仏教の)僧正
意味(2)
(チェスで)ビショップ[のこま]