元となった辞書の項目
bride
解説
1. 基本情報と概要
単語: bride
品詞: 名詞 (countable noun)
意味(英語): A woman on her wedding day or just before and after the event
意味(日本語): 結婚式当日または直前・直後の女性、いわゆる「花嫁」「新婦」です。
「結婚式の主役としての女性」を指し、フォーマルな場からカジュアルな会話まで幅広く用いられます。
- 活用形: 複数形は brides となります。
- 他の品詞例:
- bridal (形容詞): 「花嫁の」「婚礼の」を意味する形容詞として使われます(例: bridal gown = 花嫁のドレス)。
CEFRレベル: A2 (初級)
結婚やウェディング関連の話題でよく使われる単語なので、初級レベルでも把握しておきたい単語です。
2. 語構成と詳細な意味
語構成
- bride は、はっきりした接頭語・接尾語が含まれているわけではありません。古英語由来の語根が単独で存在するイメージです。
派生語・類縁語
- bridesmaid (名): 花嫁付添人
- bridegroom (名): 花婿
- bridal (形): 花嫁の、婚礼の
よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)
- bride and groom (花嫁と花婿)
- bride-to-be (婚約中の女性)
- blushing bride (頬を染めた花嫁)
- father of the bride (花嫁の父)
- mother of the bride (花嫁の母)
- bride’s bouquet (花嫁のブーケ)
- bride price (花嫁に支払われる結納金のような金銭)
- runaway bride (結婚直前に逃げ出した花嫁)
- child bride (幼くして結婚する花嫁)
- mail-order bride (海外から仲介を通じて迎え入れる花嫁)
3. 語源とニュアンス
語源
- 古英語の bryd に由来し、妻や結婚相手を意味しました。中世以降は「結婚式当日の女性」を指すように定着しています。
ニュアンスや使用時の注意点
- 日常的にも正式な場でも幅広く使われる語です。
- 結婚式の当日やその周辺期間を特に意識したときに用いられ、「今まさに結婚する女性」というニュアンスが強いです。
- 「fiancée(フィアンセ)」は婚約者を指す言葉ですが、bride は結婚式が行われるタイミングの女性を表すため、文脈によって使い分けます。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞: bride は可算名詞です。例えば “There were two brides at the double wedding.”(ダブルウェディングで2人の花嫁がいた)のように複数形でも使えます。
- フォーマル/カジュアルどちらでも問題なく使えます。結婚式など改まった場面ではよりフォーマルに感じられます。
一般的な構文やイディオム
- “the bride’s big day” → 花嫁にとっての特別な日、結婚式当日
- “give away the bride” → (父親が)花嫁を新郎に引き渡す
5. 実例と例文
ここではシーン別に英語の例文と日本語訳を3つずつ挙げます。
1) 日常会話での例文
- 英: “I can’t wait to see the bride walk down the aisle!”
- 日: 「花嫁がバージンロードを歩くのを見るのが待ちきれない!」
- 英: “I can’t wait to see the bride walk down the aisle!”
- 英: “My sister was a beautiful bride at her wedding last spring.”
- 日: 「私の姉は、この前の春の結婚式でとてもきれいな花嫁でした。」
- 英: “My sister was a beautiful bride at her wedding last spring.”
- 英: “The bride’s dress was a perfect fit, and she looked absolutely stunning.”
- 日: 「花嫁のドレスはぴったりで、本当にまばゆいばかりに美しかったよ。」
- 英: “The bride’s dress was a perfect fit, and she looked absolutely stunning.”
2) ビジネス(結婚式プランナー・関連業界など)の例文
- 英: “We offer a special discount for the bride and groom if they book early.”
- 日: 「早期予約をしていただいた花嫁と花婿には特別割引を提供しています。」
- 英: “We offer a special discount for the bride and groom if they book early.”
- 英: “The wedding planner arranged a final consultation with the bride to discuss the guest list.”
