最終更新日:2024/06/17

私は池で泳いでいるアヒルを見ました。

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I saw a duck swimming in the pond.

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元となった辞書の項目

duck

IPA(発音記号)
名詞

〈C〉『アヒル』,『カモ』 / 〈C〉雌のカモ,雌のアヒル / 〈U〉(食用にする)カモ,アヒルの肉 / 〈C〉《おもに英話》かわいい人

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解説

以下では、英単語「duck(名詞)」をできるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

意味(英語)

“Duck” refers to a waterbird with a broad blunt bill, short legs, webbed feet, and a waddling gait.

意味(日本語)

「ダック」は、「アヒル・カモなどの、水辺に生息する鳥」を表す言葉です。一般的にはアヒル(家禽として飼育される鳥)を指すことが多いですが、野鳥のカモ類にも使われます。

「バシャバシャと水辺を泳ぎ、愛嬌のある姿をした鳥」というニュアンスで、比較的カジュアルな場面でもよく使われる単語です。

品詞


  • 名詞 (noun)

活用形


  • 単数形: duck

  • 複数形: ducks

※「duck」は動詞としても「頭をサッと下げる・かがむ・ひょいと避ける」などの意味があります(“to duck”)。しかしここでは名詞について解説します。

他の品詞形


  • 動詞: duck (to lower the head or body quickly)

    例: “He ducked under the table to hide.”(テーブルの下に頭を引っ込めた)

  • 形容詞は通常ありませんが、派生的に“duck-like”という形で「アヒルのような」という表現があることもあります。

難易度(CEFRレベル)


  • A1(超初心者): 身近な動物を表す基本的な名詞として、初心者レベルで学習される単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • “duck” は接頭語・接尾語が明確にはつかない単語です。

  • 語幹は “duck” そのものになります。

派生語や類縁語


  • “duckling” (子アヒル)


    • “-ling” は「小さなもの」を表したり、指小辞的な働きをする接尾語です。


  • “drake” (雄アヒル/オスのカモ)

よく使われるコロケーション(共起表現)や関連フレーズ(10個)


  1. duck pond(アヒルのいる池)

  2. duck egg(アヒルの卵)

  3. roast duck(ローストダック)

  4. duck feathers(アヒルの羽)

  5. duck farm(アヒル農場)

  6. duck hunting(カモ猟)

  7. duck call(アヒル/カモを呼ぶ笛)

  8. Chinese roast duck(北京ダックなどの中華風ローストダック)

  9. mother duck and ducklings(親アヒルと子アヒルたち)

  10. duck sauce(中華料理などに使われる甘酸っぱいソース)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「duck」という語は、古英語の “dūce” もしくは “duce” に由来します。元々は “dūcan” (to dive) という動詞に関連して “水に潜る鳥” を指していました。

ニュアンス・使用時の注意点


  • 親しみを込めて話す際や、子どもにもわかりやすい単語としてよく使われます。

  • 「duck」はカジュアルな会話から、料理名や動物に関するフォーマルな文章まで幅広い文脈で使えます。

  • ただし動詞の “to duck” と混同しないように注意が必要です(文脈で区別できます)。


4. 文法的な特徴と構文

文法的なポイント


  • 可算名詞 (countable noun) なので、単数形・複数形で形が変わります。


    • 例: one duck / two ducks


  • 場面によっては総称として(例えば「カモ」全般を指すときなど)”ducks” という複数形で表現することが多いです。

一般的な構文やイディオム


  • “a lame duck”


    • 本来は「足の不自由なアヒル」という意味ですが、比喩的に「任期切れの政治家」または「役に立たない/力を失った人物」などを指す言い回しとして使われます(ややフォーマル/政治関連)。


  • “like water off a duck’s back”


    • 「(批判・侮辱などが) 何の影響も与えず、すぐに忘れ去られる」という意味のイディオムです。



5. 実例と例文

ここでは、日常会話・ビジネス・学術的な文脈でそれぞれ3つの例文を提示します。

日常会話


  1. “Look at those ducks swimming in the pond!”

    (あの池で泳いでいるアヒルたちを見てよ!)

