最終更新日:2024/06/12

私はオーブンで野菜を焼くのが大好きです。

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I love to roast vegetables in the oven.

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元となった辞書の項目

roast

動詞

〈他〉(オーブンなどで)〈肉など〉を焼く,あぶる,蒸し焼きにする / …を炒る / …を暖める / 《話》〈人〉を非難する,をこけにする, をからかう

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解説

1. 基本情報と概要

単語: roast

品詞: 動詞 (ほかに名詞・形容詞としても用いられる場合があります)

意味 (英語):

1) To cook food (especially meat or vegetables) in an oven or over a fire.

2) To criticize or tease someone in a humorous, often harsh way (informal).

意味 (日本語):

1) 肉や野菜などをオーブンや火で「焼く」「あぶる」こと。

2) 人をからかったり、ジョークを交えて批判したりすること(カジュアル・ユーモラスなニュアンス)。

「肉や野菜をオーブンなどで焼く」ときに使われる基本的な動詞です。日常的に料理の指示などでよく登場します。また、最近では「人をからかう・イジる」意味でカジュアルな会話でも使われます。

活用形:


  • 原形: roast

  • 三人称単数現在形: roasts

  • 現在分詞・動名詞: roasting

  • 過去形/過去分詞形: roasted

他の品詞での例:


  • 名詞: a roast(オーブン焼きにした肉料理、「ローストビーフ」など。あるいは「(トークショーなどで行われる)ロースト企画」)

  • 形容詞: roasted(「焼かれた」「ローストした〜」の意味)

CEFRレベル: B1(中級)

料理や日常会話レベルでもよく使われる比較的身近な語なので、中級レベル(B1)程度と考えられます。


2. 語構成と詳細な意味

語構成:


  • roast は接頭語や接尾語がついているわけではなく、1つの動詞として成り立っています。

派生語・類縁語:


  • roasted (形容詞): 焼かれた状態を表す形容詞。

  • roaster (名詞): 焼くための道具や、ローストする人。

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ10選


  1. roast beef(ローストビーフ)

  2. roast chicken(ローストチキン)

  3. roast vegetables(野菜のロースト)

  4. roast coffee beans(コーヒー豆を焙煎する)

  5. a Sunday roast(日曜日に食べるロースト料理)

  6. roast in the oven(オーブンで焼く)

  7. spit-roast(串に刺して回しながら焼く)

  8. slow-roast(弱火でゆっくり焼く)

  9. get roasted((からかわれて)イジられる / 酷評される)

  10. roast session(ジョークで人をいじるイベント/企画)


3. 語源とニュアンス

語源:


  • 中英語(Middle English)の “rosten” が、古フランス語 “roster” に由来する、と言われています。さらに遡るとゲルマン系の言葉と関連があります。

ニュアンス:

1) 料理の文脈: 肉や野菜をじっくりと焼きあげる、焦げ目がつくまで熱するというイメージ。煮る・焼く・炒めるなどと並ぶ代表的な調理法の1つ。

2) カジュアルな文脈: お笑いの場面などで誰かをネタにして冗談を言う、「笑いの種にする」という少し砕けたニュアンスがあるので、親しい間柄やコメディアンが使う場面でよく見られます。

フォーマル/カジュアル:


  • 料理の意味ではフォーマルからカジュアルまで幅広く使用。

  • 誰かを冗談混じりに皮肉る意味では口語的・カジュアルな雰囲気が強い。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞・自動詞の使い分け:


    • 他動詞: “I roasted the chicken for dinner.”(夕飯にチキンを焼いた)

    • 自動詞: 調理されている状態を言うときに「roast」が使われることはありますが、通常は “The chicken is roasting in the oven.” のように進行形で用いられます。


  • 一般的な構文例:

    1) roast + 目的語 (食材)


    • “She likes to roast vegetables on weekends.”

      2) roast + 人(をいじる/からかう) [カジュアル, 俗語的表現]

    • “They roasted me for my embarrassing moment in class.”


  • イディオム的表現:


    • “roast someone alive” : 誰かを容赦なくいじる・批判する(やや誇張表現)



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3例)


  1. “I’m going to roast some potatoes for dinner tonight.”

    (今夜はジャガイモをオーブンで焼きます。)


  2. “Could you roast this chicken for another 20 minutes?”

    (あと20分このチキンを焼いてくれる?)


  3. “They roasted me about my new hairstyle, but it was all in good fun.”

