running

1. 基本情報と概要

英語: running

日本語: (1) 走ること (2) ランニングというスポーツ・活動

• 品詞: 名詞（動名詞・動作を表す名詞として機能）

  
  
  • 例：I go running every morning.（私は毎朝ランニングをしています）
  
  



• 簡単な説明（日本語）
  
  Runningは「走ること・ランニング」を指す名詞です。ジョギングやマラソンなど、脚を使って走る運動や行為を広く表します。「健康のために走る」「競技として走る」など、スポーツや日常の運動として使われます。




• 活用形

  
  
  • 「run」 (動詞の原形)
    
  
  
  • 「runs」 (三人称単数形)
    
  
  
  • 「running」 (動名詞・現在分詞)
    
  
  
  • 「ran」 (過去形)
    
  
  
  • 「run」 (過去分詞)
  
  



• 他の品詞形

  
  
  • 形容詞: running water（流れている水）、running track（走路）のように形容詞的に用いることもある
  
  
  • 名詞: runner（走る人、ランナー）
  
  



• CEFRレベル：B1（中級）
  
  走るという行為自体は初級レベルでも学びますが、運動・健康・スポーツに関する文脈など少し広い話題で使われるため、総合的にB1程度と考えられます。

2. 語構成と詳細な意味

• 語構成

  
  
  • 語幹: “run”
    
  
  
  • 接尾辞: “-ing”
    
    → 動詞「run（走る）」の現在分詞/動名詞形「-ing」で、名詞としての機能を持たせています。
  
  



• 派生語や類縁語

  
  
  • runner（名詞）：走る人、ランナー
    
  
  
  • run（動詞）：走る
    
  
  
  • running shoes（名詞）：ランニングシューズ
    
  
  



• よく使われるコロケーションや関連フレーズ（10個）

  
  
  1. go running（ランニングに行く）
     
  
  
  2. take up running（ランニングを始める）
     
  
  
  3. enjoy running（走ることを楽しむ）
     
  
  
  4. marathon running（マラソン走行）
     
  
  
  5. running injuries（ランニングによるけが）
     
  
  
  6. running gear（ランニング用品）
     
  
  
  7. daily running routine（毎日のランニング習慣）
     
  
  
  8. running pace（走るペース）
     
  
  
  9. running track（走路、トラック）
     
  
  
  10. running buddy（一緒に走る仲間）
  
  

3. 語源とニュアンス

• 語源

  
  
  • 「run」は古英語の「rinnan」から来ていると言われ、ゲルマン祖語に由来すると考えられています。
    
  
  
  • 「-ing」は動作や行為を名詞化する接尾辞で、現在まで同形で使われています。
  
  



• 歴史的な利用

  
  
  • もともと「run」の動詞は「走る」という動作を指す日常的な単語でしたが、「running」という形でスポーツや健康法として定着してきました。
  
  



• ニュアンスや使用時の注意点

  
  
  • 「running」という単語は比較的カジュアルに使われます。スポーツや健康にまつわる文脈では日常会話からビジネス文書まで広く通用します。
    
  
  
  • 競技的要素を含むかどうかは文脈次第です。社内のスポーツイベントで使う場合などはフォーマル書面にも問題なく登場します。
  
  

4. 文法的な特徴と構文

• 文法上のポイント（名詞としての”running”）

  
  
  • 「go + 動名詞」構文：go running, go swimmingなど、スポーツ活動を指すお決まりの表現
    
  
  
  • 不可算名詞として使われることが多い (I enjoy running. のように、“a running”とは言わない)
  
  



• イディオム的表現

  
  
  • running on empty（限界を超えて走り続ける／疲弊しながら動き続ける）
    
  
  
  • up and running（機械や計画などが稼働している、正常に動いている）
  
  



• フォーマル/カジュアルの使い分け

  
  
  • 一般的にスポーツや趣味の話題なのでカジュアルに使われることが多いです。健康関連の文脈でもフォーマルに使って問題ありません。
  
  

