元となった辞書の項目
hiking
解説
1. 基本情報と概要
単語: hiking
品詞: 名詞 (gerund/動名詞に由来する名詞)
- 英語での意味: The activity of going for long walks, especially in the countryside or mountains.
- 日本語での意味: 目的地に向かって山や森などの自然の道を歩き続けること、ハイキング。
「hiking」は、自然や山道などを長時間歩くアクティビティ(レクリエーション)を指します。「散歩」というよりは、もう少し本格的な山歩きやトレッキングに近い感覚で使われることが多い単語です。余暇や健康のために使うことが多いので、カジュアルなニュアンスで使われます。
活用形
- 「hiking」は名詞として使われます。動詞の「hike」から派生しています。
- 動詞「hike」
- 現在形: hike / hikes
- 過去形: hiked
- 現在分詞: hiking
- 過去分詞: hiked
- 動詞「hike」
- 他の品詞例:
- 形容詞的用法: “hiking boots” (ハイキング用のブーツ)
- 動詞の例: “I like to hike in the mountains.”
- 形容詞的用法: “hiking boots” (ハイキング用のブーツ)
CEFRレベルの目安: A2(初級)
- A2: 初歩的な英単語・短い文章を理解できる段階で触れる可能性がある単語です。観光シーンや余暇の話題として扱われます。
2. 語構成と詳細な意味
- 語幹: hike
- 「hike」自体に「長距離を歩く」という意味があります。
- 「hike」自体に「長距離を歩く」という意味があります。
- 接頭語・接尾語: “-ing” が動名詞化する際に付く接尾語で、活動としての「ハイキング」という意味を持たせています。
派生語や類縁語
- hiker (名詞): ハイキングする人
- hike (動詞): ハイキングをする、長い距離を歩く
よく使われるコロケーション(10個)
- go hiking(ハイキングに行く)
- enjoy hiking(ハイキングを楽しむ)
- hiking trail(ハイキングコース)
- hiking gear(ハイキング装備)
- weekend hiking(週末のハイキング)
- hiking companion(ハイキング仲間)
- hiking boots(ハイキング用の靴)
- hiking destination(ハイキングの目的地)
- hiking club(ハイキングクラブ)
- hiking trip(ハイキング旅行)
3. 語源とニュアンス
- 語源: “hike” は19世紀頃に使われ始めたとされ、当初は軍隊の行進や重い荷物を担いで歩くことを指すこともありました。やがて娯楽としての「山歩き・自然散策」というニュアンスが強くなりました。
- ニュアンス: “walk” と比べるとより長い距離や自然の中に入って行くイメージがあります。アメリカやカナダなどでは特に山や丘陵地帯を歩くときによく使われます。
- 使用時の注意点:
- カジュアルな会話でよく使われる。
- 公式文書では「trekking」や「rambling」(特にイギリス英語)など別の単語を使う場合もありますが、観光案内や自然を楽しむ文脈では “hiking” が一般的です。
- カジュアルな会話でよく使われる。
4. 文法的な特徴と構文
- 名詞(不可算扱い)
- “I love hiking.” のように「ハイキングという行為全体」をさすときは不可算名詞として扱います。
- ただし “a hiking trip” のように「一つのハイキング旅行」のように、冠詞とともに使うと、具体的イベントとして可算名詞的に言及することも可能です。
- “I love hiking.” のように「ハイキングという行為全体」をさすときは不可算名詞として扱います。
一般的な構文:
- “go + gerund” の定番表現: go hiking, go swimming など。
- 例: “Let’s go hiking this weekend.”
- 例: “Let’s go hiking this weekend.”
- 形容詞修飾: “weekend hiking,” “mountain hiking,” “overnight hiking” など。
- “enjoy + gerund”: “I enjoy hiking.”
- “go + gerund” の定番表現: go hiking, go swimming など。
フォーマル/カジュアル
- 日常会話やカジュアルな文脈でよく使われます。
- 文章でも「自然散策」という意味合いで使われる場合がありますが、よりacademicな文脈では “trekking” “mountaineering” などに置き換えることもあります。
- 日常会話やカジュアルな文脈でよく使われます。
5. 実例と例文
(1) 日常会話
- “Let’s go hiking tomorrow if the weather’s good.”
- (明日天気が良ければハイキングに行こうよ。)
- (明日天気が良ければハイキングに行こうよ。)
- “Do you prefer hiking alone or with friends?”
