最終更新日:2025/08/03

〈U〉(…を)認めること,認めて感謝すること《+『of』+『名』》 / 〈C〉(手紙・贈物などの)受領の通知 / 〈U〉感謝,〈C〉感謝のしるし(言葉)

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元となった辞書の項目

acknowledgment

名詞

〈U〉(…を)認めること,認めて感謝すること《+『of』+『名』》 / 〈C〉(手紙・贈物などの)受領の通知 / 〈U〉感謝,〈C〉感謝のしるし(言葉)

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解説

以下では、英単語 acknowledgment (「acknowledgement」という綴りもあり)について、学習者にもわかりやすく、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: acknowledgment

品詞: 名詞 (noun)

意味(英語): the act of recognizing or admitting something; an expression of gratitude or acceptance

意味(日本語): 何かを認めること。感謝や承認を示す表現

「acknowledgment」は、誰かや何かに対して「認める」「感謝を示す」という行為・表現を指す単語です。手紙やメールで「受領を知らせる」「感謝を伝える」とき、または「事実や権利を認める」文脈でよく使われます。

活用形・関連形


  • 動詞形: acknowledge (認める、感謝する、受領を知らせる)


    • acknowledge - acknowledged - acknowledged - acknowledging


  • 形容詞形: acknowledged (公に認められた/定評のある)

  • 名詞形: acknowledgment / acknowledgement (本項での名詞形)

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)


    • 日常的な使い方を理解でき、ビジネスや学術的文脈でも通用するレベルです。



2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 接頭語: 「ac-」は、ラテン語の「ad-」が変化した形で、「〜に向かって」を表す。

  • 語幹: 「knowledge」=「知識」。

  • 接尾語: 「-ment」は、「動作や状態の結果としての名詞」を作る。

つまり、acknowledgmentは「(相手に向かって)知識を与える行為」→「(相手や物事を)認める(承認する)こと」を意味しています。

関連単語や派生語


  • acknowledge (動詞)

  • acknowledgement (同義の名詞。イギリス英語でよく使われる綴り)

  • unacknowledged (形容詞: 認められていない、気づかれていない)

コロケーション(共起表現)10選


  1. letter of acknowledgment (感謝状・承認状)

  2. official acknowledgment (公式の承認)

  3. public acknowledgment (公の場での認知・承認)

  4. in acknowledgment of (〜を認めて、〜に感謝して)

  5. prompt acknowledgment (迅速な承認・応答)

  6. brief acknowledgment (簡単な承認・謝意)

  7. without acknowledgment (承認・謝辞なしで)

  8. written acknowledgment (文書による承認・返信)

  9. gain acknowledgment (承認を得る)

  10. mutual acknowledgment (相互の認識・承認)


3. 語源とニュアンス

語源


  • ラテン語の「ad- (〜へ)」+「cognoscere (知る)」が変化して「acknowledge」となり、最終的に「acknowledgment=認める行為・結果」を意味するようになりました。

ニュアンスと使用時の注意


  • 「感謝を表す」から「相手を尊重し、認める」という丁寧な響きまで幅広いニュアンスがあります。

  • 公式文書・ビジネス文脈から、比較的カジュアルなシーンまで使用されますが、くだけた会話では「thank you」や「thanks for letting me know」が使われる場合が多く、acknowledgment はややフォーマル寄りです。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞・不可算名詞: 一般に可算名詞 (countable noun) として扱い、「an acknowledgment」「two acknowledgments」のように複数形もあり得ます。

  • 構文例:


    • in acknowledgment of …: 「…を承認/感謝して」

    • an acknowledgment that S+V: 「〜という承認・事実の認容」


例:構文


  • He gave an acknowledgment that he had received the shipment.

    (彼は荷物を受領したことを認める返事をした。)

フォーマルな文面や公式書類で使われやすい表現です。


5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. I sent her a quick acknowledgment to let her know I got her message.

