最終更新日:2024/06/12

私のポケットには5ペンスあります。

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I have five pence in my pocket.

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元となった辞書の項目

pence

名詞

pennyの複数形

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解説

1. 基本情報と概要

英語表記: pence

品詞: 名詞(複数形)

意味(英語): Plural form of “penny,” referring to British currency.

意味(日本語): 「ペニー(penny)」の複数形で、イギリスの通貨であるペニーが複数あることを示します。イギリスの1ポンドを100に分割した際の最小単位がペニーで、その複数形がこの“pence”です。「何ペンスあるか」という時に使われます。

「pence」は、イギリスのお金について話すときに使われる単語で、1ペニーが複数集まった時に使われる呼び方です。日常会話では「ペンス」と読まれ、たとえば「50ペンス」というように言います。


  • 活用形:


    • 単数形: penny

    • 複数形: pence(金額を表す時の一般的な複数形)

    • 個々の硬貨を強調するときなどに “pennies” と言うこともあります。


  • 他の品詞になった場合:


    • “pennies” は同じく複数形の名詞ですが、単にそれぞれの硬貨を数えるときなどに用いられる形です(人格化・硬貨1枚1枚の存在を強調したいとき)。品詞は同じ名詞ですが、形や使い方が少し異なる例といえます。


  • CEFRレベルの目安:


    • A2(初級): 買い物や通貨について学ぶ段階で出てくる英単語です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成: 「pence」は古英語 “pening,” “penig,” “peninc,” またはそのラテン語系派生を経て変化した形を持つ “penny” の複数形として使われます。語幹としては “pen-” (penny) があり、接頭語・接尾語といったものは入りません。

  • 派生語や類縁語:


    • penny(単数名詞)

    • pennies(硬貨1枚1枚を示す複数形)

    • halfpenny(かつて流通していたハーフペニー硬貨)


  • よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10例)


    1. “fifty pence piece” – (50ペンス硬貨)

    2. “spare a few pence” – (数ペンスを譲ってもらう/貸してもらう)

    3. “worth every pence” – (払った分の価値がある)

    4. “a matter of pence” – (ほんのわずかな金額の問題)

    5. “count your pence” – (お金をきっちり数える)

    6. “pence on the dollar/pound” – (1ドル/1ポンドあたりのペンス換算で)

    7. “few pence change” – (わずかな釣り銭)

    8. “two pence worth” – (2ペンス分の価値/わずかな意見)

    9. “every last pence” – (最後の1ペンスまで)

    10. “pence in return” – (お釣りで返ってくるペンス)


3. 語源とニュアンス


  • 語源: 「pence」は「penny」の古英語形 “penig” に由来し、ドイツ語の “Pfennig” と同根とされています。古代から小さな貨幣単位を指し、現在のイギリスの通貨体系が導入された1971年の十進法移行後も、複数形として“pence”が使われています。

  • ニュアンス:


    • 主にイギリス英語で、通貨や買い物に関する会話で使われます。

    • 口語でも文章でもよく使われますが、アメリカ英語では “cent” が一般的なので、イギリスの通貨に特化した表現というニュアンスがあります。

    • フォーマル・カジュアルどちらの場面でも使いますが、ビジネスシーンやニュースなどでは正確に金額を表すために頻繁に使われます。


4. 文法的な特徴と構文


  • 可算名詞・不可算名詞について:


    • “pence”は「金額・通貨単位」を表すときは一般的に不可算的に扱われることが多いですが、複数形として厳密に「何枚のペニー」を意味する場合は可算的な扱いにもなります。

    • 例: “Fifty pence is enough.”(金額として見れば不可算的に述べる)


  • 一般的な構文・イディオム:


    • “(X) pence worth of…” – 「(X)ペンス分の…」

    • “my two pence worth” – 「私のちょっとした意見(口語表現)」


  • 使用シーン:


    • 買い物や値段を言うときなどはカジュアルでもフォーマルでも自然に使われます。


5. 実例と例文

日常会話での例文


  1. “Can you lend me twenty pence for the vending machine?”

    (自販機で必要だから、20ペンス貸してくれる?)

  2. “This costs forty-five pence, quite cheap!”

    (これ45ペンスだから、かなり安いね!)

  3. “I only have a few pence left in my pocket.”

    (ポケットにもう数ペンスしか残っていないよ。)

ビジネスシーンでの例文


  1. “We’ve reduced production costs by five pence per item.”

    (1個あたり5ペンス、生産コストを削減しました。)

  2. “A rise in the excise duty will add two pence to the price of a litre of petrol.”

    (物品税の引き上げにより、1リットルのガソリンの価格が2ペンス上昇します。)

  3. “The total cost difference comes to around ten pence per unit.”

    (そのコスト差は1ユニットあたり約10ペンスになります。)

学術的な文脈での例文


  1. “During the medieval period, a penny was equivalent to twelve pence in the older coinage system.”

    (中世期には、ペニーは旧硬貨制度では12ペンスに相当しました。)

  2. “The study examines fluctuations in the value of a pence over centuries.”

    (この研究は、数世紀にわたるペンスの価値の変動を検証しています。)

  3. “A direct correlation was found between the minted quantity of pence and the economic expansion of the period.”

    (鋳造されたペンスの量とその時代の経済拡大との間に、直接の相関関係が見出されました。)

6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語:


    1. “pennies” – (ペニーの複数形。硬貨1枚1枚を強調してカウントするニュアンス)

    2. “cents” – (アメリカなど他の国々の最小通貨単位を指す際に使う単語)

    3. “coins” – (硬貨一般を指す広義の言葉)


「pence」は金額をまとめて言う場合に主に用いられます。例えば「10ペンス」というときに“pennies”とするより“pence”を使うことが自然です。一方、硬貨を個数で数えるときや「ペニー硬貨が何枚あるか」を強調したい場合は“pennies”といいます。


  • 反意語:


    • 通貨の「反意語」は特にありませんが、紙幣としては “note” (紙幣) という対比はあります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA): /pɛns/

  • アクセント: 英単語としては1音節なので特に強勢部分の区別はありません。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い:


    • 基本的に /pɛns/ で同じですが、アメリカではそもそも「pence」という単語をあまり使わないので、イギリス英語特有の単語という認識があります。


  • よくある発音の間違い: “pens”(ペンズ)と濁らないように注意しましょう。“pence”は咬んで ’’s’’ の音をはっきりと出します。

8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “pece” や “pance” と綴ってしまうミスに注意しましょう。

  • 同音異義語との混同: “pence” には特に同音異義語は多くありませんが、発音が似た “pens”(ペンズ:ペンの複数形)と紛らわしい場合があります。

  • 試験対策や資格試験での出題傾向:


    • イギリスの文化や通貨制度を扱う問題で出てくることがあります。特に英検などではイギリス通貨を扱うリーディング問題などで見かける場合もあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • “pence” の “pen-” は “penny” の語源から来ているとイメージし、1ペニーが複数になったら “-ce” がつく、と覚えるとよいでしょう。

  • お金関連の単語として、pound (ポンド) とセットで学ぶとわかりやすいです。たとえば“£0.50”は「50 pence」であり、「フィフティ・ペンス」です。

  • タイプして覚えるときは “pen + ce” の二部構成を意識するとスペルを間違えにくいです。

以上が “pence” の詳細な解説です。イギリスのお金に関わる単語なので、ニュースや買い物での金額表現など、多くのシーンで使われます。ぜひ参考にしてみてください。

意味のイメージ
pence
意味(1)

pennyの複数形

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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