最終更新日:2025/07/06

The heat of the sun was unbearable.

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太陽の熱は耐えられなかった。

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元となった辞書の項目

heat

名詞

〈U〉熱さ, 暑さ / 熱度,温度 / 暖房装置 / 熱心, 《...の》最高潮 《of ...》

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太陽の熱は耐えられなかった。

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解説

1. 基本情報と概要

単語: heat

品詞: 名詞 (主に不可算名詞として使われますが、文脈によっては可算名詞的用法もあります)

英語の意味:


  • Heat: the quality of being hot; high temperature.

    (物体や場所、環境などがもつ「熱さ」や「高い温度」を指します。)

日本語の意味:


  • 「熱」「暑さ」「熱度」

    「何かが熱を帯びている状態や、気温が高いこと、熱エネルギーといったニュアンスで使われます。」

学習者にとっては、「あつさ」「ねつ」といった日本語に対応し、非常に基本的な単語です。日常会話から科学の文脈まで幅広く使われます。

活用形および他品詞形


  • 名詞 (不可算名詞):heat (例: The heat is unbearable today.)

  • 可算名詞用法 (競技などの「予選」「ヒート」):(例: He won the first heat in the swimming race.)

  • 動詞:heat (加熱する) 例: to heat something(何かを温める)


    • 現在形:heat / heats

    • 過去形・過去分詞:heated

    • 現在分詞:heating


  • 形容詞:heated (熱くなった、白熱した)


    • 例: a heated argument(白熱した議論)


CEFRレベル: B1(中級)

比較的日常会話でも使われる語ですが、抽象的・専門的な文脈(例えば科学や議論の比喩表現)では、やや上級者向けの理解が必要です。


2. 語構成と詳細な意味


  • 語構成


    • 「heat」は短くシンプルな語形で、特筆すべき接頭語・接尾語はありません。

    • 語幹「heat」は「熱」「暑さ」を表すコアの意味を持ちます。


  • 派生語・類縁語


    • heater(名詞): 暖房器具

    • heated(形容詞): 熱した、または激した(感情など)

    • heating(名詞): 暖房、加熱


  • よく使われるコロケーション(共起表現)10選


    1. heat wave(熱波)

    2. body heat(体温)

    3. heat index(体感温度)

    4. beat the heat(暑さを乗り切る)

    5. heat stroke(熱中症)

    6. intense heat(強烈な暑さ/熱)

    7. dry heat(乾燥した暑さ)

    8. transfer heat(熱を伝える)

    9. lose heat(熱を失う)

    10. apply heat(熱を加える)



3. 語源とニュアンス


  • 語源:

    「heat」は古英語の「hǣtu」から来ており、さらにゲルマン語派の語源「*haiti-」にさかのぼります。もともとは「温かさ」「暑さ」を表す意味で使われてきました。


  • ニュアンスや歴史的な使い方:


    • 物理的・科学的には「熱エネルギー」を示すことで、技術分野・学術分野でよく使われます。

    • 日常生活では、気温や天候の「暑さ」、あるいは料理の「加熱」を表すのに登場します。

    • 比喩として「議論がヒートアップする(熱を帯びる)」など、感情や雰囲気が激しくなることにも使われます。


  • 使用時の注意点:


    • 「heat」はフォーマル・カジュアル問わず使えますが、感情面で「heated argument」のように使うと、感情的で白熱した状態を強くアピールする語感になります。

    • 「暑さ」の意味で日常会話に頻出しますが、科学などの文書でもそのまま「熱」という専門用語として扱われます。



4. 文法的な特徴と構文


  • 可算・不可算の区別


    • 不可算名詞(一般的な「熱」「暑さ」):The heat is intense today.

    • 可算名詞(競技のヒート・予選などのラウンド):He finished first in the third heat.


  • 一般的な構文・イディオム


    • take the heat: 責め・非難を引き受ける

    • 例: I’ll take the heat for the mistake.(そのミスの責任は私がかぶります)

    • in the heat of the moment: その場の勢いで

    • 例: He said something rude in the heat of the moment.(その場の勢いで失礼なことを言ってしまった)

    • if you can’t stand the heat, stay out of the kitchen: プレッシャーに耐えられないならやめたほうがいい(ことわざ)


  • フォーマル/カジュアルの使い分け


    • 日常会話のカジュアルな場面:It’s so hot! I can’t stand this heat!

    • フォーマルなレポート・アカデミックな場面:We measured the sample’s heat capacity using a calorimeter.



5. 実例と例文

(1) 日常会話での例文


  1. “I can’t believe how intense the heat is today! It’s boiling outside.”

    (今日はなんて暑いんだろう!外がまるで沸騰してるみたい。)


  2. “We should drink plenty of water to handle this heat.”

