最終更新日:2025/08/08
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私はキャンプ用具を収納しました。

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元となった辞書の項目

pack in

動詞

詰め込む,やめる,中止する

このボタンはなに?

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解説

以下では、英語の句動詞「pack in」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

単語: pack in

品詞: 句動詞 (phrasal verb)

活用形:


  • 現在形: pack in

  • 過去形: packed in

  • 現在分詞: packing in

  • 三人称単数現在形: packs in

意味(英語 + 日本語)


  1. 「(場所に) 人や物を詰め込む/押し込む」

    (to fill a place with a large number of people or things)

    → たくさんの人や物を詰め込む、というニュアンスがあります。例えば「演劇やイベントに大勢のお客さんを集める」といった状況でも使われます。


  2. 「(活動・仕事などを) やめる、あきらめる」(口語的)

    (to stop doing something or give up, often in an informal context)

    → ちょっとカジュアルに「もうやめる」「さっさと切り上げる」というニュアンスで使われます。


  3. 「(短時間に) 多くのことを詰め込む」

    (to manage to include or fit a lot of things or activities into a limited time)

    → 限られた時間や空間に多くの予定や内容を押し込むイメージです。


学習者目線では、「pack in」は何かをぎゅうぎゅうに詰めこむイメージや、「もうやめちゃう」というカジュアルな表現の両面を持つ、と覚えておくと便利です。

CEFRレベルの目安


  • B2(中上級)

    句動詞や複数の意味をもつ熟語をある程度運用しながら、流暢に会話を進めたいレベルです。


2. 語構成と詳細な意味


  • pack + in


    • 「pack」は「詰める、梱包する」という意味。

    • 「in」は「中に」「入ってくる」というニュアンスの前置詞。

    • 組み合わさって「中に詰め込む/押し込む」というイメージが生まれます。


他の品詞・関連表現例


  • 「pack」自体は動詞だけでなく、名詞として「パック(梱包、包み)」の意味でも使います。

  • 「packing」(名詞) は「梱包作業」「詰め物」の意味にもなります。

よく使われるコロケーション・関連フレーズ(10個)


  1. pack in a lot of people → たくさんの人を詰め込む

  2. pack in the audience → 観客を満員にする

  3. pack it in (informal) → それをやめる/諦める

  4. pack in a lot of stuff → たくさんの物を詰め込む

  5. pack in as many tasks as possible → できるだけ多くの仕事を詰め込む

  6. plan to pack in → (スケジュールなどに) 詰め込むつもり

  7. manage to pack in → うまく詰め込む/取り入れる

  8. pack in the crowds → 大勢の人々を詰め込む

  9. pack in events → イベントを詰め込む

  10. pack in your job (informal) → 仕事を辞める


3. 語源とニュアンス


  • 語源


    • 「pack」という語は古英語にさかのぼり、元は「包む」「詰める」といった意味を持ちます。

    • 「in」は方向性を示す前置詞で、何かを「中に押し込む」イメージがあります。


  • 歴史的な使われ方


    • 「pack in」は、19世紀頃から「大勢の客を入れる」という文脈で使われ始めたといわれています。

    • 20世紀以降、口語的に「やめる」「諦める」という意味でも広く使われるようになりました。


  • ニュアンス・注意点


    • 「やめる」「諦める」という用法はカジュアルです。フォーマルな場ではあまり使いません。

    • 「詰め込む」という意味で使うときは、「短時間や限られた空間に多くを押し込む」ニュアンスが強いです。



4. 文法的な特徴と構文


  • 他動詞的用法: 「~を詰め込む」というときは目的語(詰め込む対象)が必要です。

    例) pack in a lot of activities

  • 自動詞的用法は少ない: 多くの場合は「pack in + 目的語」の形をとります。

  • イディオム的な用法: 「pack it in」という形で「諦める/もうやめる」の意味が強いです。


    • このときの “it” はしばしばスラング的に置かれる代名詞で、「その物事すべて」を指す曖昧な表現です。


  • フォーマル/カジュアル:


    • 「(人や物を) 詰め込む」という意味は、あまりフォーマル・カジュアルを問わず使えますが、文書で使う際は「cram in」や「fit in」を使うことも多いです。

    • 「やめる」の用法はかなりカジュアルなので、ビジネス文書やオフィシャルな場では避けるのが一般的です。



5. 実例と例文

以下では、日常会話、ビジネス、学術的な文脈でそれぞれ3つずつ例文を紹介します。

5.1 日常会話


  1. “We managed to pack in six museums during our trip to London!”


