元となった辞書の項目
backache
解説
1. 基本情報と概要
単語: backache
品詞: 名詞 (countable: a backache, two backaches など)
- 英語での意味: pain in the back
- 日本語での意味: 背中の痛み
「backache」は、背中に感じる痛み全般を指す英単語です。日常的に「背中が痛い」「腰が痛い」といった場面で使われます。そこまでフォーマルな表現ではなく、一般的な会話や医療現場でも頻出する語です。
活用形・他品詞
- 名詞なので変化形はありません。ただし複数形は “backaches” となります。
- 「backache」という単語を他の品詞に直接変化させることはありませんが、たとえば “ache” の部分は動詞(to ache)として使われることがあります。
CEFRレベルの目安: B1(中級)
日常会話でよく使われる健康や体の状態を表す単語であり、中級程度で身につけると便利です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- back(背中)
- ache(痛み/痛みを伴う)
「back」+「ache」で「背中の痛み」という意味になります。
「ache」は頭痛(headache)や歯痛(toothache)など、他の体の部位にも広く使われます。
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- chronic backache(慢性的な背中の痛み)
- severe backache(ひどい背中の痛み)
- lower backache(腰のあたりの背中の痛み)
- upper backache(背中上部の痛み)
- complain of a backache(背中の痛みを訴える)
- suffer from backache(背中の痛みに苦しむ)
- relieve backache(背中の痛みを和らげる)
- treatment for backache(背中の痛みの治療)
- prevent backache(背中の痛みを予防する)
- mild backache(軽い背中の痛み)
3. 語源とニュアンス
語源
- 「back」はゲルマン系の古英語 bæc に由来し、「背中」を意味します。
- 「ache」は古英語の æce に遡り、「痛み」という意味を持ちます。
- この2つが組み合わさって「背中の痛み」を表す語となりました。
- 「back」はゲルマン系の古英語 bæc に由来し、「背中」を意味します。
ニュアンスと使用時の注意点
- カジュアルからセミフォーマルまで幅広く使われます。
- 医療現場でも日常会話でも一般的な言葉なので、気軽に使えます。
- 「back pain」とほぼ同義ですが、「backache」はやや「鈍い・ずきずきする痛み」というニュアンスを伴うことが多いです。
- カジュアルからセミフォーマルまで幅広く使われます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞の可算・不可算: 「backache」は可算名詞として扱うのが一般的です(a backache, two backaches など)。しかし、日常会話では「I have backache.」のように不可算的な扱いをする場面もあります。地域や文脈で揺れがあります。
- 使用シーン: カジュアル(「I’ve got a backache.」)から日常のセミフォーマルな文書(「He has suffered from chronic backache.」)まで幅広く使えます。
一般的な構文例
- have a backache: 「背中が痛む」
- 例: “I have a bad backache today.”
- 例: “I have a bad backache today.”
- suffer from backache: 「背中の痛みに苦しむ」
- relieve one’s backache: 「背中の痛みを和らげる」
5. 実例と例文
日常会話での例文
- “I’ve had a backache all morning.”
- (朝からずっと背中が痛くて困っているよ。)
- “Do you know any good stretches for backache?”
- (背中の痛みに効くストレッチを知ってる?)
- “I woke up with a terrible backache today.”
- (今朝起きたらひどい背中の痛みがあったんだ。)
ビジネスシーンでの例文
- “I couldn’t concentrate on the meeting because of my backache.”
- (背中の痛みのせいで会議に集中できませんでした。)
- “He asked to work remotely due to his chronic backache.”
- (彼は慢性的な背中の痛みのため、在宅勤務を希望しました。)
- “Please take a short break if your backache gets worse.”
- (背中の痛みが悪化したら、短い休憩を取ってください。)
学術的・医療現場での例文
- “Chronic backache can be reduced through regular physical therapy.”
- (慢性的な背中の痛みは、定期的な理学療法で軽減できます。)
- “Many patients with backache benefit from posture correction exercises.”
- (背中の痛みを訴える多くの患者は、姿勢矯正の運動の恩恵を受けています。)
- “The research explores the relationship between stress and backache.”
- (その研究はストレスと背中の痛みの関連性を調査しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- back pain(背中の痛み)
- 「backache」とほぼ同じ意味だが、より一般的でフォーマルな印象。
- lumbago(腰痛)
- 「腰痛」を指す医学・専門用語的な表現。
- spinal pain(脊椎に関する痛み)
- 脊椎全体の痛みを指すため、背中以外の部位も含む場合がある。
反意語
- 「backache」の明確な反意語はありませんが、痛みが無い状態を表すなら
- comfort(快適さ)
- ease(楽な状態)
などが対比的に使える場合があります。
- comfort(快適さ)
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): 【ˈbæk.eɪk】
- アメリカ英語/イギリス英語: 基本的に同じ発音です。
- アメリカ英語: [ˈbæk.eɪk]
- イギリス英語: [ˈbæk.eɪk]
- アメリカ英語: [ˈbæk.eɪk]
- アクセント位置: 「báck-ache」のように「back」に強勢があります。
- よくある発音ミス: 「ache」を [eɪk] でなく [ak] や [etch] のように誤発音することがあります。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「backak」や「backachee」とつづりを誤ることがあるので注意。
- “ache” の発音: 「エイク」に近い音 [eɪk]。つづりと音がややかけ離れている点に注意。
- 同音異義語との混同: “ache” と “eight” は似ていますが綴りも意味も異なります。
- 試験対策: TOEICや英検などのリスニング・リーディングで、「症状」「健康状態」を問う問題によく登場します。「backache」のほかに「headache」「stomachache」などもセットで覚えると便利です。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 「背中(back)」+「痛み(ache)」で「背中の痛み」と直感的につながりやすい単語です。
- 「back」も「ache」も「頭痛(headache)」「歯痛(toothache)」の仲間とセットでイメージすると覚えやすくなります。
- スペルを覚えるときは “ache” を「エイク」と音読して、 “a + che” (チョコレートの “choco” の “ch” と同じ発音ではない点) に注意してみましょう。
以上が「backache」の解説になります。日常会話・ビジネス・学術的シーンまでさまざまな場面で「背中の痛み」を表現するのに役立つ単語です。ぜひ覚えて活用してみてください。
意味のイメージ
意味(1)
背の痛み