最終更新日:2025/06/24

The party was lively with music and dancing.

正解を見る

パーティーは音楽とダンスで生気にあふれていました。

編集履歴(0)
元となった辞書の項目

lively

副詞

『生気にあふれた』,活気のある(vigorous) / 陽気な(cheerful) / 独創的な(creative) / (色彩などが)鮮やかな(vivid) / (描写が)真に迫った / (ベールが)よくはずむ / 元気よく/早く,急いで

このボタンはなに?

パーティーは音楽とダンスで生気にあふれていました。

このボタンはなに?
解説

以下では「lively」を“副詞”として捉え、できるだけ詳細に解説します。ただし、実際には「lively」は現代英語では形容詞として使われることが圧倒的に多く、副詞用法はやや古風・文語的です。学習者向けには副詞としてよりも、主に形容詞として目にすることが多い点に注意してください。


1. 基本情報と概要

意味(英語・日本語)


  • 「lively (adv)」: (やや古風・文語的) 元気よく、活発に、素早く

  • 「lively (adj)」: 活発な、元気な、生き生きとした

日本語でのニュアンス


  • 副詞としては「活発に、勢いよく、キビキビと」という意味があります。現代ではあまり一般的ではなく、少し古い文章や表現で使われることが多いです。

  • 形容詞としては「活気のある」「にぎやかな」という意味の方がよく使われます。

品詞と活用


  • 品詞: 副詞 (ただし形容詞として使われるのが主流)

  • 活用形に関しては、一般的な副詞は変化形をとりませんが、形容詞の「lively」には比較級・最上級は基本的に用いられません。“more lively / most lively” という形も文脈によっては使われますが、やや冗長な印象があります。

他の品詞時の例


  • 形容詞: lively (最も一般的)


    • 例) a lively discussion (活発な議論)


  • 名詞形(派生語): liveliness (活気、活発さ)

CEFRレベル


  • 「lively (adj)」はB1レベル(中級)程度で出てくることがありますが、

  • 「lively (adv)」としての用法は比較的文語的・古風なため、C1~C2(上級~最上級)レベルの文献や文芸作品で目にする可能性があります。


2. 語構成と詳細な意味

語構成


  • 語幹:live(生きる、生き生きした)

  • 接尾辞:-ly(形容詞/副詞化の接尾辞)


    • しかし、形容詞としての「lively」は、もともと “alive” の名残をもつ古英語由来の形容詞です。副詞としては、語源的には「live + -ly」で「生き生きとした状態で」のニュアンスがあります。


関連語


  • alive(形容詞): 生きている

  • live(動詞): 生きる

  • lifelike(形容詞): 本物そっくりの

  • liveliness(名詞): 活発さ、元気さ

よく使われるコロケーションや関連フレーズ(10個)

以下は副詞「lively」というより、形容詞「lively」のコロケーションが多くなります。副詞用法は珍しいので、形容詞の例が主です。


  1. a lively debate(活発な議論)

  2. a lively personality(元気な性格)

  3. lively music(活気のある音楽)

  4. lively atmosphere(にぎやかな雰囲気)

  5. lively conversation(生き生きとした会話)

  6. lively color(鮮やかな色)

  7. to move lively (古風): 素早く動く

  8. to dance lively (古風):元気よく踊る

  9. lively crowd(活気のある観客)

  10. lively pace(活発なペース、テンポの速い進み方)

※ 7番、8番のように “lively” を副詞的に用いる例は、非常に古い文章か詩的表現で見られます。


3. 語源とニュアンス

語源


  • 古英語の “līflīc” (生きている様子の、活発な) に由来します。live(生きる)という概念とセットになっており、「命や活気がある様子」の意味合いを強く含みます。

  • 副詞としての「lively」は後から形容詞「lively」から転じた用法とされ、歴史的文献では「活発に」「素早く」の意味で使われてきました。

ニュアンスと使用時の注意点


  • 副詞としては現代ではほとんど用いられず、使うと文語調か古典文学の響きを帯びます。

  • 形容詞としては「活気がある」「元気がいい」というポジティブなニュアンスで、口語でもビジネスパーソンでも幅広く使うことができます。

使われるシーン


  • □ 副詞(lively): 歴史的文章、詩、文学的表現

  • □ 形容詞(lively): 日常会話や書き言葉(カジュアル~フォーマル問わず)


4. 文法的な特徴と構文


  1. 副詞「lively」は、動詞や形容詞を修飾する際に用いられますが、現代英語では非常に稀です。


    • (古式) “He spoke lively from the stage.”(彼は舞台から活気に満ちて話した)

    • ただし多くの辞書はこの用法を「古風・方言的」と扱います。


  2. 形容詞「lively」は修飾対象の名詞を前から修飾します。


    • “The town has a lively atmosphere.”(その町には活気のある雰囲気がある)


文法上のポイント


  • 可算・不可算: 形容詞のため、この区別はありません。

  • 他動詞・自動詞: 動詞ではないので該当しません。

  • 複数形や時制変化: 副詞にも形容詞にもありません。


5. 実例と例文

ここでは、副詞としての用例と、学習者がよく目にする形容詞としての用例の両方を入れています。

(1) 日常会話


  1. (副詞) “He jumped lively off the couch when he heard the news.”