    (この暑さに対処するために水をたくさん飲むべきだよ。)


  3. “The heat in my apartment is broken, so it’s freezing in here.”

    (アパートの暖房が壊れていて、ここはめちゃくちゃ寒いんだ。)


(2) ビジネスシーンでの例文


  1. “The workers need protective gear to avoid heat-related injuries in the factory.”

    (工場の作業員は、熱に関連するケガを避けるために防護具が必要です。)


  2. “Our new device can withstand extreme heat and pressure.”

    (弊社の新しい装置は、極端な高温と圧力に耐えることができます。)


  3. “We should map out the data using a heat map to see the sales trends clearly.”

    (売上トレンドをより明確に把握するために、ヒートマップでデータを可視化すべきです。)


(3) 学術的な文脈での例文


  1. “Heat is a form of energy transferred between systems due to a temperature difference.”

    (熱とは、温度差によってシステム間で移動するエネルギーの一形態です。)


  2. “The specific heat capacity of water is quite high compared to other substances.”

    (水の比熱容量は、他の物質と比較してかなり高いです。)


  3. “We studied heat transfer in different metal alloys under controlled lab conditions.”

    (私たちは実験室で管理された条件下で、さまざまな金属合金の熱伝達を研究しました。)



6. 類義語・反意語と比較


  • 類義語 (Synonyms)


    1. warmth(暖かさ)


      • 「暖かい感じ」というニュアンスが強く、「heat」ほど強烈なイメージはありません。


    2. high temperature(高温)


      • 直接的に「温度が高いこと」を指す表現。技術的・学術的に使われることが多いです。


    3. passion(情熱)


      • 比喩的に置き換える場合がありますが、通常は感情面での「熱さ」を示します。



  • 反意語 (Antonyms)


    1. cold(冷たさ・寒さ)

    2. chill(冷え、寒気)

    3. coolness(涼しさ、冷静さ)


使い分けの例


  • “heat” vs. “warmth”: “warmth”はやわらかく心地よい暑さ/暖かさを表す場合が多い。

  • “heat” vs. “cold”: 真逆の意味として非常によく対になる言葉です。


7. 発音とアクセントの特徴


  • 発音記号(IPA): /hiːt/

  • アクセント:


    • 1音節の単語なので、頭から強く発音する形です。


  • アメリカ英語とイギリス英語:


    • どちらも /hiːt/ ですが、アメリカ英語ではやや「ヒート」に近く、イギリス英語は「ヒート」の「ト」を少し弱めに発音する場合があります。


  • よくある発音ミス:


    • “hit”(/hɪt/) との混同。母音をしっかり伸ばして「ヒー」と言うように意識しましょう。



8. 学習上の注意点・よくある間違い


  • スペルミス: “heat” を “heet” と書いてしまう場合があります。

  • 同音異義語との混同: 厳密な同音異義語はありませんが、「hit」と混同しやすいので要注意。

  • 試験対策: TOEICや英検のリスニングで「He’s heating the soup.」など発音が聴き取りづらい場合があります。聴き取れずに「He's hitting the soup?」と間違わないように気をつけましょう。

  • 文脈把握: 「熱波」「熱エネルギー」「熱中」「白熱」など、文脈によって日本語での表現が変わるため、注意深く意味をつかみましょう。


9. 記憶に残るヒントやイメージ


  • 語感のイメージ: 「ヒーター(heater)を使うと熱(heat)が出る」と関連づけると覚えやすいです。

  • スペリングのポイント: 「hear(聞く)」に似ていますが、「r」が入っていないことに注意。「heart(心)」から「r」を抜くと「heat」になり、「心の中には熱がある」とイメージできるかもしれません。

  • 勉強テクニック:


    • 似たつづりの単語とセットで覚える:eat(食べる)→ heat(加熱する、自分が「食べる(eat)」前に「熱(heat)」を加える、の連想)。

    • 例文を音読したり、身近な「heat」シーン(暑い日、湯沸かし、ストーブなど)をイメージすると定着しやすくなります。


以上が名詞「heat」の詳細解説です。日常会話から専門的な会話まで多彩に使われる単語ですので、しっかり使い方を覚えておくと便利です。ぜひいろいろな文脈で練習してみてください。

意味のイメージ
heat
意味(1)

〈U〉熱さ,暑さ,熱い状態

意味(2)

〈U〉熱度,温度

意味(3)

〈U〉(家などの)暖房装置

意味(4)

〈U〉熱心,熱烈;(物事の)最高潮《+of+

意味(5)

〈U〉(エネルギーとしての)熱

意味(6)

〈U〉(雌の)発情(in heatとして使う)

意味(7)

〈U〉プレッシャー,圧力;(警察の)追跡

意味(8)

〈C〉(競技の)1回,1ラウンド

英和例文問題 / 基礎英単語(CEFR-J A2)

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