最終更新日:2024/06/12

宇宙のスケールは驚くべきものです。

正解を見る

The scale of the universe is mind-boggling.

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

scale

名詞

〈C〉《しばしば複数形で》てんびん,はかり / てんびんのさら / 【動/他】《重量を表す副詞を伴って》…の体重がある / …をてんびんではかる

このボタンはなに?

宇宙のスケールは驚くべきものです。

このボタンはなに?
解説

以下では、名詞としての「scale」を、できるだけ詳しく解説していきます。


1. 基本情報と概要

単語: scale

品詞: 名詞 (他の品詞としては動詞でも使われる)

CEFRレベル目安: B2(中上級)

意味(英語 / 日本語)


  • (1) a device for weighing / 計り(重さを測る装置)

    こういう場面で使われる:体重計やキッチンのはかりなどを指します。

  • (2) the size or level of something, especially when compared to something else / 規模、程度

    こういう場面で使われる:プロジェクトの規模や地図上の縮尺など、何かの大きさや範囲を表すときに使われます。

  • (3) the outer covering of fish or reptiles / (魚や爬虫類の)うろこ

    こういう場面で使われる:動物学や生物学などで、特定の生き物の体表を説明するときに使われます。

  • (4) a series of musical notes arranged in order / 音階

    こういう場面で使われる:音楽や楽器の練習で、音階の練習をするときに使われます。

「scale」は非常に多義的で、重さの計量器から規模、うろこ、音階といったバラエティ豊かな意味を持っています。文脈によって意味が大きく変わるので、どのシーンで使われているかを考慮する必要があります。

活用形・他の品詞形


  • 名詞: scale (複数形: scales)

  • 動詞: to scale(登る、拡大・縮小するなど。例: “scale a wall”)

  • 形容詞形は特にないが、派生形として“scalable”という形容詞(拡張や拡大が可能な)があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹 (scale): ラテン語由来で、“scala” (階段や段階を意味した語)に由来するとされます。

代表的な関連語や派生語


  • scalable (形容詞): 拡張性のある、拡大可能な

  • scaling (動名詞/形容詞): 拡張すること、または拡張に関する

  • scale back/down (句動詞): 規模を縮小する

  • scale up (句動詞): 規模を拡大する

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. large scale(大規模な)

  2. small scale(小規模な)

  3. on a global scale(世界規模で)

  4. on a massive scale(大々的に)

  5. scale model(縮尺模型)

  6. weigh on the scale(はかりで重さを量る)

  7. scale of operation(事業の規模)

  8. fish scale(魚のうろこ)

  9. musical scale(音階)

  10. at scale(大規模に、本格的に)


3. 語源とニュアンス

ラテン語の “scala” (はしご、階段) が元になり、そこから「段階的に並べる」「段階を上がる」という意味合いが広がったとされています。


  • 歴史的変遷: 古フランス語や中世英語を経て、はかりやうろこの意味が追加されました。

  • ニュアンス: 「scale」は「上下・大小などの度合いを測る」「範囲を測る」というイメージが強く、比較の視点が含まれます。

使用時の注意点として、カジュアルな会話でも使われますが、「音階」や「縮尺」「規模」など、比較的フォーマルな文書(学術、ビジネス)でも広く使われます。文脈を見てどの意味かを判断することが重要です。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算: 「scale」が「はかり」という具体的な装置を指すときは可算名詞(通常は “a scale” または “scales”)として扱われます。

    例: “I bought a new scale.” / “I bought new bathroom scales.”

    「規模」や「縮尺」の意味で使うときは通常不可算的に扱います。

    例: “We need to consider the scale of the project.”

  • 一般的な構文


    • “the scale of something”: 何かの規模

    • “at scale”: 大きな規模で

    • “a scale for measuring weight”: 重さを測るためのはかり

    • “a musical scale in C major”: Cメジャーの音階



5. 実例と例文

日常会話 (カジュアル)


  1. “Do we have a kitchen scale? I need to weigh the flour.”

