最終更新日:2025/07/10

The thief tried to rob the bank, but he was caught by the police.

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泥棒は銀行を襲おうとしたが、警察に捕まった。

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元となった辞書の項目

rob

動詞

(金品を)〈人・銀行など〉‘から'『力ずくで奪う』,強奪する《+『名』〈人・銀行など〉+『of』+『名』〈金品〉》 / 〈人・銀行など〉‘から'金品を盗む;…‘の'中身を盗む / (人・銀行などから)〈金品〉‘を'『おどし取る』 / (事を)…‘から'むりやりに取ってしまう...

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泥棒は銀行を襲おうとしたが、警察に捕まった。

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解説

以下では、英単語 rob について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: rob

品詞: 動詞 (他動詞)

意味(英語): to take money or property illegally from a person or place, often using force or threats.

意味(日本語): (人や場所から)お金や物を違法な方法で、しばしば力や脅しを用いて奪うこと。

「rob」は、人や場所から無理やり何かを奪う場合に使う単語です。たとえば「銀行を襲う」や「人から財布を奪う」といったシチュエーションで使われます。強盗や掠奪といった意味合いがあり、厳しいニュアンスを持ちます。


  • 活用形


    • 現在形: rob

    • 過去形: robbed

    • 過去分詞: robbed

    • 現在分詞・動名詞: robbing


  • 他の品詞になった時の例


    • robber (名詞): 強盗を働く人

    • robbery (名詞): 強盗(行為)


CEFRレベルの目安: B1(中級)


  • B1: 日常的な話題における基本的な語彙は理解でき、少し抽象的な話題にも対応し始めるレベルです。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 「rob」は、はっきりとした接頭語・接尾語を持たない短い語形です。

  • 語根自体が「奪う、盗む」の意味を直接含んでいます。

他の単語との関連性


  • robber (名詞): 強盗犯人 → 「robする人」

  • robbery (名詞): 強盗(行為)

  • robbing (動名詞・形容詞的用法): 盗んでいる、奪っている状態

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. rob a bank(銀行を襲う)

  2. rob someone at gunpoint(銃を突きつけて人から奪う)

  3. rob Peter to pay Paul(イディオム:Aから奪ってBの返済にあてる、問題の先送りをする)

  4. rob someone of their wallet(人から財布を奪う)

  5. rob someone of their freedom(人から自由を奪う)

  6. be robbed blind(完全に骨の髄まで奪われる、騙し取られる)

  7. rob a store(店舗を襲う)

  8. attempt to rob(強盗を試みる)

  9. feel robbed of the chance(機会を奪われた気がする)

  10. be robbed at knifepoint(ナイフを突きつけられて奪われる)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 中英語の “robbien” が古フランス語 “rober” に由来し、そこからドイツ語系(ゲルマン)にさかのぼると考えられています。当初から「力や脅しを用いて奪う」というニュアンスで使われてきました。

ニュアンス・使用上の注意


  • 「rob」は力や脅しによって人や場所から奪う行為を示します。

  • 比較的フォーマルからカジュアルまで幅広く使われますが、実際の行為としては犯罪行為を指すため、警察報告やニュースなどでもよく登場します。


4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞: 「rob + 目的語」で用いられ、「目的語」は「奪われる人や場所」を指す。

    例: The gang robbed the bank. (そのギャングは銀行から奪い取った)

  • 対象物を直接の目的語にしない: 「rob my wallet」は誤用。正しくは「rob me of my wallet」または「steal my wallet」。

一般的な構文やイディオム


  • rob (人) of (物) = (人) から (物) を奪う

  • rob Peter to pay Paul = 別のところから借金をして返済に回し、その場しのぎをする

フォーマル/カジュアル


  • ニュース報道や警察が書くような公式文書でも「rob」は多用されます。カジュアルな会話でも「家を荒されて盗まれた!」という意味で使われることがあります。


5. 実例と例文

日常会話での例 (3つ)


  1. “Someone tried to rob me on my way home last night.”

    (昨晩、帰宅途中に誰かに奪われそうになったよ。)


  2. “I heard they robbed the convenience store down the street.”

