最終更新日:2025/08/04

《時》…した後で(に),してから

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

after

接続詞

《時》…した後で(に),してから

このボタンはなに?

宿題を終えたら、テレビを見ます。

このボタンはなに?
解説

以下では、接続詞 “after” を中心に、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: after

品詞: 接続詞 (主に “~した後に” という意味で使用)

※ただし、ほかにも前置詞・副詞などの品詞として使われる場合があります。

意味(英語):

• (Conjunction) “after” is used to indicate that one event or action happens following another event or action.

意味(日本語):

• (接続詞) “after” は「~した後で」「~の後に」という意味を表す単語です。ある出来事のあとに、別の出来事が続くことを表現したいときに使われます。

「例えば、『お茶を飲み終えた後で宿題をする』といった状況を示すときに使います。日常会話でもビジネスでも幅広く使われる、比較的やさしい表現です。」

活用形

接続詞としての “after” は変化しませんが、他の品詞として使用する場合があります:


  • 前置詞 (preposition): “after lunch” (昼食の後で)

  • 副詞 (adverb): “He came in soon after.” (彼はすぐ後に入ってきた)

他の品詞になったときの例


  • 前置詞: “Let’s go home after the meeting.”

  • 副詞: “I arrived immediately after.”

  • 接続詞: “I’ll call you after I finish my work.”

CEFRレベルの目安


  • A2(初級): 日常動作や簡単な会話で早い段階から登場する単語


2. 語構成と詳細な意味

“after” は短い単語で、特に明確な接頭語や接尾語を持ちません。

古英語(Æfter)から来ており、意味としては「後ろに」「後方に」などのニュアンスを含みます。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(例:接続詞としての用法も含む)


  1. “after all”


    • 日本語訳: 「結局のところ」「何だかんだ言っても」


  2. “soon after”


    • 日本語訳: 「~のすぐ後に」


  3. “right after” / “immediately after”


    • 日本語訳: 「すぐ後に」「直後に」


  4. “long after”


    • 日本語訳: 「ずっと後になって」


  5. “shortly after”


    • 日本語訳: 「~の少し後に」


  6. “day after day”


    • 日本語訳: 「来る日も来る日も」(※慣用的表現)


  7. “time after time”


    • 日本語訳: 「何度も何度も」


  8. “year after year”


    • 日本語訳: 「毎年のように」


  9. “happily ever after”


    • 日本語訳: 「いつまでも幸せに(童話などで使う表現)」


  10. “(long) after the fact”


    • 日本語訳: 「(ずっと)事後になってから」



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    “after” は古英語の “æfter” から派生し、「後ろ」「後方」という意味を持っていました。その後、時や順番における「~以降」「~に続いて」という意味へと広がりました。


  • ニュアンスや使用時の注意点:


    • カジュアルからフォーマルまで幅広く使える:「~した後に」と説明したいとき、日常会話からビジネス文書まで使用できます。

    • 口語/文章ともに使いやすい: 大学レポートや公的書類でも問題なく使えます。

    • 過去の出来事の後、未来の予定の後など、多彩な時制と合わせられる



4. 文法的な特徴と構文


  • 接続詞として: 主節 (main clause) と従属節 (subordinate clause) をつなぎ、従属節が「先に起こる出来事」や「前提条件」を表します。

例:

“After I finish my work, I will watch a movie.”

(私が仕事を終えた後に映画を観るつもりです。)

文法上は、「after + 主語 + 動詞」の形で節を導きます。時制を合わせるときは、話し手が表したい時間の流れに応じて、現在形や過去形、未来形などと組み合わせます。


  • 前置詞との違い:


    • 接続詞: 「~した後に」として を導く。

      例: “I went to bed after I finished the book.”

    • 前置詞: 後ろに 名詞 / 名詞句 がくる。

      例: “I went to bed after dinner.”


  • フォーマル/カジュアルの使い分け:


    • どちらでも使えるが、フォーマルな文書でも違和感なく用いられる。



5. 実例と例文

日常会話(カジュアル)での例文


  1. “After I brush my teeth, I usually read a book.”

    (歯を磨いた後に、いつも本を読んでるよ。)

  2. “Let’s meet up after we finish our classes.”

    (授業が終わったら会おうよ。)

  3. “After we have dinner, do you want to watch a movie?”

    (夕飯の後に映画観ない?)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We will discuss the proposal in detail after we review the initial draft.”

    (初稿を確認した後で、提案内容を詳しく検討します。)

  2. “After the meeting, please send me a summary of the main points.”

    (会議の後で、主なポイントの要約を送ってください。)

  3. “Let’s finalize the schedule after we receive all the data.”

    (全てのデータが揃った後でスケジュールを確定しましょう。)

学術的な文脈での例文


  1. “After researchers gathered the data, they proceeded to analyze the results.”

    (研究者たちはデータを収集した後、結果の分析に移った。)

  2. “The hypothesis was tested after careful observation of the participants.”

    (被験者を注意深く観察した後で仮説が検証された。)

  3. “After the experiment concluded, the team published their findings.”

    (実験が終了した後、チームは結果を公表した。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. “Once” (~したらすぐに)


    • 例: “Once I finish my homework, I’ll call you.”

      → “After I finish my homework, I’ll call you.” とほぼ同じニュアンスだが、“once” は「~した途端に」の感覚がやや強い。


  2. “When” (~する時に)


    • 例: “When I finish my dinner, I’ll let you know.”

      → “After I finish my dinner” と言い換えても通じるが、“when” は「時間的なポイント」を示し、“after” はより「順序を強調」する。


  3. “Following” (より形式的な表現で「~の後に」)


    • 例: “Following the meeting, we had a short break.”

      → “After the meeting, we had a short break.” に比べややフォーマルな語感がある。


反意語 (Antonyms)


  • “before” (~する前に)


    • 接続詞として “before” は「~する前、先に起こること」を表す。

    • 例: “Before I go to bed, I usually read a book.” (寝る前に、ふつう本を読む。)



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • アメリカ英語: /ˈæf.tɚ/

    • イギリス英語: /ˈɑːf.tə/ または /ˈæf.tə/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • “af” の部分に強勢があり、最初の音節 “af-” をはっきり発音します。


  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • アメリカ英語では “r” を強く発音 (/ˈæf.tɚ/)、イギリス英語では “-er” 部分が ə の音で発音されやすい。


  • よくある発音の間違い:


    • “after” の “t” を曖昧にしすぎて “af-uh” のようになってしまう場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “afrter” や “aftre” などミスタイプに注意。

  • 同音異義語との混同: 目立った同音異義語はありませんが、 “afternoon” など似たスペルの単語をかき混ぜないように注意。

  • 時制のミス: “after” が導く節の動詞の時制は、文全体の文脈と合わせる必要があります。

  • 試験対策: TOEIC、英検でも頻出の基本接続詞。文章中での関係把握(時系列の並び替え問題)でよく使われる。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「A の後に B」を意識しながら覚える:

    “A → (after) → B” のフローを頭に描くと理解しやすいです。

  • ビジュアルイメージ:

    例えば、A4ノートの後に A5ノートが並ぶイメージで「後に続く」という連想をするのも手。

  • 発音のポイント:

    “af” の部分でしっかり口を開いて /æ/ の音を出すとクリアな印象に。

  • リズムで覚える:

    “After you,” “After me,” “After that” など言いやすい短いフレーズを何度も声に出して練習すると、自然な形で身につきます。


以上が、接続詞 “after” の詳細な解説です。非常に基礎的でありながら、会話や文章で頻繁に用いられる重要な単語なので、使い方をしっかりマスターしておくと便利です。

意味のイメージ
after

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★