最終更新日:2025/11/05
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元となった辞書の項目

bacon

名詞

『ベーコン』

このボタンはなに?

私はベーコンのパリパリした食感が大好きです。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: bacon

品詞: 名詞 (不可算名詞)

活用形: 名詞なので通常は変化形がなく、複数形で使われることはほとんどありません。

CEFRレベル: A2 (初級)


  • 日常生活によく出てくる単語ですが、食材に特化しているためA2程度の語彙とされています。

意味(英語): Bacon refers to cured meat from the back or sides of a pig.

意味(日本語): 豚の背肉や脇腹肉を塩漬けや燻製(くんせい)などにした加工肉のことです。

「豚肉の加工食品」として、朝食でよく使われるなど、実生活で頻繁に登場する単語です。「ベーコンエッグ」など、日本でもおなじみの食材を指します。


  • 例: もしほかの品詞になるとしたら、「bacon-flavored (ベーコン風味の)」のように形容詞的に使われるケースがありますが、大半は名詞として使われます。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 「bacon」自体は接頭語・接尾語がついていない単語で、語幹のみです。


  • 詳細な意味:


    • もともとは塩漬け・燻製された豚肉全般を指します。アメリカでは薄切りしてカリカリに焼いた朝食の定番。一方イギリスでは背中部分の肉(Back bacon)も多用されます。


  • 関連語 (派生語/類縁語など):


    1. Canadian bacon(カナディアンベーコン)

    2. Bacon-flavored(ベーコン風味の)

    3. Bacon strip(ベーコンの薄切り)


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選:


    1. crispy bacon(カリカリのベーコン)

    2. bacon sandwich(ベーコンサンドイッチ)

    3. bacon bits(ベーコンビッツ)

    4. smoked bacon(燻製ベーコン)

    5. back bacon(背肉のベーコン)

    6. bacon and eggs(ベーコンエッグ)

    7. streaky bacon(脂身の多いベーコン)

    8. turkey bacon(七面鳥肉で作られたベーコン代替品)

    9. sizzling bacon(ジュージュー音を立てているベーコン)

    10. bacon rashers(ベーコンスライス)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:


    • 中英語(Middle English)の bacoun に由来し、さらに古フランス語 bacun に遡ります。もとは「豚の臀部(しり肉)」を意味していました。


  • 歴史的背景:


    • もともとヨーロッパで塩漬けした豚肉は保存食として重要な役割を果たし、イギリスなどで長く愛されてきました。


  • ニュアンスや使用時の注意:


    • 食材名としてカジュアルに使われます。フォーマルな文書で「bacon」が出る場合、食材の説明や成分表示など、特定の文脈に限られます。普段の会話では気軽に使われる単語です。

    • 肉を食べない人(ベジタリアンなど)に対して、「bacon」の話題を出すときには配慮が必要な場合もあります。



4. 文法的な特徴と構文


  • 文法的ポイント: 不可算名詞として扱われることが多い


    • 例: “I had some bacon for breakfast.” (×I had a bacon)


  • 構文例 / イディオム:


    1. bring home the bacon:収入を得る/家族を養う


      • 例: “He works hard so he can bring home the bacon.”


    2. save (someone’s) bacon:人の身を守る・窮地を救う


      • 例: “Thanks for calling the ambulance. You really saved my bacon!”



  • 使用シーン:


    • カジュアル: 友人同士での会話 “I love crispy bacon!”

    • フォーマル: メニュー説明や栄養成分表など “This dish contains smoked bacon.”



5. 実例と例文

以下、日常会話・ビジネス・学術的文脈でそれぞれ3例ずつ紹介します。

日常会話


  1. “I usually have bacon and eggs for breakfast on weekends.”

    (週末はだいたいベーコンエッグを朝ごはんに食べるんだ。)

  2. “Could you pass me the bacon? It smells amazing!”

    (ベーコン取ってくれる?いい匂いがするよ。)

  3. “I love the crispy edges on my bacon.”

    (ベーコンのカリカリした端っこが大好きなんだ。)

ビジネス


  1. “We’re considering offering a bacon sandwich option on our café’s breakfast menu.”

    (私たちのカフェの朝食メニューに、ベーコンサンドのオプションを導入することを検討しています。)

  2. “The supplier promised to deliver fresh bacon twice a week.”

    (仕入先は週2回、新鮮なベーコンを納品してくれると約束しました。)

  3. “Could you confirm how much bacon we need for the company brunch?”

    (会社のブランチ向けに、どのくらいの量のベーコンが必要か確認してもらえますか?)

学術的/研究文献


  1. “Recent studies investigate the health implications of processed meats, including bacon.”

    (最近の研究では、ベーコンを含む加工肉の健康への影響が調査されています。)

  2. “The salt concentration in bacon varies by region and by curing method.”

    (ベーコンに含まれる塩分濃度は地域や加工方法によって異なる。)

  3. “Bacon has been a staple food in many European cultures since the Middle Ages.”

    (ベーコンは中世以来、ヨーロッパの多くの文化で常食とされてきた。)


6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. ham(ハム): 豚肉のモモ肉を塩漬けや燻製にしたもの。


      • ベーコンとは部位や加工法が一部異なります。


    2. pork belly(ポークベリー): ベーコンの原材料になる豚バラ肉。調理前の状態。

    3. prosciutto(プロシュート): イタリアの塩漬け生ハム。ベーコンよりも塩漬け期間が長く、生で食べられるのが特徴。


  • 反意語:


    • (食材としての明確な反意語はあまりありませんが、強いて挙げるなら)

    • tofu(豆腐): ベジタリアンが代わりに使うこともあるため、対照的に植物性たんぱく源として取り上げられることが多い。

    • vegetable(野菜): 肉ではなく植物性食品を指す。


  • 違い:


    • baconは豚肉の塩漬け・燻製という加工肉を指し、調理法や食感が特有です。hamは部位が違い、prosciuttoは生ハムなど、塩分や熟成度、供される形態が異なります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈbeɪkən/

  • アクセント位置: 第一音節「beɪ」に強勢

  • アメリカ英語: [béɪkən] (ベイカン)

  • イギリス英語: [béɪkən] (同じくベイカンに近い発音)

  • よくある間違い:


    • “beacon” (灯台のような「ビーコン」) との混同。スペリングは似ていますが、意味がまったく違うので要注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス:


    • bacon → beacon と綴ってしまうミス


  • 同音異義語との混同:


    • 実際、/ˈbeɪkən/ と /ˈbiːkən/ は音が少し違うので、混同しないよう注意。


  • 試験対策 (TOEIC・英検など):


    • 食材や料理に関わる単語として、リスニングの場面などで出題される可能性があります。アメリカの朝食文化、料理注文時の会話などで聞かれる場合が多いです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 覚え方のイメージ:


    • 「ベーコンエッグ」の「ベーコン」で覚えるのが簡単です。

    • スペリングは “ba” + “con” = 「ベー + コン」と日本語っぽく区切ってイメージするとミスが減ります。


  • 勉強テクニック:


    • 日常会話で「焼きベーコン」や「ベーコンサンド」などをイメージし、英語を口に出して練習すると自然に記憶しやすいです。

    • 料理メニューなどを読んでいるときに、本物のベーコンの香りを想像してみると印象に残りやすいかもしれません。



以上が名詞 “bacon” の詳細な解説です。朝食や料理の話題が好きな方は、イメージしながら覚えてみてください。

意味のイメージ
bacon
意味(1)

ベーコン

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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