  2. “We fed some bread to the ducks at the park.”

    (公園でアヒルにパンをあげたよ。)

  3. “She thinks ducks are the cutest birds.”

    (彼女はアヒルがいちばん可愛い鳥だと思っている。)

ビジネス


  1. “Our company cafeteria serves roast duck every Friday.”

    (うちの会社の食堂では毎週金曜日にローストダックが出ます。)

  2. “He was labeled a ‘lame duck CEO’ after losing the board’s support.”

    (取締役会の支持を失った後、彼は「レイムダックCEO」と呼ばれるようになった。)

  3. “We’re considering using a duck silhouette in our new product logo.”

    (新商品のロゴにアヒルのシルエットを使うことを検討しています。)

学術的


  1. “In biology class, we studied the migratory patterns of ducks.”

    (生物の授業で、カモ類の渡りのパターンを学習した。)

  2. “The experiment observed duck behavior in different climates.”

    (実験では、異なる気候下でのアヒルの行動を観察した。)

  3. “Scholars often debate the domestication timeline of ducks.”

    (学者たちはアヒルの家畜化の時期についてよく議論している。)


6. 類義語・反意語と比較

類義語


  • “goose”(ガチョウ)


    • 同じ水鳥だが、サイズが大きく首が長いことが特徴。


  • “swan”(ハクチョウ)


    • 優雅なイメージが強く、スタイルが異なる。


  • “drake”(雄アヒル・カモのオス)


    • 性別を特定して使うときに使われる。


「duck」とは同じ水鳥でも姿やイメージが違います。

例: “A goose is generally larger and has a longer neck than a duck.”

(ガチョウはアヒルよりも一般的に体が大きく、首が長いです。)

反意語


  • 水鳥の反意語は特にありませんが、鳥と異なる分類の動物と比較する際に「land bird(陸鳥)」や「mammal(哺乳類)」などは対比として出てきます。


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号(IPA)


  • /dʌk/

アメリカ英語とイギリス英語の発音の違い


  • アメリカ英語: [dʌk](「ダック」という感じの発音)

  • イギリス英語: [dʌk](ほぼ同様。地域によっては /dʊk/ に近い発音になる場合もありますが、一般的には変わりません。)

よくある発音の間違い


  • 「dock /dɒk/(ドック)」や「dark /dɑːk/(ダーック)」と混同しないように注意しましょう。

  • あまり口をすぼめすぎず、短い「ʌ(カタカナの“ア”と“オ”の中間音)」で発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 動詞の「duck(動詞)」と混同しない


    • 「頭をかがめる/ひょいとかわす」という意味の動詞があるため、文脈できちんと見分けましょう。


  2. スペルミスに注意


    • “duk” や “dack” などと誤字をしやすいので注意が必要です。


  3. 類似音 “dock” や “doctor” などと混同しない


    • 母音の発音が似ていると感じる学習者もいるので、短い “ʌ” をしっかり押さえましょう。


  4. 試験対策


    • TOEICや英検でも、比較的初級レベルで出てくる可能性があります。イディオム (“a lame duck”) はビジネス英語としてもよく話題になります。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「ドナルドダック(Donald Duck)」や「ダック(アヒル)のおもちゃ」を思い浮かべると記憶しやすくなります。

  • “duck” のスペルはシンプルなので、最初の “d” と最後の “k” で「大胆に水に“ドボン(k)”と潜る」というイメージを持つと覚えやすいかもしれません。

  • 動詞の “to duck” とセットで覚えておくと、単語の広がりを実感しやすくなります。


以上が、名詞「duck」の詳細解説です。アヒルやカモというイメージだけでなく、比喩的表現やイディオムも覚えておくと、英語のレベルアップにつながります。ぜひ、実際の文章でも使ってみてください。

意味のイメージ
duck
意味(1)

〈C〉アヒル,カモ

意味(2)

〈C〉雌のカモ,雌のアヒル

意味(3)

〈U〉(食用にする)カモ,アヒルの肉

意味(4)

〈C〉《おもに英話》かわいい人

和英例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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