gold
以下では、名詞 gold
(ゴールド) について、9つの観点からできるだけ詳しく解説します。
1. 基本情報と概要
英語での意味
• gold
= a precious yellow metal, chemical element (symbol: Au)
日本語での意味
• 「金」= 非常に価値のある、黄色みを帯びた貴金属
「gold」は主に金属の「金」を指す名詞として使われます。宝飾品や投資など、価値の高さを強調する文脈で用いることが多いです。
品詞
• 名詞 (noun)
活用形
• 名詞 gold
は不可算名詞として使われるのが一般的です。複数形は通常ありませんが、文脈によっては「種類」を示す場合 (例: different golds) のように使われるケースもごくまれに見られます。
他の品詞になったときの例
• 形容詞(ただし gold
をそのまま形容詞として使うのはやや稀で、golden
という形容詞形がよく使われます)
- 例: golden ring (金色の指輪)
• 動詞(to gold-plate
など派生形として、「金メッキする」という意味があります)
CEFRレベル
• B1(中級)程度
- 「金」という具体的かつ重要な名詞ではありますが、基礎レベルとしてはやや専門性のある語彙に入るため、中級レベルに置きました。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
gold
は短い語で、接頭語・接尾語がつくことはほとんどありません。
派生語として、形容詞 golden
(黄金の)、動詞 to gild
(金メッキする)などがあります。
関連語・派生語
- golden (形容詞) = 金色の、貴重な
- gild (動詞) = 金箔を貼る、金メッキする
- goldsmith (名詞) = 金細工師
- goldmine (名詞) = 金鉱、または比喩で「金のなる木」
- goldy (スラング) = 金色っぽい、ゴージャスな (かなりカジュアル)
よく使われるコロケーション(共起表現)10選
- gold coin(金貨)
- gold bar(金の延べ棒)
- gold reserve(保有金、金準備)
- gold jewelry(金の宝飾品)
- pure gold(純金)
- gold standard(金本位制 / 優れた基準)
- solid gold(純金製の)
- gold medal(金メダル)
- gold miner(金鉱労働者)
- gold rush(ゴールドラッシュ)
3. 語源とニュアンス
語源
gold
は古英語の gold
に由来し、さらにゲルマン祖語 *gulþ- にさかのぼります。非常に古い起源をもち、人類史においては、宝飾品や通貨、権力の象徴として長く扱われてきました。
ニュアンスや注意点
• 非常に価値があるものを指す場合が多く、比喩的に「大いに価値のあるもの」を指す表現としても使われます。
• 比較的フォーマル / インフォーマルどちらでも使えますが、「金」という硬いイメージから、金融や投資などフォーマルな文脈で使われることも多いです。
使用シーン
• 口語:ジュエリーやお金、メダルについて話すとき
• 文章:金融レポート、経済指標、歴史・文化に関する文章などで使います
4. 文法的な特徴と構文
- 不可算名詞として扱う
- 基本的には “gold is …” のように単数扱いします。
- 基本的には “gold is …” のように単数扱いします。
- ときに比喩的に使われる
- “This advice is gold!” のように「大変価値のあるもの」として口語的に表現することがあります。
- “This advice is gold!” のように「大変価値のあるもの」として口語的に表現することがあります。
一般的なイディオム・構文
- “All that glitters is not gold.”
- 「光るものすべてが金ではない(見かけに惑わされるな)」
- 「光るものすべてが金ではない(見かけに惑わされるな)」
- “Heart of gold.”
- 「心優しい人」
- 「心優しい人」
- “Silver and gold.”
- 「大切なもの、貴重なもの」
- 「大切なもの、貴重なもの」
- “Worth its weight in gold.”
- 「非常に価値がある」
- 「非常に価値がある」
5. 実例と例文
日常会話での例文
“I love wearing gold earrings because they match any outfit.”
- 「どんな服にも合うから、ゴールドのイヤリングをつけるのが好きなんだ。」
“That bracelet might look expensive. Is it real gold?”
- 「そのブレスレット、高そうだね。本物の金?」
“We found a small piece of gold in the stream while hiking.”
- 「ハイキング中、小さな金の欠片を小川で見つけたよ。」
ビジネスでの例文
“The company decided to increase its gold reserves in response to market fluctuations.”
- 「その企業は市場の変動に対応するため、保有する金の量を増加させることを決定しました。」
“Investing in gold is often considered a safe haven during economic uncertainty.”
- 「経済が不安定なとき、金への投資は安全資産と見なされることが多いです。」
“Our annual report highlights the fluctuation of gold prices over the last decade.”
- 「当社の年次報告書では、過去10年にわたる金価格の変動を詳しく取り上げています。」
学術的・専門的な文脈での例文
“Gold, with the chemical symbol Au, has an atomic number of 79.”
- 「金は化学記号Au、原子番号79の元素です。」
“Recent studies show new methods of recycling gold from electronic waste.”
- 「最近の研究では、電子廃棄物から金を再利用する新しい手法が発表されています。」
“The unique malleability of gold makes it ideal for detailed jewelry work.”
- 「金の独特な展延性は、精巧な宝飾品の製作に最適です。」
6. 類義語・反意語と比較
類義語 (Synonyms)
- “precious metal” (貴金属)
- 一般的な言い方。金だけでなく銀やプラチナも含みます。
- 一般的な言い方。金だけでなく銀やプラチナも含みます。
- “bullion” (延べ棒)
- 金や銀を塊として扱う際に使われます。
- 金や銀を塊として扱う際に使われます。
- “treasure” (宝物)
- 金貨や宝石も含む幅広い「財宝」を指します。
- 金貨や宝石も含む幅広い「財宝」を指します。
反意語 (Antonyms)
厳密な反意語はありませんが、比喩的な意味で “worthless material”(価値のない素材) などを対比として用いることができます。
7. 発音とアクセントの特徴
• IPA (アメリカ英語): /goʊld/
• IPA (イギリス英語): /ɡəʊld/
gold
の “o” の部分が、アメリカ英語では「ゴウ」とやや長めに、イギリス英語では「ゴウ(〜ゴールド)」と発音されます。
スペリングのミスや「god」と混同しないように気をつけましょう。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペリングミス: “glod” “golf” “god” などに注意。
- 同音異義語との混同: 大きな同音異義語はありませんが、
god
(神) とはスペルの一部が重複するものの、発音も意味も異なるので確認しておきましょう。 - 不可算名詞として扱う: 分量を表すときは “a bar of gold,” “some gold,” “pieces of gold” のように量表現を使います。
試験(TOEICや英検など)においては、金の価格の話題や金融関連の文章にしばしば登場します。経済トピックで覚えると役立ちます。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
• スペリングのコツ: g + old
= 「ジー + 古い」 で覚えると間違いにくいかもしれません。
• 金閣寺 (Golden Pavilion) や「金メダル(gold medal)」をイメージすると記憶しやすいです。
• 見た目がキラキラした金属というイメージを持つと、単語の持つ「価値」を実感しやすいでしょう。
以上が、名詞 gold
の詳細解説です。金は貴金属として古くから重要な役割を果たしており、投資・宝飾品・文化的シンボルなど多彩な場面で使われる大切な単語です。日常会話でも、投資や経済ニュースでもよく耳にするので、ぜひしっかりと使い方を身につけてください。
金,黄金(おうごん)
《集合的に》金貨(gold coins)
金銭,富,財宝
黄金色,金色
《しばしば…of goldの形で》(金のように)価値のあるもの;純真,親切