    (あそこの通りのコンビニが襲われたって聞いたよ。)


  3. “Be careful in that area; people say tourists sometimes get robbed.”

    (あのエリアでは注意してね。旅行者が時々、強盗に遭うらしいよ。)


ビジネスシーンでの例 (3つ)


  1. “Our warehouse was robbed last weekend, and several valuables were stolen.”

    (先週末に倉庫が襲われて、高価な品物がいくつか盗まれてしまいました。)


  2. “The company was robbed of sensitive information by a cyber-attack.”

    (その会社はサイバー攻撃によって機密情報を盗まれた。)


  3. “Insurance policies cover losses if our store is robbed, but it’s still a big hassle.”

    (もし店舗が襲われた場合、保険が損害をカバーしますが、それでも大変なんです。)


学術的・フォーマルな文脈での例 (3つ)


  1. “Historical records indicate that numerous villages were robbed during the war.”

    (歴史資料によると、その戦争期間中、多くの村が襲われたと示されている。)


  2. “The study explores how being robbed affects individuals’ psychological well-being.”

    (その研究では、強盗被害に遭うことが個人の心理面にどのような影響を与えるかを調査している。)


  3. “In literature, characters who rob others often face moral and legal repercussions.”

    (文学において、他人を強盗する登場人物は道徳的、法律的な報いを受けることが多い。)



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. steal(盗む)


    • 「物」を目的語にする場合によく使う。例: “He stole my wallet.”

    • 対象が「盗まれた物」である点が「rob」と違う。


  2. burglarize(不法侵入して盗む)


    • 主に「建物に侵入して盗む」ニュアンス。米英で使われるが、やや専門性が高い。


  3. mug(路上などで暴行を加えて奪う)


    • 主に街頭で人を襲って物を奪う場合に使う口語的な動詞。


  4. pillage(略奪する)


    • 戦争や暴動の文脈で「組織的に略奪する」場合によく使う。


  5. loot(略奪する)


    • 暴動や災害時に店や家から物を奪う意味で使われる。


反意語


  • 確立した「反意語」はありませんが、文脈上「返す」「与える」「救う」などが反対の意味合いを持つ言動となります。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • イギリス英語: /rɒb/ (「ロブ」に近い発音)

    • アメリカ英語: /rɑːb/ (「ラーb」に近い発音)


  • 強勢(アクセント)


    • 短い単語なので1音節のみ。語尾までしっかり発声します。


  • よくある発音の間違い


    • 「rub (/rʌb/)」と混同しないように注意しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 誤用: “He robbed my phone.”


    • 誤用です。物を直接目的語にはしません。正しくは「He robbed me of my phone.」あるいは「He stole my phone.」


  2. スペルは短いので間違えにくいですが、robbrobbed と過去形で「b」を二つ重ねる点は要注意。

  3. 同音・類似スペル注意: 「rub」は「こする」、発音も違います。

  4. 試験対策: TOEICや英検などでは、robsteal の使い分けが狙われる問題が出ることがあります。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「rob」は「強盗する」という強いイメージがあるので、「ロバ(rob)に荷物を奪われる」などとイメージすると記憶に残りやすいかもしれません(ユーモアを交えて語呂合わせ)。

  • 使われ方としては「人や場所」が目的語になる、と覚えると「steal」との違いを整理できるでしょう。

  • スペリングも短いので覚えやすい反面、過去形・過去分詞系 robbed は「b」が重なることを忘れないように注意してください。


以上が、英単語 rob の詳細解説です。強制的に奪うニュアンスをもつ動詞で、目的語が「人や場所」である点、そして「steal」との使い分けがポイントになります。学習の際には、例文やコロケーションをしっかり覚えて使いこなしましょう。

意味のイメージ
rob
意味(1)

(金品を)〈人・銀行など〉‘から'力ずくで奪う,強奪する《+〈人・銀行など〉+of+〈金品〉》

意味(2)

〈人・銀行など〉‘から'金品を盗む;…‘の'中身を盗む

意味(3)

(人・銀行などから)〈金品〉‘を'おどし取る

意味(4)

(事を)…‘から'むりやりに取ってしまう,無くしてしまう《++of+〈事〉》

意味(5)

略奪する,強盗を働く

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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