最終更新日:2024/06/11
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彼らは去年結婚した。

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元となった辞書の項目

married

形容詞

『結婚した』,夫婦の,結婚で結ばれた / 既婚者

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解説

以下では、形容詞「married」について、できるだけ詳しく解説します。


1. 基本情報と概要

英単語: married

品詞: 形容詞 (Adjective)

意味(英語): having a husband or wife

意味(日本語): 既婚の、結婚している状態を示す

「married」は「結婚している、既に配偶者がいる」ことを表す形容詞です。「私は結婚しています」と言いたいときは “I am married.” と表現します。日常会話でもよく使われますが、「既婚の人」というニュアンスを伝える場合にぴったりな単語です。

活用形

形容詞なので時制変化はありませんが、文脈に応じて以下のような表現を使います。


  • be married (既婚である)

  • get married (結婚する) → 動詞の marry を使った表現

  • married to (〜と結婚している)

他の品詞への派生形


  • 動詞: marry (結婚する) → “She will marry him next year.”

  • 名詞: marriage (結婚) → “Their marriage is strong and loving.”

  • 形容詞: marital (結婚の、夫婦間の) → “marital status (配偶者の有無)”

CEFRレベル目安: A2 (初級)

→ 日常会話で「あなたは結婚していますか?」「私は結婚しています」など、基本的な自己紹介や質問で広く使われる単語です。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • marry(動詞)+ 過去分詞形 -ed → married

    動詞「marry」は「結婚する」という意味を持ちます。それを形容詞化したのが「married」です。

派生語や類縁語


  • marriage (名詞): 結婚

  • marital (形容詞): 結婚の、夫婦間の

よく使われるコロケーション(共起表現)10選


  1. be married to …

    (…と結婚している)

  2. get married

    (結婚する)

  3. happily married

    (幸せな結婚をしている)

  4. remain married

    (結婚した状態を続ける)

  5. newly married

    (新婚の)

  6. married couple

    (既婚のカップル、夫婦)

  7. stay married

    (婚姻関係を維持する)

  8. married life

    (結婚生活)

  9. married name

    (結婚後の名字)

  10. be married with children

    (子どもがいる既婚者である)


3. 語源とニュアンス

語源


  • 「marry」はラテン語の “maritare” (結婚させる) に由来するといわれています。中世フランス語 “marier” を経由して英語に取り入れられました。

ニュアンスや使用時の注意点


  • 「married」は日常会話・文書問わず広く使われる、ごく一般的な単語です。基本的にカジュアルな場面でもフォーマルな場面でも問題なく使うことができます。

  • 「get married」はイベントとして「結婚する」という動詞句として使われる一方、「married」は「すでに結婚している状態」を指す形容詞です。「I got married last year.」(私は昨年結婚しました) と「I am married.」(私は結婚しています) は意味が異なります。


4. 文法的な特徴と構文


  1. be動詞 + married


    • “I am married.”

    • “They are married.”

      状態を表すため、be動詞と一緒に使われることが多いです。


  2. get married


    • “I got married.”

      これは動詞 “marry” の受動的・状態変化を強調する表現で、「結婚する」という意味を表すフレーズです。


  3. married to + 人


    • “I’m married to John.”

      “married” に「結婚相手」を示す場合に “to” を使う点は、学習者がしばしば間違えやすいポイントです。

      (× I’m married with John. → 誤用)


  4. 可算・不可算の区別


    • 「married」は形容詞なので、名詞のような可算・不可算の区別はありません。


  5. フォーマル/カジュアル


    • どの場面でも使えるオールラウンドな形容詞です。ただし「I am married to him.」などはどんなシーンでも通じますが、よりカジュアルには “I’m married” と短く言うことも多いです。



5. 実例と例文

5.1 日常会話での例文(3つ)


  1. “Are you married?”

    「あなたは結婚していますか?」


  2. “I’ve been married for five years.”

    「結婚して5年になります。」


  3. “My sister just got married last weekend!”

    「私の姉(妹)は先週末に結婚したばかりだよ!」


5.2 ビジネスシーンでの例文(3つ)


  1. “It’s important to inform HR if your marital status changes from single to married.”

    「独身から既婚に変わった場合は、人事部に報告することが大切です。」


  2. “She updated her insurance details after she got married.”

    「彼女は結婚後、保険の詳細をアップデートしました。」


  3. “Married employees can opt for different benefit plans.”

    「既婚の従業員は、異なる福利厚生プランを選択できる場合があります。」


5.3 学術的・フォーマルな文脈での例文(3つ)


  1. “The survey indicated that 60% of respondents were married.”

    「調査によると、回答者の60%が既婚者であることがわかりました。」


  2. “Married couples often report higher rates of financial stability.”

    「既婚のカップルは、経済的安定性が高いと報告されることが多いです。」


  3. “In demographic studies, the classification of married versus single is crucial.”

    「人口統計学の研究では、既婚と独身の区別が極めて重要です。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (Synonyms)


  • wedded (古風あるいは文語的)

    意味は「結婚している」ですが、現代ではあまり使われません。


  • hitched (口語・スラング気味)

    「結婚している」をくだけて言う際に使われることがあります。


→ 「married」と比べると、「wedded」はよりフォーマル・文語的、「hitched」はカジュアルでスラング寄りの表現です。一般的に「married」が最も広く使われます。

反意語 (Antonyms)


  • single (独身の)

  • unmarried (結婚していない)

→ 「single」は最も一般的に使われる「独身」の表現です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /ˈmærid/ (アメリカ英語), /ˈmærɪd/ (イギリス英語もほぼ同じ)

  • アクセント: 単語の最初の音節「mar-」に強勢があります。

  • アメリカ英語とイギリス英語の違い: 大きな差はありませんが、アメリカ英語では語末の /d/ がやや明瞭に発音される傾向があります。

  • よくある間違い: “merry” (/ˈmɛri/)「楽しい」と混同しがちです。スペルは似ていますが、発音も意味も大きく違います。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. “married with …” の間違い


    • 「私は〜と結婚している」と言いたいときに “I’m married with John.” としてしまうミスが多いですが、正しくは “I’m married to John.” です。


  2. “get married” と “be married” の混同


    • “get married” は「結婚する(という行為)」、 “be married” は「結婚している(状態)」なので使い分けに注意。


  3. スペルミス


    • 「mariage」「merried」などと誤って書いてしまう例があります。


  4. TOEIC・英検などの試験出題


    • “married” は頻出単語ではないものの、自己紹介や状況説明の際にしばしば出てきます。「marital status」(配偶者の有無) に関する問題で出題されることもあるので要チェックです。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「married」の始まり “mar-” は “marry (結婚する)” とスペルが似ていますし、字面から「結婚」を連想しやすいです。

  • “I’m married to Mary.” のようなシンプルな例文を覚えると、前置詞 “to” とセットで記憶に残せます。

  • 語尾の「-ed」は「結婚という出来事が既に起きて、状態が継続している」ことを連想させると覚えやすいでしょう。


以上が「married」の詳細解説です。日常生活やビジネス、フォーマルな場面まで幅広く使える基本的な形容詞ですので、混同に気をつけて使いこなしましょう。

意味のイメージ
married
意味(1)

結婚した,夫婦の,結婚で結ばれた

意味(2)

既婚者

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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