    • ロンドン旅行では、6つの美術館を詰め込むことができたよ!


  2. “I’m too tired. I think I’ll pack it in for the day.”


    • 疲れすぎたから、今日はもうやめておくわ。


  3. “They really packed in the guests at that party—it was so crowded!”


    • あのパーティは本当に人をたくさん呼んでて、すごい混雑だったよ!


5.2 ビジネス


  1. “We need to pack in more activities at the trade show to attract customers.”


    • 顧客を引きつけるために、その展示会ではもっとアクティビティを詰め込む必要があります。


  2. “The new product launch packed in the delegates from all over the country.”


    • 新製品のローンチでは、全国から代表者を大勢集めることができました。


  3. “With the budget cuts, some employees decided to pack it in and find new jobs.”


    • 予算削減のせいで、何人かの従業員は辞めて新しい仕事を探すことにしました。


5.3 学術的な文脈


  1. “The professor packed in a great deal of content into the one-hour lecture.”


    • 教授は1時間の講義に非常に多くの内容を詰め込みました。


  2. “To optimize research outcomes, they tried to pack in multiple experiments in a single day.”


    • 研究の成果を最大化するために、1日に複数の実験を詰め込むようにしました。


  3. “She considered packing it in after receiving multiple rejections, but her passion for the subject kept her going.”


    • 何度も拒否された後、彼女は研究を諦めようと考えたが、その分野への情熱が彼女を支え続けた。



6. 類義語・反意語と比較

類義語


  1. cram in (ぎゅうぎゅうに詰め込む)


    • ほぼ「pack in」と同義だが、やや「無理やり詰め込む」感が強い。


  2. squeeze in (時間・空間を「こじ開けて」入れる)


    • 「どうにかしてねじ込む」というニュアンス。


  3. fit in (うまく収まるように入れる)


    • 「うまく(スケジュールなどに) 収まる」感じ。多少余裕がある響き。


  4. give up / quit (やめる)


    • 「pack it in」のカジュアル表現をフォーマルに言い換えるならこちら。


反意語


  • spread out


    • 「一つひとつを広げて配置する」「分散させる」という意味。


  • carry on / continue (続ける)


    • 「やめる」の反対で「続ける」。



7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号 (IPA)


    • アメリカ英語: /pæk ɪn/

    • イギリス英語: /pæk ɪn/ (大きな違いはありませんが、地域によっては母音の微妙な違いがあります)


  • アクセント


    • 「pack」に強勢がきます: “PACK in”。


  • よくある発音の間違い


    • “pack” の /æ/ の音を /ʌ/ や /ɑː/ と混同しないように注意する。

    • “in” は /ɪn/ で、/iːn/ (イーン) とは区別すると自然です。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 綴り間違い: “pack” を “pac” や “pak” と書いてしまうことがあるので注意。

  2. 同音異義語・紛らわしい表現: “back in” (戻るの意) と読み間違えてしまわないように。

  3. 試験対策: TOEICや英検などで、「詰め込む」「やめる」の句動詞問題として出ることがあります。二つの意味を混同しないようにしましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「pack」は「荷造りをする」「箱詰めする」というイメージ。

  • 「in」は「中に入れる」イメージ。

  • そこから「たくさんの人やものを詰め込む」→「もう無理だからやめる」という二面性が生まれると覚えるとイメージしやすいです。

  • 勉強テクニックとしては、実際に「pack in ...」で例文をいくつか作って、声に出して覚えるといいでしょう。


以上が、動詞句「pack in」の詳細な解説になります。意味が複数あり、特に「やめる」の用法はカジュアルである点に注意してください。限られた時間や場所に大量の何かを押し込むイメージと、「もう無理!」と投げ出すイメージをセットで覚えておくと活用しやすいでしょう。ぜひ例文を自分でも作ってみてください。

意味のイメージ
pack in

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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