- (一人でハイキングするのと友達と一緒に行くのと、どっちが好き?)
- (一人でハイキングするのと友達と一緒に行くのと、どっちが好き?)
- “I'm thinking of buying new hiking boots this weekend.”
- (今週末、新しいハイキングブーツを買おうと思ってるんだ。)
(2) ビジネス場面
- “We organized a team-building hiking trip last weekend.”
- (先週末、チームビルディングのためにハイキング旅行を企画しました。)
- (先週末、チームビルディングのためにハイキング旅行を企画しました。)
- “Our corporate retreat includes hiking activities in the nearby mountains.”
- (私たちの社内リトリートでは、近くの山でハイキングを含むアクティビティがあります。)
- (私たちの社内リトリートでは、近くの山でハイキングを含むアクティビティがあります。)
- “The employees voted for hiking as the main outdoor activity this quarter.”
- (今期のメイン屋外活動として社員はハイキングを選びました。)
(3) 学術的な文脈
- “Studies show that regular hiking can improve cardiovascular health.”
- (定期的なハイキングは心血管の健康を改善することを示す研究があります。)
- (定期的なハイキングは心血管の健康を改善することを示す研究があります。)
- “Ecologists often observe wildlife behavior during hiking surveys.”
- (生態学者はハイキング調査中に野生生物の行動を観察することがよくあります。)
- (生態学者はハイキング調査中に野生生物の行動を観察することがよくあります。)
- “The park administration suggests implementing new hiking guidelines to protect the fragile ecosystem.”
- (公園管理局は脆弱な生態系を保護するため、新しいハイキングガイドラインを導入することを提案しています。)
6. 類義語・反意語と比較
類義語
- trekking(トレッキング)
- より長期かつ本格的な山歩きを指すことが多い。装備も本格的で、何日にもわたる場合がある。
- より長期かつ本格的な山歩きを指すことが多い。装備も本格的で、何日にもわたる場合がある。
- walking(ウォーキング)
- 日常的な歩行や散歩を指したり、やや軽めの運動として使われることが多い。
- 日常的な歩行や散歩を指したり、やや軽めの運動として使われることが多い。
- rambling(散策)
- イギリス英語で、田園地帯などをぶらぶら歩くイメージ。より気軽で距離はそこまで長くない場合が多い。
- イギリス英語で、田園地帯などをぶらぶら歩くイメージ。より気軽で距離はそこまで長くない場合が多い。
反意語
- 特に明確な「反意語」はありませんが、あえて言うなら “sedentary lifestyle”(座りがちな生活) が対極の概念と言えます。
7. 発音とアクセントの特徴
- 発音記号(IPA): /ˈhaɪkɪŋ/
- アメリカ英語: [háɪ·kɪŋ]
- イギリス英語: [háɪ·kɪŋ]
- アメリカ英語: [háɪ·kɪŋ]
- アクセント: 「ハイ」に強勢がきます (HI-king)。
- よくある発音の間違い:
- /h/ を弱く発音して “iking” のように聞こえないよう注意。
- “-ing” の語尾を /ɪn/ や /iŋ/ など、正しく /ɪŋ/ の鼻音を意識すると伝わりやすいです。
- /h/ を弱く発音して “iking” のように聞こえないよう注意。
8. 学習上の注意点・よくある間違い
- スペルミス: “hicking” や “hikking” などとつづりを間違えやすいです。
- 同音異義語との混同: 特にありませんが、-ing 形の単語全般と混同しないように注意。
- 試験対策:
- TOEICや英検などでは、趣味や余暇活動を表す単語として出題されることがあります。
- “go hiking” のような “go + gerund” の形は頻出です。
- TOEICや英検などでは、趣味や余暇活動を表す単語として出題されることがあります。
9. 記憶に残るヒントやイメージ
- “hike” の語感は “ハッ”と力強く始まり、長く歩くイメージを思い浮かべると覚えやすいです。
- 「ハイク」の中に “I” が入っているので、“I go hiking!”(私はハイキングに行く)と自分を主語に入れて覚えても良いです。
- 自然や山のイメージと結びつけて想像すると、アウトドアで気持ちよく歩いているビジュアルが浮かび、そのまま単語の意味を覚えやすいでしょう。
以上が名詞 “hiking” の詳細解説です。自然の中を歩く気持ちよさを表現する単語なので、会話や旅行、余暇の話題で積極的に使ってみてください。
意味のイメージ
意味(1)
ハイキング