- 日: 「ウェディングプランナーはゲストリストの確認のために、花嫁との最終打ち合わせを設定しました。」
- 英: “The wedding planner arranged a final consultation with the bride to discuss the guest list.”
- 英: “Our bridal package includes a rehearsal schedule to ensure the bride feels comfortable.”
- 日: 「当社のブライダルパッケージには、花嫁が安心できるようにリハーサルスケジュールも含まれています。」
- 英: “Our bridal package includes a rehearsal schedule to ensure the bride feels comfortable.”
3) 学術的(文化人類学・社会学など)の例文
- 英: “Anthropological studies often examine the significance of the bride’s role in different cultures.”
- 日: 「文化人類学の研究では、花嫁の役割が異文化の中でどのような意味を持つのかをよく調査しています。」
- 英: “Anthropological studies often examine the significance of the bride’s role in different cultures.”
- 英: “In some traditional societies, the bride’s family may pay or receive a dowry.”
- 日: 「伝統的な社会では、花嫁の家族が持参金を支払ったり、受け取ったりする場合があります。」
- 英: “In some traditional societies, the bride’s family may pay or receive a dowry.”
- 英: “Historical texts illustrate how the bride’s social status influenced marriage arrangements.”
- 日: 「歴史文献によると、花嫁の社会的地位が結婚の取り決めにどのように影響したかが示されています。」
- 英: “Historical texts illustrate how the bride’s social status influenced marriage arrangements.”
6. 類義語・反意語と比較
類義語
fiancée (フィアンセ)
- 婚約中の女性を指し、本番の結婚式前の段階に焦点がある。
- 例: “Amanda is my fiancée. We’re getting married next year.”
- 婚約中の女性を指し、本番の結婚式前の段階に焦点がある。
newlywed (新婚)
- 結婚式後で新婚状態の人(男女問わず)を指す。
- 例: “They acted like typical newlyweds, always together and smiling.”
- 結婚式後で新婚状態の人(男女問わず)を指す。
wife (妻)
- 結婚後、継続的な配偶者としての立場を指す。厳密には花嫁のタイミングを過ぎたあと。
- 例: “After the ceremony, the bride became his wife.”
- 結婚後、継続的な配偶者としての立場を指す。厳密には花嫁のタイミングを過ぎたあと。
反意語
- 直接的な「反意語」はありませんが、「groom(花婿)」は対になる存在です。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号 (IPA): /braɪd/
- 米英・英英ともに: 1音節で [braɪd] と発音します。
- アクセント: 単音節なので特にアクセントの位置を意識する必要はありませんが、/aɪ/ の二重母音を明確に発音するのがポイントです。
- よくある間違い: “breed /briːd/” や “bread /brɛd/” と混同しないように注意します。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: 「bried」や「bridee」などと書き間違えないようにします。最後の “e” は必ず付きます。
- 同音異義語: 特にありませんが、先述の “bread” と発音が似ていると感じる場合があるかもしれません。“bride” は /aɪ/、“bread” は /ɛ/ です。
- 試験対策: TOEIC・英検などではあまりひっかけ問題として出題されにくいですが、結婚に関する文章やリスニングで登場する場合があります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- 語とイメージ: 「bride = 結婚式の日の花嫁」というイメージがしっかり頭に残るよう、写真やウェディング関連の映像などを合わせて覚えると効果的です。
- スペリングのコツ: /braɪd/ の「アイ」という音を意識して「b-r-i-d-e」と書いてみましょう。
- 関連ストーリーで覚える: 「Bride」という映画タイトルやウエディングシーンを思い浮かべるだけでも記憶に残りやすいです。
以上が bride の詳細な解説です。「花嫁」を表す重要な単語ですので、スペルと発音をしっかり押さえ、関連表現ともあわせて身につけておくと表現の幅が広がります。
意味のイメージ
意味(1)
花嫁,新婦