    (新しい髪型のことでからかわれたけど、冗談半分だったよ。)


5.2 ビジネスシーンでの例文(3例)


  1. “We plan to roast our own coffee beans to offer a unique flavor to our customers.”

    (自社独自の風味を提供するために、コーヒー豆を自家焙煎する予定です。)


  2. “The catering service will roast a variety of meats for the corporate event.”

    (ケータリングサービスでは、会社のイベント用にさまざまな種類の肉をローストする予定です。)


  3. “During the team-building session, our manager jokingly roasted each department head.”

    (チームビルディングのセッションの間、マネージャーが冗談めかして各部署の部長をイジりました。)


5.3 学術的・フォーマルな文脈での例文(3例)


  1. “The experiment aimed to determine the optimal temperature to roast coffee beans for maximum flavor preservation.”

    (この実験は、風味を最大限に保つためにコーヒー豆を焙煎する最適温度を決定することを目的とした。)


  2. “When you roast peanuts under controlled conditions, Maillard reactions significantly enhance their aroma.”

    (ピーナッツを制御された条件でローストすると、メイラード反応により香りが大きく高まる。)


  3. “The culinary study examined various methods to roast poultry with minimal nutrient loss.”

    (その料理に関する研究では、栄養損失を最小限に抑える家禽類のロースト方法をいくつか検証した。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  1. bake (焼く)


    • パンやケーキなどの粉もの・生地を焼く印象。

    • “I bake bread every weekend.”(毎週末、パンを焼きます。)


  2. grill (網焼きする)


    • 直火やグリル板を使って焼く場合。

    • “We grilled steaks at the barbecue.”(バーベキューでステーキをグリルしました。)


  3. toast (トーストする)


    • 薄切りのパンや軽く焼くものに使う。

    • “She toasted a slice of bread for breakfast.”(彼女は朝食にパンをトーストしました。)


反意語 (Antonyms)


  • freeze(凍らせる)

  • chill(冷やす)

    料理の加熱とは反対の方向で使われる動詞です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • IPA(国際音声記号):


    • アメリカ英語: /roʊst/

    • イギリス英語: /rəʊst/


  • 強勢(アクセント)の位置:


    • 1音節しかなく、最初の “r” 音からはじまりそのまま一気に発音。

    • アメリカ英語は“ロウスト”、イギリス英語は“ロウスト(rを強めにしない)”程度の違いがあります。


  • よくある発音の間違い:


    • “lost” や “most” のように母音をあいまいにしてしまう場合があるので注意。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペリングミス: “roast” は “r-o-a-s-t” と母音が1つだけ。“roastt” や “roest” のように書き間違えないようにしましょう。

  • “to roast” と “to bake” の混同:


    • 肉や野菜などをこんがり焼きたい場合は “roast”

    • パンやケーキなど粉ものは “bake”


  • TOEIC・英検などの試験対策:


    • TOEICや英検のリスニングで料理や食事の話題で登場する可能性が高いです。

    • “roast coffee beans” や “roast chicken” は頻出表現なので覚えておきましょう。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “ローストビーフ”に結びつけて覚える: すでにカタカナ語として定着している「ローストビーフ」から「roast」が連想しやすいです。

  • “人をローストする” = “ジョークでイジる”: 「熱さで炙るイメージ→人をからかう」という連想で覚えると面白いです。

  • 音とスペリングのポイント: “roast” は “r + oast” で1音節という意識を持つと発音・スペルともに間違えにくくなります。

以上が動詞 “roast” の詳細な解説です。料理で頻繁に使われるだけでなく、カジュアルな場面ではからかい・イジりの表現としてもよく聞く単語なので、文脈に応じて使い分けられるようになると便利です。

意味のイメージ
roast
意味(1)

…‘を'>い),焙(ほう)じる

意味(2)

…‘を'暖める,熱くする

意味(3)

笑ける,笑かれる,あぶられる

意味(4)

炒られる,焙じられる

意味(5)

《通例進行形で》焼けるように暑(熱)い

意味(6)

〈U〉〈C〉(大きな塊の)焼肉;焼肉用の肉

意味(7)

〈C〉《おもに米語》野外の焼肉パーティー

意味(8)

焼いた,あぶった;炒った

意味(9)

(オーブンまたは直接火で)〈肉など〉‘を'焼く,あぶる,蒸し焼きにする

意味(10)

《話》〈人〉‘を'こっぴどく叱る,‘に'お灸(おきゅう)をすえる;…‘を'こきおろす, 〈人・作品など〉を非難する, こけにする, 侮辱する, からかう.

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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