    (キッチンのはかりある? 小麦粉の重さを量りたいんだけど。)

  2. “I stepped on the scale this morning, and it shocked me!”

    (今朝体重計に乗ったら、ショックだったよ!)

  3. “He found a fish scale on his shirt after cooking.”

    (料理のあと、シャツに魚のうろこがついているのを見つけたよ。)

ビジネス (フォーマル~セミフォーマル)


  1. “We plan to operate on a larger scale next year to increase profits.”

    (私たちは来年、利益を拡大するためにより大規模に事業を行う予定です。)

  2. “Please make sure the scale of the map is accurate before printing.”

    (印刷する前に、地図の縮尺が正確か確認してください。)

  3. “Our new marketing campaign should be rolled out at scale across all regions.”

    (新しいマーケティングキャンペーンは、すべての地域で大規模に展開すべきです。)

学術的 (アカデミック)


  1. “The researchers measured the scale of climate change impacts over the past decade.”

    (研究者たちは、過去10年間にわたる気候変動の影響の規模を測定しました。)

  2. “In biology, the protective scales of reptiles serve multiple functions.”

    (生物学において、爬虫類のうろこは複数の機能を果たします。)

  3. “This paper discusses the structure of the minor scale in Western music.”

    (本論文は、西洋音楽における短音階の構造について論じています。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. range(範囲)


    • “scale” はやや「比較の度合い・縮尺」などのニュアンスが強く、「range」は単に上下限を指すときに用いられる。


  2. scope(範囲、領域)


    • “scope” は「活動や議論が及ぶ範囲」で、具体的な数量よりは抽象的な領域を示す。


  3. extent(広がり、程度)


    • “extent” は広さや程度を表し、地理的・抽象的にもよく使われる。


  4. measure(測定、基準)


    • “measure” は測る行為や、その結果の数値を指すのに使われる。


反意語


  • 厳密に「反意語」と言えるものは少ないですが、“scale down”は “scale up”の反意です。


    • “scale up” → 規模を拡大する

    • “scale down / back” → 規模を縮小する



7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA: /skeɪl/

  • アクセント: “scale” は 1 音節だけなので、特にアクセントの移動はありません。

  • アメリカ英語 / イギリス英語: 大きな違いはほぼありません。

  • よくある発音ミス: 日本語の「スケール」に引っ張られて語尾が [ru] のようになりやすいので、短く [skeɪl] と終わらせるのがポイントです。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “scale”を “scare” や “skale” と間違えないようにしましょう。

  • 同音異義語との混同: 同音異義語は特に多くありませんが、文脈によって多義語なので意味を取り違えないように。

  • 試験対策: TOEICや英検などでは「ビジネス規模を表す語」として、あるいは「音階」「地図の縮尺」など、いろいろな文脈で問われる可能性があります。問題文や設問に応じた文脈把握が大切です。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「スケールが大きい」という日本語表現でイメージすると、「規模・度合い」という意味を思い出しやすいです。

  • 体重計やキッチン秤など、実際の「はかり」をイメージすると「scale」が思い浮かびます。

  • 「音階」も頭の中で「ドレミファソラシド」と浮かべると、単語の発音やスペルイメージが定着しやすいです。

  • ラテン語 “scala”=「はしご」→「段階的に上がる・大きくする・小さくする」という連想で記憶に残りやすくなります。


以上が名詞としての「scale」の詳細解説です。一つの単語で多くの意味を持ちますが、どの意味かを文脈から判断する練習をすると、自然と使い分けが身につきます。ぜひ活用してみてください。

意味のイメージ
scale
意味(1)

《しばしば複数形で》てんびん,はかり

意味(2)

てんびんのさら

意味(3)

…‘を'てんびんではかる

意味(4)

《重量を表す副詞[句]を伴って》…の目方(体重)がある

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★