最終更新日:2024/06/18
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The waves are high.

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元となった辞書の項目

wave

名詞

波 / うねり / 高まり,強まり

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解説

1. 基本情報と概要

英単語: wave

品詞: 名詞 (可算名詞)

意味 (英語):


  1. A disturbance on the surface of a liquid body, for instance in the ocean, moving in a swell or rising and falling motion.

  2. A sudden increase or surge in a particular phenomenon or feeling.

意味 (日本語):


  1. 海などの表面にできるうねりや波。

  2. ある現象や感情が急に高まること。

「wave」は、「波」という直接的な意味と共に、「感情や出来事が波のように押し寄せる」という比喩的な意味でも使われます。日常会話だけでなく、ニュースやビジネスの文脈でもよく見かける単語です。

活用形(他の品詞として):


  • 動詞 “to wave” → 「手を振る」「(旗などを)振る」という意味で使われる


    • 例: I waved at my friend. (友達に手を振った)


  • 名詞 “wave” は可算名詞なので “waves” と複数形にできる。

CEFRレベルの目安: A2 (初級)

基本的な単語として、小学校高学年から中学生レベル、または英語学習初級者でもよく目にする単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成:


    • 接頭語: 特になし

    • 語幹: wav-/wave

    • 接尾語: なし(単語末に “-e” はありますが意味的な接尾語ではありません)


  • 詳しい意味:


    • 水面や海岸で見られる「波」

    • 「感情の波」「熱狂」「犯罪の増加」などの抽象的な「波」

    • 電磁波、音波、脳波など物理的・科学的な文脈でも使われる


  • 派生語・類縁語:


    • “wavelet” (小さな波)

    • “waveform” (波形)

    • “microwave” (電子レンジなどに使われるマイクロ波)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個):



  1. tidal wave(津波)

  2. wave of panic(パニックの波)

  3. wave of energy(エネルギーの波)

  4. make waves(波風を立てる・大きな注目を集める)

  5. a new wave of infections(新たな感染拡大の波)

  6. sound wave(音波)

  7. a wave of nostalgia(郷愁の波)

  8. wave pattern(波形のパターン)

  9. wave of relief(安心感の波)

  10. seismic wave(地震波)


3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    古英語の “wæfian” (to wave, to fluctuate) や “wafian” (to wave with the hands) などが語源と考えられています。古くから「うねりや揺れ」を表す言葉であり、水面の動きや手振りから転じて、多様な“波”の概念を示すようになりました。


  • ニュアンス:


    • “wave” は、視覚的にも感覚的にも「上下または繰り返し起こる起伏」を示すため、感情の起伏や現象の一時的な増大にも用いられます。

    • カジュアルからフォーマルな文脈まで広く使われる単語。新聞の見出しにも「波が来る」を「a new wave」と表現したり、学術的にも「electromagnetic waves(電磁波)」などと使われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算:


    • 通常は可算名詞 (a wave, waves)。

    • 例: There was a huge wave yesterday at the beach. (昨日ビーチでは大きな波があった)


  • 一般的な構文・イディオム:


    1. “a wave of + 抽象名詞” → 「…の波」


      • 例: a wave of excitement (興奮の波)


    2. “make waves” → 「波を作る」転じて「波風を立てる・大きな注目を集める」

    3. “catch the wave” → 「良い流れに乗る」


  • 使用シーン:


    • 口語・日常会話: “Look at those waves!”

    • ビジネス文書・ニュース: “We’re seeing a new wave of innovation.”

    • 学術的: “Sound waves travel through air at different frequencies.”



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “The waves at the beach were huge today!”


    • 今日は海岸の波がとても大きかったよ!


  2. “I felt a wave of relief when I finished my exam.”


    • 試験が終わったとき、ほっとする波が押し寄せた。


  3. “She greeted me with a friendly wave from across the street.”


    • 彼女は通りの向こうからフレンドリーに手を振って挨拶してくれた。


(2) ビジネスでの例文


  1. “We’re expecting a new wave of tech startups this year.”


    • 今年は新たなテック系スタートアップの波が来ると予想しています。


  2. “The market experienced a wave of investments after the announcement.”


    • その発表後、市場では投資の波が起こりました。


  3. “A wave of layoffs has hit the industry this quarter.”


    • 今四半期は業界でレイオフの波が起こっている。


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Sound waves travel through different mediums at varying speeds.”


    • 音波は異なる媒質を様々な速度で伝わる。


  2. “Scientists are studying gravitational waves to understand the universe.”


    • 科学者は重力波を研究して宇宙を理解しようとしている。


  3. “A wave packet can be described by a superposition of many waveforms.”


    • 波束は多くの波形の重ね合わせで記述できる。



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “surge” (急上昇、急増)


      • 波というよりは「急激に高まる、押し寄せる」という動的なイメージが強い。


    2. “ripple” (さざ波)


      • 小さな波紋やさざ波を指すので、通常“wave”より規模が小さい。


    3. “tide” (潮、潮流)


      • 特に海の干満に関係する大きな流れを指すため、“wave”とはやや文脈が異なる。



  • 反意語

    厳密な反意語はありませんが、「静止状態」「安定状態」を表す“stillness”や“calm”が対比される場合があります。


    • “calm sea” (穏やかな海) は「波がない状態」という意味になります。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /weɪv/

  • アメリカ英語 (AmE) とイギリス英語 (BrE) の違い:


    • ほとんど差はありません。どちらも /weɪv/ と発音します。


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 1音節なので「wave」に強勢があります。


  • よくある発音の間違い:


    • “ウェイブ”ではなく「ウェイヴ」に近い音で、 “v” の子音がしっかり聞こえる発音を意識するとよいです。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “wave” を “waive” と混同しないように注意。“waive” は「権利を放棄する」というまったく別の意味を持つ動詞です。

  • 同音異義語: “wave” /weɪv/ と “waive” /weɪv/ は同音ですが別の単語なので混乱しやすい。

  • 試験対策:


    • TOEICなどでは “a wave of something” の形で、「波(的な現象)が起こる」表現が出題されることがあります。

    • 文章でのニュアンス問題にも頻出です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • イメージ: 海辺でうねうねと押し寄せる「波」をイメージすると覚えやすいです。

  • 関連ストーリー: “wave” と聞くとビーチを連想したり、感情がふわっと高まる波の動きと結びつけると、抽象的な使い方にも馴染みやすくなります。

  • 勉強テクニック:


    • “wave hello” や “wave goodbye” と言うときの「手を振る」イメージとセットで覚えると「名詞と動詞両方のイメージ」が使い分けやすくなります。

    • “wave” と“waive” のような同音異義語をペアで覚えて区別するのも有効です。



「wave」は日常会話から学術的な文脈まで幅広く使われる便利な単語です。海や水面の“波”だけでなく、感情の高まりや現象の急増などの比喩表現としても覚えておくと、英語の表現力が一段とアップします。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
wave
意味(1)

,波浪

意味(2)

(…の)波のような動き,うねり《+of+名》

意味(3)

(感情・景気などの一時的な)高まり,強まり;(寒暑の)急激な波《+of+名》

意味(4)

(手・旗などを)振ること,振ってする合図;(…を)振ること《+of+名》

意味(5)

(髪の)縮れ,ウエーブ

意味(6)

(光・音・電気などの)波

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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