5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文（3つ）

1. I started running to stay fit and clear my mind.
   
   （体力維持と気分転換のために走り始めました。）
   


2. My sister prefers running in the park over going to the gym.
   
   （私の姉はジムに行くより公園で走るほうが好きです。）
   


3. After work, I usually relax by going running for about 30 minutes.
   
   （仕事の後は、だいたい30分くらいランニングをしてリラックスします。）

5.2 ビジネスでの例文（3つ）

1. Our company’s wellness program includes free running sessions every week.
   
   （当社のウェルネスプログラムでは、毎週無料のランニングセッションを行っています。）
   


2. The HR department encourages employees to form running clubs for better health.
   
   （人事部は健康増進のために従業員がランニングクラブを作ることを推奨しています。）
   


3. Thanks to the office running team, morale has significantly improved.
   
   （オフィスのランニングチームのおかげで、従業員の士気が大幅に向上しました。）

5.3 学術的な文脈での例文（3つ）

1. Research suggests that regular running can improve cardiovascular health and cognitive function.
   
   （定期的なランニングは心血管の健康と認知機能を向上させる可能性があると研究は示唆しています。）
   


2. In sports physiology, running is studied to understand the mechanics of human locomotion.
   
   （スポーツ生理学では、人間の移動メカニズムを理解するためにランニングが研究対象となっています。）
   


3. Many universities collaborate with sports institutes to study the long-term effects of running on the human body.
   
   （多くの大学はランニングが人体に及ぼす長期的な影響を研究するため、スポーツ研究所と協力しています。）

6. 類義語・反意語と比較

• 類義語 (Synonyms)

  
  
  1. jogging (ジョギング)
     
     
     
     • 一般的にはrunningよりもゆっくりしたペースで走ることを強調
       
     
     
  
  
  2. sprinting (スプリント)
     
     
     
     • 全力疾走を指すので、短い距離を速く走るというニュアンス
       
     
     
  
  
  3. racing (レースで走ること)
     
     
     
     • 競争の要素が含まれる
       
     
     
  
  
  4. exercising (運動すること)
     
     
     
     • ランニングに限定せず、より広い意味での体を動かす行為
       
     
     
  
  



• 反意語 (Antonyms)

  
  
  1. walking (歩くこと)
     
  
  
  2. resting (休むこと)
     
  
  



• ニュアンス・使い方の違い

  
  
  • joggingは比較的気軽に走るイメージ
    
  
  
  • sprintingは短距離を全力で走ること
    
  
  
  • runningはジョギングからスプリントまで幅広い走り方を含むニュアンス
  
  

7. 発音とアクセントの特徴

• 発音記号（IPA）

  
  
  • アメリカ英語: /ˈrʌnɪŋ/
    
  
  
  • イギリス英語: /ˈrʌnɪŋ/（大きな違いはありません）
  
  



• 強勢（アクセント）

  
  
  • 「run」の部分（最初の音節）にアクセントがあります。
    
  
  
  • “rúnning” のように強く発音します。
  
  



• よくある発音の間違い

  
  
  • /r/ の音がうまく出ずに「ラーニング」となりがち。
    
  
  
  • 二重子音 “nn” が曖昧になることがありますが、単語全体のリズムが崩れないよう注意しましょう。
  
  

8. 学習上の注意点・よくある間違い

• スペルミス

  
  
  • 「runnning」のように n を多く入れすぎるミスが多いです。
    
  
  
  • run → running にする際は、子音を重ねるルール（run + -ing → running）を正しく理解しておきましょう。
  
  



• 同音異義語との混同

  
  
  • running の同音異義語はほぼありませんが、動詞表現の run に関しては慣用句が多いため混乱することがあります。
  
  



• 試験対策（TOEICや英検など）

  
  
  • “go + V-ing” パターンとしてよく扱われます。
    
  
  
  • ライティング問題で動名詞を使うパターンを問われることがあります。
  
  

9. 記憶に残るヒントやイメージ

• 音のイメージ: “run”の音のあとに「イング」の音をつける。
  


• 覚え方: 「Run」のあとに “-ning” とスペルして「n」を重ねるのがポイントです。
  


• 勉強テクニック:
  
  
  
  • 「go running, go swimming, go shopping」のように“go + 動名詞”の形でまとめて覚えると便利。
    
  
  
  • 動名詞の感覚をつかむために、日常の「～すること」を英語で表す練習をすると上達が早いです。
  
  

以上が名詞としての「running」に関する詳細解説です。ランニングは日常会話からスポーツ科学の分野まで幅広く使われる単語なので、ぜひ数多くの例文に触れて使い方をつかんでください。