road

1. 基本情報と概要

単語: road

品詞: 名詞 (countable noun)

CEFRレベルの目安: A2 (初級)

• A1: 超初心者
  


• A2: 初級
  


• B1: 中級
  


• B2: 中上級
  


• C1: 上級
  


• C2: 最上級
  

意味（英語）: A path or way, usually paved, for vehicles, people, and sometimes animals to travel along.

意味（日本語）: 道路。車や人が通行するための道です。日常生活の中で、「道」という意味で幅広く使われる、とても基本的な単語です。

その他の品詞・活用形など

• 見出し語 (noun) : road
  


• 複数形 : roads
  


• 派生形 (例) : roadside (名詞/形容詞: 道路沿いの、道路脇)

2. 語構成と詳細な意味

• 「road」は明確な接頭語・接尾語を含まない短い語ですが、他の語と組み合わせることで意味を広げます。たとえば「roadside(道路沿い)」「roadblock(障害物、阻止)」「roadway(車道)」などがあります。
  


• 名詞として「道」「道路」を表し、道の種類・特性に合わせて「busy road (交通量が多い道路)」「back road (裏道)」などと使い分けられます。

よく使われるコロケーション（共起表現）や関連フレーズ10選

1. “busy road” — 交通量の多い道路
   


2. “dirt road” — 砂利道、未舗装の道路
   


3. “road sign” — 道路標識
   


4. “take the high road” — 高潔(正しい)な行動をとる
   


5. “road trip” — ドライブ旅行
   


6. “down the road” — この先、将来的に
   


7. “across the road” — 道路の向かい側に
   


8. “on the road” — 道中で、旅行中で
   


9. “road map” — 地図、または計画・指針
   


10. “road network” — 道路網

3. 語源とニュアンス

• 語源: 古英語の“rād”からきており、もともとは“riding（乗ること）”と関連のある言葉でした。古くは「乗り物の通る道」を表していたとされています。
  


• ニュアンス: 「人や車が通る一般的な道」という意味合いで、口語・文章を問わずよく使われます。フォーマルにもカジュアルにも対応可能ですが、レベルとしてはごく基本的な単語です。
  


• 使用時の注意: 「道」は “street” や “way” とも訳せますが、都市部の「街路」や「小道」など、もう少し狭い意味を表すときは “street”、「広域・抽象的な道筋」を表すときは “way” と使い分けることがあります。

4. 文法的な特徴と構文

• 「road」は可算名詞 (countable noun) なので、単数形には冠詞が必要になる場合があります (例: “a road”, “the road”)。
  


• イディオム的表現では “on the road”, “hit the road” (出発する) などが有名です。
  


• フォーマル/カジュアルのいずれにも使える単語ですが、文章では “street” と明確に区別して使われる場合もあります。

5. 実例と例文

日常会話での例文

1. “I love driving on the open road with the windows down.”
   
   （窓を開けて広々とした道路を運転するのが大好きです。）
   


2. “Is there a gas station further down the road?”
   
   （この先にガソリンスタンドはありますか？）
   


3. “Be careful crossing the road, especially at night.”
   
   （夜は特に気をつけて道路を横断してね。）

ビジネスシーンでの例文

1. “Our office is located just across the road from the train station.”
   
   （当社のオフィスは、駅から道路を渡ったところにあります。）
   


2. “We need a clear road map for the next quarter's goals.”
   
   （来期の目標に向けた明確な計画が必要です。）
   


3. “Road closures might affect our delivery schedule.”
   
   （道路の閉鎖が私たちの配送スケジュールに影響を与えるかもしれません。）

学術的・フォーマルな文脈での例文

1. “The expansion of the road network significantly boosted trade in rural areas.”
   
   （道路網の拡充は、農村地域の貿易を大きく活性化させた。）
   


2. “Researchers conducted a survey on the impact of new road infrastructure on local communities.”
   
   （研究者たちは、新たな道路インフラが地域社会に及ぼす影響に関する調査を実施した。）
   


3. “Urban planning often focuses on designing efficient roads and transportation systems.”
   
   （都市計画は、多くの場合効率的な道路や交通システムの設計に焦点を当てている。）

6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)

1. “street” — （日本語: 街路）
   
   
   
   • 都市部の建物が並ぶ道として使うことが多い。
     
   
   


2. “way” — （日本語: 道、方法）
   
   
   
   • より抽象的で、物理的な道だけでなく「方法」や「手段」の意味も表す。
     
   
   


3. “route” — （日本語: ルート、道筋）
   
   
   
   • 旅程や決まった経路を強調する場合に用いられる。
     
   
   

反意語 (Antonyms)

• 厳密な「反意語」は存在しませんが、「足止め」や「障壁」として “blockade” (封鎖) や “obstacle” (障害物) は対照的なイメージを持つ単語となります。

7. 発音とアクセントの特徴

• IPA:
  
  
  
  • アメリカ英語 (AmE): /roʊd/
    
  
  
  • イギリス英語 (BrE): /rəʊd/
    
  
  


• 強勢（アクセント）は単音節なので特に区別されません。一音節全体をはっきり発音します。
  


• よくある間違いとして、“rode (rideの過去形)” と混同してしまうことがあります。「road」の発音は、アメリカ英語なら「ロー(ド)」、イギリス英語なら「ロウ(ド)」に近いイメージです。

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• “road” と “rode” （rideの過去形）とのスペル、発音の混同。
  


• “load” (積む) と似たスペリングを持つため、一字違いに注意。
  


• 初級レベルではスペルミスを起こしやすいので、しっかりとr-o-a-dと覚えるのが大切です。
  


• TOEICや英検などの試験でも基本単語として頻出し、文脈把握問題やリスニングで聞き取りが出題されることがあります。特にセットフレーズでの出題に注意です。

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• スペリング: 「r-o-a-d」で、「o」の後に「a」がくるので混乱しないように。
  


• イメージ: “road” と聞いたら、車が走る舗装された長い道を想像すると覚えやすいです。
  


• “road movie（ロードムービー）” という映画ジャンルを思い浮かべると印象に残りやすいでしょう。旅行や旅路と結びつけて覚えるとよいです。
  


• “rode (乗った)” と区別するためには、「何かに乗る(riding)」か「道の上を進む(road)」かをしっかり文脈で意識して聴き取り・読み分けをすると混同が減ります。

以上が「road」の解説です。日常でも最もよく出てくる英単語の一つなので、しっかりと覚えておきましょう。