    • ニュアンス: ちょっと古風。「彼はそのニュースを聞いて、勢いよくソファから飛び起きた。」


  2. (形容詞) “My sister has a lively personality.”


    • 「私の姉(妹)はとても元気な性格をしているんだ。」


  3. (形容詞) “It’s always a lively scene at the local café on weekends.”


    • 「週末の地元のカフェはいつもにぎやかだよ。」


(2) ビジネス


  1. (形容詞) “We had a lively discussion about the new marketing strategy.”


    • 「新しいマーケティング戦略について、活発な議論をしました。」


  2. (形容詞) “Her presentation was lively and engaging.”


    • 「彼女のプレゼンテーションは生き生きとしていて、引き込まれるものだった。」


  3. (副詞・古風) “He responded lively to consumer feedback.”


    • やや不自然かつ古風。「彼は消費者の声に対して活発に(素早く)対応した。」


(3) 学術的・文芸的


  1. (副詞) “The author portrays his characters lively in this historical novel.”


    • 文語調。「この歴史小説では、著者は登場人物を生き生きと描写している。」


  2. (形容詞) “A lively debate ensued after the controversial paper was published.”


    • 「その物議を醸す論文が発表された後、活発な討論が行われた。」


  3. (形容詞) “Critics praised the lively dialogue in the playwright’s new work.”


    • 「批評家たちは、その劇作家の新作の生き生きとした会話表現を高く評価した。」



6. 類義語・反意語と比較

類義語 (synonyms)


  1. energetic(エネルギッシュな)

  2. vibrant(活気に満ちた)

  3. animated(生き生きとした)

  4. spirited(元気いっぱいの)

これらは形容詞としての「lively」とほぼ同じ意味を持ち、ポジティブなニュアンスです。

副詞として置き換える場合は、それぞれに対応する副詞:


  • energetically(活発に, 積極的に)

  • vibrantly(鮮やかに, 活気をもって)

  • animatedly(生き生きと)

  • spiritedly(元気よく)

反意語 (antonyms)


  1. dull(退屈な)

  2. sluggish(のろい、活気のない)

  3. lethargic(無気力な)


7. 発音とアクセントの特徴

発音記号 (IPA)


  • イギリス英語 (BrE) /ˈlaɪv.li/

  • アメリカ英語 (AmE) /ˈlaɪv.li/

※ アクセントは “lai” の第一音節に置かれます (LAI-vlee)。

発音上の注意


  • 最初の “l” と “v” の子音が続くため、日本語話者には “l” と “r” の混同に注意が必要です。

  • 語尾の “-ly” は [li] と短く発音します。


8. 学習上の注意点・よくある間違い


  1. 形容詞と副詞の混同


    • “lively” は形容詞がメイン。「活気のある」と言いたい時に使います。

    • “lively” を副詞として使うのは非常に古風・文語的なので、現代では “in a lively manner” などの別表現か、あるいは “energetically” などの別単語を使うことが多いです。


  2. スペルミス


    • “live” のあとに “-ly” を書き足すだけと思われがちなため、まれに “lively” を “livly” と綴り間違えることがあります。


  3. 同音異義語との混同


    • “lively (ライヴリー)” は “delivery (デリバリー)” などと混同しやすいときがあります。アクセント位置に注意しましょう。


  4. 試験での出題傾向


    • TOEICなどのビジネス英語試験では、形容詞としては頻出(“lively debate,” “lively discussion” など)。

    • 副詞として出題されることは稀です。



9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 「live + ly」と見ると、「生き生きした様子」を思い浮かべやすいです。

  • 同じ語幹を使う “alive”(生きている)と結びつけると、「生命力のある・活気のある」という意味が連想できます。

  • 覚えるときは「ライヴに行くと、活気にあふれている“lively” 雰囲気」とイメージすると定着しやすいかもしれません。


まとめ

「lively」は、もともと「元気な」「活気のある」という形容詞として広く用いられています。副詞用法は古めかしく、現代英語では形容詞で使うことがほとんどです。副詞で使う場合、「活発に、勢いよく」といった意味をもつものの、現代では他の副詞(“energetically” など)に置き換えられることが多い点を意識してください。形容詞としての「lively」の中心的意味や使用シーンをしっかり押さえておくと、日常会話からビジネスシーンまで幅広く活用できます。

意味のイメージ
lively
意味(1)

生気にあふれた,活気のある(vigorous)

意味(2)

陽気な(cheerful)

意味(3)

独創的な(creative)

意味(4)

(描写が)真に迫った

意味(5)

(ベールが)よくはずむ

意味(6)

元気よくはやく,急いで

意味(7)

(色彩などが)鮮やかな(vivid)

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

編集履歴(0)

ログイン / 新規登録

 

アプリをダウンロード!
DiQt

DiQt(ディクト)

無料

★★★★★★★★★★