    (メッセージを受け取ったと伝えるために、簡単な返事を送ったよ。)


  2. His nod was a silent acknowledgment of agreement.

    (彼のうなずきは、無言ながら同意を示すサインだった。)


  3. I appreciate your acknowledgment of my efforts.

    (私の努力を認めてくれてありがとう。)


(2) ビジネスでの例文


  1. Please send an acknowledgment of receipt once you receive the invoice.

    (請求書を受け取りましたら、受領のご連絡をお願いいたします。)


  2. The company issued a formal acknowledgment of the error and promised to fix it.

    (会社はそのミスを正式に認め、対応策を約束しました。)


  3. We would like a written acknowledgment confirming the terms of the contract.

    (契約条件を確認する、書面での承認をお願いしたいです。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. He included an acknowledgment to all the researchers who contributed to his study.

    (彼は自分の研究に協力してくれた研究者全員に対する謝辞を含めました。)


  2. The paper received widespread acknowledgment in the scientific community.

    (その論文は科学界で広く認められました。)


  3. In acknowledgment of her groundbreaking work, she was awarded the highest honor.

    (彼女の画期的な業績が認められ、最高の栄誉が授与されました。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語(Synonyms)


  1. recognition(認識、承認):acknowledgmentよりも広範で「認める行為」全般に使う

  2. admission(認めること):ややカジュアルに「事実を認める」というニュアンス

  3. confirmation(確認):「事実関係などを確かなものにする」ニュアンスが強い

  4. appreciation(感謝):謝意を伝える要素が強め

  5. acceptance(受け入れ):承認・受容に重点

反意語(Antonyms)


  • denial(否定)

  • rejection(拒否)

  • disregard(無視)

「acknowledgment」が「認める・感謝する」ニュアンスを持つのに対し、これらは「認めない・拒絶する」ニュアンスがあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /əkˈnɒlɪdʒmənt/(イギリス英語), /əkˈnɑːlɪdʒmənt/(アメリカ英語)


    • 「ノ」にあたる音節にアクセントがきます(-knol- の部分)。


  • アメリカ英語では「na」の部分が [nɑː] に近く、イギリス英語では[nɒ] になります。

  • よくあるミス: “k”が無声音のため「ノリッジ」でなく、「アクノリッジメント」となるように注意します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. スペルミス:


    • acknowledgmentacknowledgement(後者は主に英国式): どちらも正しいですが、混同しやすいです。

    • kw の位置を入れ替えてしまったり、途中の e を忘れたりしがちです。


  2. 同音異義語との混同: この単語は長いのであまり同音異義語は多くありませんが、knowledge との混同に注意。


  3. 試験対策:


    • TOEICなどではビジネス文書の中で「受領通知 (acknowledgment of receipt)」として登場する場合があります。

    • 英検などではややフォーマルな文脈の語彙として出題されることがあります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ac + knowledge + ment」=「相手の知識として認める、または相手へ感謝を示す結果」のイメージで覚えると良いでしょう。

  • 「acknowledge」の“k”をちょっと意識して、「アクナレッジ」→「認める」と声に出して覚えるとスペルミスを減らせます。

  • ビジネスメールで「I would appreciate your acknowledgment〜」と書いたり、「Thank you for your acknowledgment.」など、テンプレート的に常に使うフレーズを一緒に覚えるのもおすすめです。


以上が、acknowledgment の詳細な解説になります。使いどころとしては、相手からの連絡・物品を受け取ったことを伝える「受領通知」、論文での謝辞や公的な「承認」を表すときなど、フォーマルな場面で頻出する単語です。ビジネスや学術用途での使用頻度が高いので、しっかり身につけておくと便利です。

意味のイメージ
acknowledgment
意味(1)

〈U〉(…を)認めること,認めて感謝すること《+of+

意味(2)

〈C〉(手紙・贈物などの)受領の通知

意味(3)

〈U〉感謝,〈C〉感謝のしるし(言葉)

和英選択問題 / 中級英単語(CEFR-J B1)

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